ドイツの老人たち

もう数年前になるが、妻と一緒に日本に帰国したときに彼女が面白いことを言っていたのを思いだした。

その時われわれは日本滞在のほとんどの部分を東京、京都といった都会で過ごしたのだったが、彼女の印象では 「日本では外を歩いている老人が少ないわね」ということだった。そういわれて思い返してみると確かに東京などでは杖をついて歩いているお年寄りはあまり見なかったような気がする。

しかしドイツは全くそんなことはなく朝夕の通勤時間を除けばかなりの老人が街中を歩いている。中には写真のように杖をついている人たちもいるがそれでも時にはうるさいくらいに元気である。(^_^;)

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新しい iPad を手にしてからブリギッテはどこへ行くにもそれを持っていくのだが、今日は Tram の停車場で彼女が撮したスナップ写真を見せてくれた。。2人の老女の声高な開けっぴろげな会話が聞こえてくるようななんともいい写真である。2人とも足が弱っているのだろうか杖を持ってはいるがなかなかどうして迫力満点である。

白髪の女性が持っている黒いビニール袋にはなんと “Madonna” という文字が!これに気がついたとき、わたしはたまらず吹き出してしまった。

それでも女性に較べたら街を歩いている男性の老人は少ない。女性の方が元気だというのは万国共通なのだろう。わたしは80歳、90歳になっても元気で街を歩けるような年寄りになりたい。(^_^)

映画・「博士の愛した数式」を観た

木曜日・晴れのち曇り / 最高気温22度

7時10分起床。今日もわたしは完全休日だった。年金生活者になったらこのような毎日なんだろうな、という感覚を少しだけ味わったような気がする。今日は昼寝をしなかったから一日がとても長く感じた。(笑)

ブリギッテはいつもより少し遅い8時半頃に家を出ていった。そのあとあまり時をおかずにウォーキングに出掛ける。昨日試してみて朝の早いうちに済ませておくのが精神的にも良いと思う。可能な限りこれからも早朝ウォーキングに切り替えていくつもりだ。7004歩・60分歩いて帰宅。

帰宅してからシャワーを浴び洗髪をしてサッパリとする。そしてメールチェックと Blog の巡回。そのあと友人とわたしには珍しく20分ほどの長電話。それから一昨日「カツ丼」を食べに行って振られた「円」に再挑戦することにして家を出たのは1時少し前。なんと、今日も一昨日と同じ断り書きの看板が掛かっていてガックリ。わたしは一昨日だけのことだと思っていたのだがよ〜く読み返してみるとそうは書いてないようだ。

そのうちにお腹が空いてきたので、帰宅途中 Wettersteinplatz 近くのギリシャ料理店で昼食を済ませてきた。ここはしばらく振りの訪問だが量が多いばかりで味の方は感心しなかった。わたしが歳をとったせいかもしれないが、そろそろ「肉〜!」という感じの料理から遠ざかる時期にきているのかも知れない。

午後3時過ぎに帰宅し、レンタルしてあった日本映画「博士の愛した数式」を観る。これは本を読んでいてとても好感を持った作品だったので映画はどうかなと少し不安だったが、良かった。

6時過ぎからアイロン掛けを少々。今日は4枚のシャツだけだったのですぐに終了。夜になって曇り始めた。今にも雨が降りそうである。

久しぶりにプローベに出る

水曜日・曇りときどき晴れ / 最高気温22度

8時10分起床。わたしが目を覚ましたときにはブリギッテは既に出社してしまっていた。昨夜は午前3時頃に一度トイレに起きたのだがそのあとはグッスリと眠ってしまったらしい。前夜21時以降にビールやワインを飲まなければ夜中に起きることはないのだが、やはり飲んでしまう。どちらをとるべきか、このあたりも老いとの戦い(協調)だろうと思う。

天気予報では今日も昨日のようにめまぐるしく変わる様相だったので、起き抜けに顔を洗っただけでウォーキングに出た。7116歩・62分を歩いて帰宅。そのあとゆっくりとシャワーを浴びた。昨日はちょっと食べ過ぎた感があるので朝食はブリギッテが作ってくれた果物のフレッシュジュースだけ。それだけでお腹も空かないので無理に食べることはないだろう。

最近はウォーキングの最中に目まいではないのだが、平衡感覚が少し薄れるときがあるような気がする。もしかすると血圧との関係かなと思ったりするのだが、測定してみると血圧はまあまあ正常値である。女性に更年期障害というのがあるように、男性にも老いへの階段があるのかもしれない。

お昼頃までメールチェックや Blog コメントへの返事などを書いていたらフワ〜ッと眠くなってきた。逆らわずにベッドに入り45分のタイマーをセットして昼寝。起き出してから、タマネギ入りオムレツと辛子明太子、で昼食。ご飯を食べ過ぎないように少し抑えた。ご飯はいつだっておいしいから食べたいのだが食べ過ぎるとそのあとの行動に差しつかえる。


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17時から Festspielgottesdienst の最初の練習があったので楽譜 (Nelson-Messe / J.Haydn) を棚から引っ張り出した。パラパラとめくると楽譜の間に挟まっていたチラシがあった。なんと、32年前に Wieskirche で歌ったときのものだった。懐かしい!

プローベは1時間でこの曲の気をつけなくてはならない部分だけをピックアップして練習。このミサ曲はかなりポピュラーなので同僚達も何度も歌っている曲だから練習はそんなに必要ではない。6月24日の本番の直前に3回のプローベをやるということでそれまで寝かせておくことになった。帰り道は Viktualienmarkt を突っ切って Fraunstraße まで歩き、そこからバス、トラムを乗り継いで帰宅。

2度の集中雨に振り回された

火曜日・曇りときどき雨 / 最高気温21度
7時10分起床。今日は朝から曇り空。プローベは来シーズンの出し物である “Babylon” だけ、そして夜の公演 “La Cenerentola” には乗っていないので完全休日であった。

今シーズン終了の7月31日までの予定を眺めてみると、わたしが乗っていないオペラの公演が多い。こうして8月からの年金生活に軟着陸できるというのは天の配剤であろうとありがたく思っている。(^_^)

ブリギッテが出掛けたあとシャワーを浴びて、さあウォーキングに出掛けようと思ったら空が急に暗くなりかなり激しい雨が降ってきた。今日の昼食は街へ出掛けて一度だけ食べたことのある「円」という料理屋さんへ行こうと計画していたのに。仕方なくご飯を炊いて残り物で済ませることにした。

ところがご飯が炊きあがった頃になって急に晴れ間が現れる。街へ出ることにした。トラムと電車を乗り継いでやっと「円」の前まで行ったら写真のような札が下がっていた。
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せっかく来たのだからとこの近くにあってまだ行ったことのない「串亭」という店に行ってみることにした。歩いても10分くらいの距離である。ここは営業していたので「カツ丼」を注文してみた。お昼の定食なのだがカツ丼に生野菜サラダと味噌汁が付いて8.9 € とリーズナブル。お肉が少し固かった以外は満足の行くものだった。

帰り道は Schellingstr. をブラブラと歩きながら地下鉄の駅まで。このあたりは昔から好きな街なのだがあまり来ることがい。今日はタップリと時間があるので Türkenstr. の本/ CD 屋さんを冷やかしたりしてゆっくりと帰宅。

家に着いてメールチェックをしたあと45分の昼寝。目が覚めたあと今度こそウォーキングに行こうとズボンを履き替えたらまたひどい雨が降ってきた。今度はアラレ混じりの激しい雨である。今日はついていない!

夕食は茄子と豆腐が冷蔵庫の中にあったので挽肉を解凍し、「麻婆茄子・豆腐」を作ってみた。ちょっと薄味だったが帰宅したブリギッテはおいしいと食べてくれた。

今日は末娘夫妻と BBQ

祝日・月曜日・晴れ / 最高気温22度
今日は Pfingstenmontag という祝日。わたしもブリギッテも3連休目である。お天気はすこし下り坂だったけれど夜まで快適な日だった。今日は末娘夫婦がやってきて夕方は今シーズン2回目の BBQ 。

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今朝は7時過ぎの目覚め。昨日はほとんど歩けなかったから今日は起き抜けに歩いてきた。7246歩・65分。おかげで今日は一日中「やるべき事はやった」という安堵感で過ごすことが出来た。帰宅してからテラスでの朝食。

お昼頃に末娘夫婦がやってきた。どうやら今夕 BBQ をやるから来いという誘いをブリギッテから受けていたらしい。それまでの時間を利用してカローラは日本へ出すお礼状の検索をわたしに頼んできた。午後になってときどき曇り空になったが日が暮れるまで気持ちの良いお天気だった。

夕方から始まった4人での BBQ の内容は前回とほとんど同じ。今日は焼き方を末娘の旦那に任せてわたしは食べる、飲むの方に専念できたので久しぶりに堪能できた。

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娘夫婦は8時半頃、まだ明るい中を自転車で帰っていった。上の写真はこのブログを書いている21時17分の景色である。

こちらに引っ越しました

2012年5月も間もなく終わろうとしています。2006年8月から続けてきたこの Blog も間もなく引っ越しをしなくてはならなくなりました。

iBlog というソフトを使ってブログ Mein erster Blog を書き始めたのは2003年12月でした。引き続き2006年8月からは “Thingamablog” というソフトを使って Mein zweiter Blog を書き始めて現在に至っています。

このたび Mein zweiter Blog を置いていたサーバ Mobile Me が閉鎖されることになりましたので引っ越しを余儀なくされました。幸い Mein erster Blog が置いてあるサーバ ロリポップ を今日まで継続して借りていましたのでそこへ戻るのが一番簡単かと思いそうすることに決めました。

そんなことを考えているところへ、今度は Mein zweiter Blog のコメントシステムを提供してくれていた JS-Kit から2012年10月でサポートを打ち切るという知らせがあったのです。いよいよ尻に火がついた感じがしました。

最初はすんなりとロリポップに引っ越しをして、これからはコメントシステムを ComCom さん作の プチシリーズから プチコメを使わせて貰おうと計画していました。その準備として JS-Kit からこれまでのコメントデータを XML ファイルでダウンロードしたのですが、これをプチコメに移植するのはわたしの力では無理であることに気がつきました。

考えてみればわたしも今年の5月1日から目出度く 年金生活者 になりました。(仕事の方はキリの良いところで7月31日のシーズン終了日まで続けます。)これがもうひとつの「終わり」です。

ロリポップのホームページを見てみると、以前からいろいろな人が使っていて良いなと思っていた WordPress をサポートしていて「 WordPress の簡単インストール」という記事を見つけました。これならわたしにもなんとか始められそうだし、困ったときにも Web 上でさまざまな情報が得られることが分かりました。

1.Mobile Me の終了
2.コメントシステムのサポート中止
3.定年退職
と3つの終焉が同事にやってきたということは、新しく事を始めよ! という天の声に思えます。(笑)

わたしの Blog にとって「神」と呼んでも良い方はCamCamさんと 僕は見ていたの OKAMURA さんのお二人です。これまで本当に大変お世話になってきました。この場を借りて心からお礼を申し上げます。このお二人の暖かいお心と助けがなかったらわたしの Blog は存在しておりません。しかしこれからは出来るだけこのお二人にご迷惑をかけずになんとか一人で歩いていきたいと願っています。

わたしの新しい Blog は3度目のものということで Mein dritter Blog という名前にしました。「わたしの三つめの Blog 」というそのまんまのタイトルです。(笑) 新住所はMein dritter Blogです。

今月の初め頃に WordPress をインストールしてようやく記事のアップロードが出来るようになっただけでまだ Blog の形にはなっていないのですが、これからゆっくりと形を整えていきたいと思っています。なにしろこれからは「毎日が日曜日」ですから時間だけはタップリとあるのです。(笑) 今後ともどうぞよろしくお付き合いください。

ブランチに招かれた

日曜日・快晴 / 最高気温21度
10時10分起床。今日も快晴の1日。11時から友人宅でのブランチに招かれていたのに確実に寝過ごしである。しかし10分遅れぐらいで到着して事無しを得た。そのあとは楽しい時間が過ぎていった。

わたしは一度6時過ぎに息苦しくて目が覚めた。起きるには早いので喘息のスプレーを使ったあとまたベッドに戻りそのあとは熟睡。目が覚めたらなんと10時10分過ぎ。ブリギッテは9時頃から北ドイツのおばさんへの定期電話をかけていたのだが、彼女も時間の経過を誤っていたらしい。それから大急ぎでシャワーを浴び身支度を調えて10時45分頃に家を出た。

幸い友人宅はわが家からそんなに遠くはないのでなんとか10分遅れぐらいで間に合った。わが家の古いSMARTは一応カブリオレなので(^_^;)オープンにして走ってちょうど良いくらいの気持ちの良い空気であった。

われわれの他にブランチに招かれていたのはいつも顔を合わせる二組の夫婦。並べられた料理はもちろん今が旬の白アスパラガス。食卓のある部屋から庭に続く扉は全て開け放たれていてときおりそよそよと気持ちの良い風が入ってくる。白アスパラガスに添えられるハム類も数種類用意されていてとてもおいしかった。

招かれていた一組の夫婦はわれわれと同じく日本人男性とドイツ人女性の組み合わせで年代もほぼ同じ。そして、彼たちの娘が6月にイタリアのトスカーナで結婚式を挙げるということで話題が盛り上がっていた。もう一組の夫婦は今日 Premiere を迎える Siegfried を観に行くということで午後3時頃にいなくなった。

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それと入れ替わりに招待主の娘夫婦が8ヶ月になる赤ちゃんを連れて来訪。そのあとはこの赤ちゃんがほとんど主役。楽しい時間を過ごしているうちに気がつくともう夕方の5時。慌てて辞去することになった。

今日はほとんどアルコールが入っていなかったので、家に着いてからまだ西の空に留まっている夕日を浴びながらWeißbier をテラスで楽しむ。全くお腹は空いていなかったのでソーセージをおつまみにして飲んだ。ずいぶん日が長くはなったが9時近くなるとさすがに空気が冷たくなってくる。家の中に入って赤ワインに切り替えた。明日の月曜日は祝日なので今夜はわたしもブリギッテものんびり。

ぐうたら亭主と働き者の妻

土曜日・快晴 / 最高気温19度
7時10分起床。今日も快晴の天気は維持しつつ徐々に気温が下がってきた。陽の当たるところにいるとちょうど快い。言い換えると日陰に入ったときには少々寒く感じるそんな天気だった。仕事は夜の公演だけ。

例によってブリギッテは彼女のお母さんを連れて週末の買い物へ出掛けた。わたしは午前中にウォーキングをしたかったのだけれど、彼女がすぐに戻ってくるような気がして、それを待ってからにしようと結局ダラダラと過ごしてしまった。彼女の帰宅はいつものように午後1時近くになってしまっていた。

ブリギッテは昨夜の BBQ で食べすぎたので昼食は抜くと言う。わたしはお腹が空いてきたので1人で残り物で済ませた。そのあと彼女は末娘のアパートに出向いて窓ふきをしてくると出掛けて行ったので、わたしはいつもの昼寝を45分間。先月結婚式を挙げた末娘は今、大学卒業試験のための準備中で新婚旅行もせずに最後の追い込みに掛かっている。アパートの掃除をしている時間も勿体ないということでブリギッテが掃除婦さん役を買って出たらしい。母親といいながらまあ良くやるものだと彼女の健康状態をハラハラしながら見守っている。

わたしは夕方5時45分頃に家を出て劇場へ向かった。わたしが出掛ける直前にブリギッテが帰宅。夜は友人の女医さん宅へ行って一緒にテレビを見る約束をしているとか。ポップ・ミュージックのヨーロッパコンテストらしい。このジャンルの音楽は彼女はほとんど知らないのだが、とにかく皆で集まってワイワイするのが楽しいらしい。全くタフな人だ。

夜の公演 ” i Capuleti e i Montecchi ” が終わって帰宅したのは23時。しかしブリギッテはまだ戻っていなかった。明日は日曜日、明後日の月曜日は祝日なので彼女にとっては3連休。羽根を伸ばしたい気持ちは良くわかる。(^_^)

” i Capuleti e i Montecchi ” の5回目(今シリーズ最後)

今シリーズ5回目 (最後) の公演。ソリスト陣は前回と同じく Giulietta 役は Anna Netrebko に替わり Eri Nakamura さんが歌った。彼女は今日午前中3時間にわたる “La Cenerentola” の舞台稽古があり Clorinda 役を歌い演じていたから、かなりの重労働だった。こういう時は舞台稽古をキャンセルするだけの勇気とエゴを持って欲しいと思うけれど、それができないところが日本人なのかもしれない。

今夜はわたしにとっても最後の” i Capuleti e i Montecchi “公演となった。特別な感慨はない。

Besetzung

Musikalische Leitung: Yves Abel
Inszenierung: Vincent Boussard
Bühne: Vincent Lemaire
Kostüme: Christian Lacroix
Licht: Guido Levi
Chor: Sören Eckhoff

Romeo: Vesselina Kasarova
Giulietta: Eri Nakamura
Tebaldo: Dimitri Pittas
Capellio: Ante Jerkunica
Lorenzo: Paul Gay

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

I Capuleti e i Montecchi から2012年5月26日に引用

今年初めての BBQ

金曜日・快晴 / 最高気温21度
7時起床。昨日は25度あった気温もすこし下がって実に爽やか。今年は気のせいだろうか「うるわしの五月」をより堪能できているような気がする。夕方から予定されていたプローベが中止になったので BBQ を楽しむことが出来た。

午前中のプローベは10時から11時半まで “Götterdämmerung” と “Wozzeck” の音楽稽古。今日はエキストラ合唱団も参加してのものだった。この時に知らされたのだが17時から予定されていた “Götterdämmerung” の舞台稽古が中止となった。その理由というのが演出家が寝違えてしまい首が回らないため、という笑えないような話。明後日の “Siegfried” を控えてそれに集中したいということの方が本当なんではないかとわたしは見たが。

今夕やるはずだった舞台稽古というのが、第一幕の演出。わたしにとって今回が3度目の新演出なのだがこれまでは男声合唱団が入るのは第2幕なのである。楽譜でもそうなっている。しかし今回の演出家は合唱団の中の26名を第一幕でもエキストラとして使いたいそうだ。もちろん合唱団としてはそれに反発したのだが、契約上は演出家に分がある。わたしは一応控えに入っているので今夕は出なくてはならなかった。それが中止になった。

11時半に終了して外へで見ると、本当に一年に数日有るか無いかという素晴らしく快適なお天気。そこで Regerplatz までの約30分間の距離を歩くことにした。頭の上まで緑で覆われた歩道のひんやりと乾いた空気の快さ、その下を流れる小川の水音、そしてもちろん小鳥のさえずりも聞こえて幸せな気分になれた。風も少しあったから葉擦れの音も加わってまるで天国気分である。 iPhone で記録した動画を貼り付けておく。歩きながらなのでかなり見づらいものになってしまった。

今夜は長女と彼女のボーイフレンドが参加しての BBQ をブリギッテが予定しているらしいので、昼食はインスタントラーメンだけで澄ませておく。そのあとお決まりの昼寝を1時間。コーヒーを飲んだあと同僚に貸して貰った CD を聴きながらアイロン掛け。

BBQ は7時半頃から始まった。太陽が沈んでからは少々寒かったけれど、用意しておいた肉類はすべて平らげて今シーズン最初の BBQ は成功。

不発弾と白アスパラ

木曜日・晴れ一時夕立 / 最高気温25度
7時10分起床。今日も良い天気の1日だった。夕方に一度雷雨があったけれどそれもすぐに上がった。今日は仕事が無かったのだが、同僚に頼んでいた「白アスパラガス」が届いたのでそれを受け取りに劇場まで往復した。

彼は数年前に入団した若い男なのだが、実家が白アスパラガスを栽培する地方の出身ということでこの時期になると「欲しい人はいるか〜」という回状が回ってくる。わたしは昨年試してみたのだがこれが新鮮でおいしかったから今年も頼むことにした。わが家に2Kg、義母に1Kg、隣家の医者夫婦に2Kg と合計5Kg 頼んでおいたのが今朝届いた。今日の早朝に収穫してその足でミュンヘンまで運んでくれたということでこれ以上に新鮮なものを手に入れるのはさすがに難しい。

ブリギッテは出社前に食料品の買い物をしていたので、それを受け取りに彼女の事務所に立ち寄り重い荷物を転がしながら帰宅。義母に白アスバラガスを届けたあとは今日は何も予定は無し。残り物の冷やご飯をチャーハンに仕立てて食べたあとゆっくりと昼寝。

目が覚めてしばらくしたら雷を伴った夕立となった。そういえば空気がいくぶん湿り気味だったなと思う。しかしそれも30分くらいの短い時間に終わってそのあとはきつい日射しとなった。夕方5時ぐらいまで待ったあと庭の芝刈りを始めた。今シーズン3度目である。


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しっかりと汗をかいたあとシャワーを浴びて洗髪。そのあとテラスに座って夕日を浴びながらのビールのおいしかったこと! ブリギッテはいつもよりすこし遅れて帰宅。TSV 1860 のスタジアムが現在取り壊されているのだが、そこから戦争のときの不発弾が見つかったそうで道路は一斉遮断状態、近くの住民には避難命令が出たそうだ。


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夕食はブリギッテが今朝収穫された新鮮な白アスパラガスを料理してくれた。

餃子に満足

水曜日・晴れ / 最高気温25度
7時起床。天気予報に反して今日は良く晴れた1日だった。仕事は夜の公演だけ。今日の昼食は末娘と餃子を食べに行くことを約束していた。

昼食を12時過ぎに約束していたので、朝食はお茶を飲むだけにしておいた。最近はあまり量を食べられないので昼食時にお腹を空かしておきたかった。

なぜ今日、餃子を食べることになったかというと、ラーメン店「匠」が水曜日だけ餃子を半額サービスしているのだ。それを劇場の同僚が先週教えてくれたので、それならと餃子大好きの娘を連れて行くことにした。

餃子は小振りのもの5個が一皿になっていて普段は4.8 € だが水曜日だけそれが2.4 € になる。今日は一度に4皿頼んだ。娘はそれにご飯を付けて貰い、わたしはつけ麺を別に頼んだ。わたしは1皿を食べ娘は残りの3皿を平らげた。それと娘の旦那にと2皿を持ち帰り用に包んで貰った。

2時少し前に帰宅して1時間の昼寝。昼食のときに Weißbier を飲んだのでとても気持ちの良い眠りだった。


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目が覚めてから現在庭に咲いている花の写真を撮る。2日前ほどから「シャクヤク」が咲き始めているのだが、これを写真にするのがうまくいかない。花びらがハレーションを起こしたみたいになるのだ。インターネットで検索してみたらレンズフードを付ければ改善されるということで試してみたのだが、そうでもないようだ。一本だけ咲いたケシの花はなんとか花びらの質感がそれらしく写せた。そんなことをしているうちに劇場へ出掛ける時間。

5時半頃に家を出たのだが Tram の中は西日を浴びてかなり蒸し暑い。公演は Anna Netrebko に替わった Eri Nakamura さんが大健闘で大きなブラボーを貰っていた。

” i Capuleti e i Montecchi “の4回目

昨日のエントリで書いたとおり、今日と26日の2回の公演を Anna Netrebko がキャンセルした。替わって登場したのはこの演出の Premiere を歌った  Eri Nakamura さん。前回のシリーズで歌っているので全く危なげなく立派な歌唱と演技を披露していた。

こういうときの通例で幕が上がる前に劇場側の責任者が舞台に立って挨拶(言い訳)を述べた。観客からはブーが出るかなと思って耳を傾けていたがそういう事はなく最後には拍手までも出ていた。切符代金の50%を返却するというストラテギーが受け入れられたのだろうか。

Besetzung

Musikalische Leitung: Yves Abel
Inszenierung: Vincent Boussard
Bühne: Vincent Lemaire
Kostüme: Christian Lacroix
Licht: Guido Levi
Chor: Sören Eckhoff

Romeo: Vesselina Kasarova
Giulietta: Eri Nakamura
Tebaldo: Dimitri Pittas
Capellio: Ante Jerkunica
Lorenzo: Paul Gay

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

I Capuleti e i Montecchi から2012年5月23日に引用

久しぶりに「いなり寿司」を作る

火曜日・晴れのち小雨 / 最高気温20℃
7時起床。天気予報ではあまり多くを望めなかったのだが、日中は太陽が出て気持ちの良い日となった。久しぶりにという感じで午前中のプローベに出る。そのあとの半日は在宅。

10時から “La Cenerentola” と”Wozzeck” のプローベがあった。両方ともわたしは今回は乗っていないのだが音楽稽古には出なくてはならない。正直に言ってあまり身が入らない。11時半に終了して帰宅。

昼食は残りご飯があったので、冷蔵庫の中の「辛子明太」「 錦松梅 」「昆布の佃煮」でサッと済ませた。そしていつもの昼寝。目が覚めてからレンタルしておいた映画を観る。今日は「柳生一族の陰謀」。お金も掛かっていて丁寧に作ってはあるが結末はなんだか拍子抜け。気分転換にとウォーキングに出掛ける。

帰宅してからアイロン掛け。自分のシャツが5枚ほど、ブリギッテのブラウスが1枚、そして布巾が5枚とそれほど多くはなかった。次にやったのは「いなり寿司」作り。酢飯を作る課程で配合を間違えたようで甘みの少ないものになってしまった。失敗作である。

ブリギッテは退社後イタリア語コースがあって9時過ぎの帰宅。夜になって小雨が降ってきた。

Anna Netrebko のキャンセル

Twitter のTL で先ほど知ったのだが、明日(23日)と26日の” i Capuleti e i Montecchi “の公演を Anna Netrebko がキャンセルしたそうだ。
主役級の歌手がキャンセルするのは別に珍しいことではないのだが今回の場合チケット代金の50%を返却するというアナウンスが出たことだ。これはわたしもあまり記憶がない。

Bitte beachten Sie die Umbesetzung für diese Vorstellung! Bereits gekaufte Karten können nicht zurückgegeben werden, die Bayerische Staatsoper erklärt sich jedoch aus Kulanzgründen bereit, 50% des Kartenpreises zurückzuerstatten. Die Originaleintrittskarten können nach Besuch der Vorstellung inklusive Formular innerhalb von fünf Tagen (Eingangsdatum) beim Kartenverkauf eingereicht werden oder direkt nach der Vorstellung inklusive Formular beim Einlasspersonal abgeben werden. PDF-Formular zum Download Rückerstattungsformular (für die Vorstellung am 23.05.) sponsored by Koproduktion mit der San Francisco Opera Termin Mittwoch, 23. Mai 2012 Nationaltheater 19.00 – ca. 21.50 Uhr Dauer: 2 Stunden 50 Minuten, 1 Pause Preise T: 264 / 230 / 190 / 148 / 104 / 60 / 28 / 20 Freier Verkauf Bitte beachten Sie: Pro Kunde können jeweils nur vier Karten verkauft werden! a-u-s-v-e-r-k-a-u-f-t

I Capuleti e i Montecchi から2012年5月22日に引用

今回のチケット代金は Anna Netrebko が歌うということでかなり高く設定されていた。最高額がなんと264 € である。その内訳は以下の通り。

264 € / 230 € / 190 € / 148 € / 104 € / 60 € / 28 € / 20 €

ハッキリ言ってべらぼうな額である。どういう根拠でこういう値段設定になったのかはわたしにも分からないが Anna Netrebko に払うギャラが高いからというのがその最も大きな理由だろう。そしていつもの事ながら切符は完売であった。 しかし今回の目玉であった Anna Netrebko がキャンセルしたとなるとこの値段設定はほとんど意味を持たなくなる。

劇場側が50%の払い戻しをするという背景には、 Anna Netrebko 目当てで切符を買った怒れるチケット購入者に納得して貰うということと同事に、今後も Anna Netrebko とのつながりを保っておきたいという意図があるのではないか。もし、劇場側が今回のキャンセルに関してほおかむりをしたとしたら確実にその怒りは劇場に向けられ、今後、高額切符購入者の足は離れていったことだろう。

今日も素晴らしい五月

月曜日・曇り / 最高気温24度
7時半起床。午前中は曇り空だったけれど午後から晴れた。今日は合唱団の休日だったのでゆったりと。夕食はいつも世話になっているブリギッテの叔父さんと同伴者を招いて HAGURUMA でおいしく食べた。

ブリギッテが8時過ぎに出勤してからもわたしはパジャマ姿のままメールチェック。そのあとシャワーを浴びて、ウォーキングへ。雨が降ってきそうな空模様だったが空気はムワッと暖かくてその中を 8111歩・71分歩いて帰宅。

昼食は味の素から出ているインスタントラーメン「親方ラーメン・醤油味」というのをはじめて食べてみた。トッピングは昨夜の残り物のウサギ肉。なんだかはっきりしない味で思ったよりもサッパリしていた。そのあとは1時間の昼寝。


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目が覚めてから、買い置きが切れていた Erdinger Weißbier を買いに車を走らせる。3時過ぎのこの時間は太陽が照りつけてはいても清々しい。それから夕方6時頃まで庭の草花の写真を撮ったり、メールの返事を書いたりして過ごす。

7時に HAGURUMA でブリギッテの叔父さんと彼の同伴者を招いて食事。この叔父さんには昔からいろいろとお世話になっている。9時半頃にお開きとなり帰宅は10時過ぎ。

これぞ五月の天気

日曜日・晴れ / 最高気温25度

7時半起床。暑くなく寒くなくすがすがしい日曜日だった。今夜は夜の公演もなかったから、ゆったりと一日を楽しんだ。

朝眼が覚めたときには既に素晴らしい天気。この分だと午後は暑くてウォーキングには適さないかもしれないと思い、早朝ウォーキングをすることに決めた。今日はシャワーを浴びずに顔をブルぶるっと洗っただけで家を出る。いつもよりもすこしだけ欲張って 8494歩・77分を歩いて帰宅。帰宅してから気持ちよくシャワーを浴びた。


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ブリギッテが北ドイツのおばさんへの定期長電話を終わったあと、テラスで遅い朝食。さすがに10時を過ぎていたから日陰でももう寒さは感じない。テラスの片隅に置いた「鉢植えの朝顔」が10個くらいの花を咲かせていた。先日の冷え込みで葉っぱは可哀想なくらいに打撃を受けているが花はしっかりと咲いてくれた。

わたしの気持ちとしては先日行って好印象だったTherme Bad Aiblingに午後から行こうかと思ったのだが、ブリギッテが今日はすることがあるようなので口には出さなかった。夜になってからそのことを言うと案の定「言ってくれたら行ったのに」という返事。(^_^;)

午後1時ぐらいから2人で昼寝。わたしは1時間ぐらい眠ったようだ。外出しなかった分、2人とも今日はゆっくりと疲れをとることが出来たからそれで良しとする。

夕食はブリギッテがウサギの肉をオーブンで焼いてくれた。わたしはその前に6時頃からサラミソーセージを肴にビールを飲み始めていたので料理が出来た頃にはあまりお腹が空いていなくてちょっと残念だった。食べられる量は確実に減っている。

夕食のあとはテレビでニュースを見、そのあとの実にくだらないドラマ(^_^;) を見て今日も終わった。

暑いくらいの上天気

土曜日・晴れ / 最高気温23度
8時起床。日向にいると暑いと感じるほどの素晴らしい天気となった。今夜は” i Capuleti e i Montecchi “の3回目の公演が夜にあったのだが、同事にミュンヘン郊外のスタジアムではチャンピオンズリーグの決勝戦が行われていた。結果は PK合戦の末に地元 FC Bayern München が敗れるという残念な結果になった。

今日はちょっとした行き違いがあって朝食時に軽い夫婦喧嘩。われわれの知人夫婦と Viktualienmarkt で合流し軽い食事をしようと約束していた。彼たちとは11時に会う約束だとわたしは思っていたのだがブリギッテは13時に約束したと言う。わたしは夜の公演があるので13時に同意することは絶対に無かったはずだが、彼女はわたしが13時に同意したと言い張る。水掛け論である。

冷静になって考えてみれば今夜はチャンピオンズリーグの決勝戦がミュンヘン郊外のスタジアムである。そのためにミュンヘン市内はサポーターが溢れていてもしかすると危険かもしれない。知人夫婦に電話してそのことを告げ今日の出会いは取りやめということになった。

妥協案としてブリギッテだけが知人夫婦と散歩がてら昼食をするということになってわたしは家に残ることにした。しかし素晴らしい天気なので、ブリギッテが出掛けたあと、わたしは6845歩・62分のウォーキング。そのあとはお決まりの昼寝を1時間。

5時半過ぎに家を出て劇場へ。今夜はストリーミング放送もある” i Capuleti e i Montecchi “の3回目の公演。全ては特に問題もなく進行していった。10時過ぎに公演が終了して帰宅してみると今夜のチャンピオンズリーグの決勝戦は延長戦に入っていた。最後の PK合戦を見ることが出来たがイギリスのチェルシーが勝利した。出来れば地元の FC Bayern München に勝って欲しかったが、それほどガッカリしたということではない。

” i Capuleti e i Montecchi “の3回目

今シリーズ3回目の公演。ソリスト陣の配役に変更は無し。今夜の公演はストリーミング配信があったそうだが舞台上ではいつも通りに事が進んでいった。わたしの見たところではテノールの Dimitri Pittas の歌唱に気合いが入っていたように感じた。

Besetzung

Musikalische Leitung: Yves Abel
Inszenierung: Vincent Boussard
Bühne: Vincent Lemaire
Kostüme: Christian Lacroix
Licht: Guido Levi
Chor: Sören Eckhoff

Romeo: Vesselina Kasarova
Giulietta: Anna Netrebko
Tebaldo: Dimitri Pittas
Capellio: Ante Jerkunica
Lorenzo: Paul Gay

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

I Capuleti e i Montecchi から2012年5月19日に引用

週末の始まり

金曜日・晴れ / 最高気温20℃
7時起床。2週間にわたる犬の “PABLO” の滞在が終わりすこしホッとしている。日中は明るい光が差してはいたがそれほど暖かいとは感じなかった。久しぶりに一人になったという気がして日中は気ままな時間を楽しんだ。

今日は合唱団の休日。朝食のあとブリギッテが犬の “PABLO” を連れて出社。居なくなってみると彼がわれわれの生活の確かな時間と空間を占領していたことを感じる。メールチェックを終わったあとウォーキングへと家を飛び出した。自分のテンポで好きな距離だけ歩けるというのはなんと素敵なことだろうと改めて感じる。8099歩・71分を歩いて帰宅。

帰宅するとちょうどお昼時だったので、先日購入してきたインスタントラーメン(とんこつラーメン)と残り物のご飯で「かに玉チャーハン」を作って食べる。炭水化物の取り過ぎであるのは自覚しているのだがおいしいものは仕方がない。

いつもならここで昼寝ということになるのだが、先日レンタルしておいた日本映画を二本立てで見てしまった。一本目は時代劇、二本目は現代劇。昔少年だった頃の映画館を思い出してしまった。あの頃は二本立て上映が普通だったのだ。 

夕方7時頃にブリギッテが帰宅。彼女も “PABLO” を店主の元に返してホッとしているようだった。おまけに週末でもある。

Twitter のTLでバリトン歌手 Dietrich Fischer-Dieskau が亡くなったことを知った。またひとつの時代が終わった感じがする。

父の日

木曜日・祝日・晴れ / 最高気温13度

9時起床。今日は Christhimmelfahrt というカトリックの祝日、そしてドイツでは 父の日ということだ。夜の公演はバレエだったので完全休日。のんびりとさせて貰った。

6時頃に1度目が覚めたのだが二度寝をして起きたのは9時過ぎだった。外は明るい光が溢れていて良い天気。シャワーを浴びてから犬の “PABLO” を散歩に連れ出した。散歩から戻ると先日結婚したばかりの末娘が来ていた。今日が「父の日」ということで来てくれたらしい。3人の娘たちからは昨日のうちにチョコレートの詰め合わせがプレゼントとして届いていた。

3人でゆっくりとした朝食をとったあと、昨日購入したロストロポービッチのCDを聴いてみる。今日は家人が居たので大音量で聴けなかったから細かい部分までは分からなかった。日を改めて聴いてみよう。

午後、ブリギッテと末娘は “PABLO” を連れて森への散歩に出掛けたのでわたしはその間、昼寝を楽しんだ。夕食には末娘の旦那も現れて4人での食事。のんびりとして良い「父の日」だった。

久しぶりに LP を買う

水曜日・雨のち曇り / 最高気温8度
7時半起床。朝から雨模様の寒い1日だった。必然的に着るものも2ヶ月ほど前に逆戻り。しかし明日からはまた持ち直しそうだ。午前中のプローベに出て、夜は” i Capuleti e i Montecchi ” の2回目の公演があった。

午前中のプローベは10時半から始まっていて最初の45分は “Babylon” なのでわたしは休憩後の11時半からの参加。30分だけ “Götterdämmerung” をやって解放された。


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10時に家を出てプローベの前に BECK に立ち寄り、欲しかった CD を買った。支払いを済ませて売り場を立ち去ろうとしていたら珍しく LP が売られているのが目に入った。1枚だけ立てかけてあって、それが180g の重さでプレスされたということが記されていたから買ってみた。中古の LP はときどき見て回って買うことはあるのだが新品のものはもう10年以上も買ったことがない。

帰宅してから昨日作ったカレーの残りを暖めておいしく食べた。すこし食べ過ぎるぐらい食べてそのあとはお決まりの昼寝。タイマーを40分に掛けて気持ちよく眠る。

夕方は5時半過ぎに家を出て劇場へ。この頃には雨も上がっていたので Max-Weber-Platz から歩くことが出来た。気温はあいかわらず低いので風邪をひかないようにしっかりと着ていった。公演の終了は22時過ぎ。今夜はブリギッテが女性だけの誕生祝いに招かれていて犬の “PABLO” を義母の処に預けていったから、わたしが Tram を途中下車して引き取ってきた。

明日は祝日、明後日は合唱の休日と2連休なので今夜はなんとなくゆったり。

” i Capuleti e i Montecchi “の2回目

2回目の公演となるとオケもソリスト陣も合唱団も全てにわたってこなれてきて、ギクシャクした点が解消され運びがスムーズになる。自然と演じている方も楽しくなってくるし、集中力が上がる。良い公演だった。

Besetzung

Musikalische Leitung: Yves Abel
Inszenierung: Vincent Boussard
Bühne: Vincent Lemaire
Kostüme: Christian Lacroix
Licht: Guido Levi
Chor: Sören Eckhoff

Romeo: Vesselina Kasarova
Giulietta: Anna Netrebko
Tebaldo: Dimitri Pittas
Capellio: Ante Jerkunica
Lorenzo: Paul Gay

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

I Capuleti e i Montecchi から2012年5月16日に引用

病欠

火曜日・晴れ / 最高気温18度
7時起床。ここ数日は夜中に息苦しくなって目が覚めることが続いていたのだが、昨夜もそんな感じで朝起きたときも頭がボーッとしていた。幸い今日のプローベは休んでも支障がないようなので今日は自宅でおとなしくしていることにする。

それでもギリギリまでどうしようかなぁと迷っていたのだが、8時過ぎに合唱の事務所に電話連絡(留守録)をしたあとは吹っ切れて休日気分になった。それからお昼頃まではウツラウツラとしていた。この時間、外は明るい五月の光が溢れていてちょっと損をしたような気がしないでもない。

台所に来てみるとカレー・ルーと「いなり寿司のもと」の袋が並んで置いてあった。これはブリギッテが作って欲しいという意思表示なのかもしれないし、わたしもそろそろカレーが食べたいと思っていたので作ることにした。冷凍庫の中に鶏肉があったのでそれを解凍して使う。

午後は居間の窓際に椅子を移して太陽の光を浴びながらすこし眠ったようだった。宅配便の届いた音に起こされて、そのあと義母の処まで “PABLO” を散歩がてら歩く。その帰り道に昨夜不在届けがあった郵便物を受け取って帰宅。歩いたのは往復でも30分ほどだったのだが、疲れてしまってまた居間で寝入ってしまった。

夕方6時過ぎからサラミをつまみにビールを飲み始めてようやくいつものペースに戻ったような気がする。ブリギッテは仕事のあとでイタリア語のコースに行ったので9時過ぎの帰宅。

晴れたけれど空気は冷たい


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月曜日・晴れ / 最高気温13度
8時起床。今日はプローベ開始時間が11時だったのですこし朝寝を楽しんだ。きれいに晴れた1日だったが、空気はけっこう冷たかった。午前と夕方の2回のプローベがあった。先週購入してきた鉢植えの「朝顔」が冷害にやられたような葉の様子なので気温を調べてみたらなんと明け方5時の気温はマイナス1度だったようだ。

午前中のプローベは10時から始まっていたのだが、最初の練習プログラムである “Babylon” は来シーズン当初に来るオペラなので今年いっぱいで定年退職するわたしは出なくても良いわけ。すこし寂しい感じもしたが同僚にどういうオペラなんだ?と聴いたら「モーゼとアロンのような感じだ」ということで、それなら歌わなくて幸いと思った。どうも現代曲というのは苦手。

というわけでわたしは11時から参加。その内容は “Wozzeck” だけでこれにもわたしは乗っていないので楽譜を見ておくだけ。11時半に終了して帰宅途中に日本食品店の MIKADO に立ち寄りインスタントラーメンを購入してきた。

家に着いてから残りの冷やご飯で「かに玉チャーハン」を作り、これも残り物の味噌汁に卵を割り入れておいしく食べた。そのあとはお定まりの昼寝。目覚めてから台所の整理整頓・掃除をして4時過ぎに家を出る。

夕方のプローベは最初の45分を “La Cenerentola” 。これは作品そのものが面白いのでやっていても楽しい。しかしこれにもわたしは今シリーズからは乗っていないので(若い同僚達にバトンタッチ)気楽なものである。同僚達の何人かが1度に病気になったときでもないと出なくても良いだろうと思う。


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今日は出掛けるときに一眼レフデジカメを持って家を出て望遠ズームの練習をしてきた。自分の気に入った良い写真を撮るのはつくづく難しいものだと改めて思った。

母の日は五月の爽やかな天気となった

日曜日・晴れ / 最高気温13度
8時起床。雨降りの昨日とは違って今日は朝から清々しい1日で大気はちょっと冷たいと感じるほど。母の日だった。

朝食にはブリギッテのお母さんを招いて一緒に食べる。ここまでは義母にとっての母の日で、11時過ぎに末娘と長女がやってきてここからはブリギッテ自身の母の日。

家の中が女性だらけになり何かと騒々しくなってきたのでわたしは義母の iPad に末娘の結婚式の写真をインストールすという理由で留守になっている義母の家に避難する。(^_^;) ブリギッテが先日誤って義母の iPad の写真を消してしまったので、わたしが義母のMacから再インストールすることになった。これがけっこう時間が掛かってしまった。

午後4時過ぎに帰宅して簡単な遅い昼食をとり、そのあとは昨夜行われたサッカーの Deutsche Pokal 録画を観る。昨夜のうちに5-2でドルトムントが勝ったということを知っていたが、最初の香川のゴールを観るのは楽しみだった。ドルトムントの方が圧倒的に動きが良くて戦略もしっかりとしていたからあれだけの大差がついたのだろう。FC Bayern München は今週の土曜日にチャンピオンズリーグの決勝戦を控えているのだが、このままではちょっと心許ない。

夕食は末娘の旦那もやってきて義母、末娘夫婦、、わたしら夫婦の5人でテーブルを囲んだ。ブリギッテは昨日からケーキを焼いたり食事を作ったりで、わたしの目にはあまり母の日を満喫しているようには見えないのだがそれでも楽しそうにしていた。義母も今日はゆっくりと夜の10時頃まで滞在していったからそれなりに楽しかったのだろう。

真夏日から一転して寒い雨の1日

土曜日・雨 / 最高気温12度
7時10分起床。ベッドの上で眼が覚めたときにかなり大きい雨音を聞いた。天気予報では雨が降るとは言ってなかったのに。午前中にプローベがあり、夜はしばらく振りの” i Capuleti e i Montecchi ” の公演があった。

眼が覚めたときに雨音が聞こえるというのはなんとも憂鬱なものである。おまけに今日は10時からプローベがあった。しかし、わたしが家を出る9時過ぎには雨の勢いもずいぶんおさまってきていて、 Max-Weber-Platz から劇場まではいつもの通りに歩くことが出来た。

午前中のプローベは “La Cenerentola” で休憩無しの1時間で終了。そのあと Ludwig Beck に立ち寄りジュゼッペ・ディ・ステファノのCD を2枚購入してきた。土曜日だというのに店の中は閑散としていて寂しい限り。会計の女性とちょっと話をしたらやはりインターネットの影響で客ががた落ちしていると言っていた。

家に着いてからご飯を炊き、味噌汁を作りタマネギ入りのオムレツといただき物の[辛子明太子][ 錦松梅 ][昆布の佃煮]を並べた昼食を作った。ちょうど出来上がる頃にブリギッテが買い物から帰宅したので一緒に食べる。そのあとは疲れて2人とも昼寝。

眼が覚めると小雨の降る中をブリギッテが庭仕事をしている。彼女が見つけて買ってきた 朝顔の鉢植えをテラスに並べたり、育った植物の鉢を一回り大きなものに移したりの作業をしている。風邪などひかなければよいがと心配になった。わたしはドイツで始めて朝顔の鉢植えを見たが、はたしてドイツの気候で育つのだろうか。

夜は久しぶりの” i Capuleti e i Montecchi ” で今夜は主役二人に Vesselina Kasarova Anna Netrebko が並んだ。チケット代金がグンと跳ね上がったそうだがそれでも多分売り切れだろう。

Anna Netrebko が素晴らしい歌唱と演技だったが、相手役の Vesselina Kasarova もこれまでで一番気合いが入って良い歌唱だった。男声ソリスト陣もそれぞれに立派な出来。

” i Capuleti e i Montecchi “の1回目

今回の目玉はジュリエッタ役を歌う Anna Ntrebko 。わたしはこれまで彼女の生の舞台を観ていてそんなに感心することはなかった。しかし、今夜は脱帽。素晴らしい集中力とどこまでも余裕を感じさせる歌唱と役作りは秀逸だった。フレーズの構成の仕方にわたしの大好きだったミレッラ・フレーニの様式感が垣間見られたことが、これまでの彼女にたいする印象が一変した理由かもしれない。

Besetzung

Musikalische Leitung: Yves Abel
Inszenierung: Vincent Boussard
Bühne: Vincent Lemaire
Kostüme: Christian Lacroix
Licht: Guido Levi
Chor: Sören Eckhoff

Romeo: Vesselina Kasarova
Giulietta: Anna Netrebko
Tebaldo: Dimitri Pittas
Capellio: Ante Jerkunica
Lorenzo: Paul Gay

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

I Capuleti e i Montecchi から2012年5月12日に引用

再び真夏日

金曜日・快晴 / 最高気温30度
7時10分起床。今日は昨日に勝る素晴らしい天気となったがわたしにはちょっと暑すぎた。ミュンヘンで30度を超える日(真夏日)というのは本当に数えるほどしかないから貴重なのだが・・・。さいわい今日は日中に舞台稽古があっただけ。久しぶりにテラスでの暮れゆく夕べを楽しめた。

今日は11時から” i Capuleti e i Montecchi ” の舞台稽古があった。新しく参入したソリストも2人いたし、合唱団もしばらく演じていなかったからこれは絶対に必要だった。動き出してみると懸念していたよりもスムーズに身体も反応したし歌詞も出てきた。舞台というのはそういうものなのだろう。14時までの予定だったがトントンと事が運んで13時半頃には終了。

今日は犬の “PABLO” を引き取ってわたしが家に連れて帰る約束になっていた。劇場近くから Max-Weber-Platz まで歩いたのだが日中でいちばん暑い時間だったからさすがの “PABLO” も歩く気力なし。 Tram に乗った途端にグタッとしていた。(笑)

わたしも立ちっぱなしの舞台稽古、そして炎天下 Max-Weber-Platz まで20分ほど歩いたからかなり消耗していて帰宅してからまずは昼寝。午後5時にタイマーをセットしておいて、眼が覚めてから 今年2回目の庭の芝刈り に取りかかった。しっかり汗をかいて30分ほどで終了。

シャワーで汗を流したあとテラスで Weißbier をグビリ! 西の空に沈む太陽にときどき眼をやり徐々に暑さが薄れていく時間を楽しみながらのビールは最高である。7時半過ぎにブリギッテが疲れた様子で帰宅。生野菜サラダをメインにした簡単な夕食を終えたあとも、暗くなる9時半頃まで夏の外気を楽しんだ。

暑かった

金曜日・快晴 / 最高気温27度
7時10分起床。数日ぶりの快晴、そして暑かった!体感温度は30度ぐらい。こんな日は陰のある側の歩道を選んで歩くことになる。今日も午前中と夕方にプローベがあった。

ここ数日は午前4時とか5時とかに1度目が覚めてしまう。年齢のせいだと割り切ってしまえばそれで良いのだが、やはりたまには朝まで目覚めずにグッスリと眠りたいものだと思ってしまう。


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午前中のプローベは11時半からと遅い開始だったのでゆったりとした朝を過ごすことが出来た。しかしその時間の大半は土曜日に来る” i Capuleti e i Montecchi “の楽譜とにらめっこ。10時半頃の Tram に乗って出掛けたのだが早くも Tram の中はムワッとする暑さだ。太陽が差し込まない側に座って Regerplatz まで。そこで下車して劇場まで歩いた。

プローベの内容は “Götterdämmerung” 、” i Capuleti e i Montecchi “とやって、今日は “La Cenerentola” が続いた。13時に終了して外に出るとかなりの暑さだ。昼食は行きつけのケバブ屋さんで食べる。帰宅してすぐにベッドに入り45分の昼寝。

今日の午後は庭の芝刈りをやろうと計画していたのだが、あまりの暑さに中止。義母から預かった彼女の iPad に末娘の結婚式の写真などをインストールしているうちにまた出掛ける時間となった。夕方5時過ぎに家を出て Max-Weber-Platz まで Tram に乗りそこから劇場までを歩く。

7時にプローベが終了して帰宅。途中で久しぶりに LUDWIG BECK の CD 売り場に立ち寄ってみたが閑散としたものだった。やはり売れていないのだなという感じ。帰宅して夕食はブリギッテが作ってくれた魚料理+大根おろしをテラスで食べる。夜も9時を過ぎると戸外はさすがに寒い。

結婚記念日(31回目)

水曜日・曇りときどき晴れ / 最高気温21度
7時起床。今日はどうもはっきりしない天気だった。午前中に2時間(実は1時間40分くらいだった)、夕方から1時間半のプローベがあった。今日はわれわれ夫婦が 31年前に教会で結婚式を挙げた日

午前中のプローベの内容はあいかわらず “Götterdämmerung” と” i Capuleti e i Montecchi “の二つ。終わってからブリギッテの働く事務所に立ち寄り、昼食に誘い出す。結婚記念日だが今夜はゆっくりと食事の出来る時間も無いということで。

簡便なしかし気に入っているイタリア料理店で、昼休み中の勤め人などが好んで食べているところ。たいした量を食べたわけではないのだが、帰宅する頃にはクラクラするほどに眠かった。そういえば今日は朝からそんな感じだった。

手洗い、うがいを済ませてすぐにベッドに横になる。1時間半ほどグッスリと眠って午後3時頃に起きた。いつもより眠った時間が長すぎたせいか起きたあともスッキリとしない。夕方は6時から” i Capuleti e i Montecchi “のオーケストラ合わせ。

今回のシリーズは Vesselina Kasarova とテノールで Tebaldo 役の Dimitri Pittas 以外は新しいソリストが入っている。今回の目玉はやはり Giulietta を歌うソプラノの Anna Netrebko か。さすがにキッチリと歌っていた。合唱団は7時半に終了して帰宅。

仕事、再開

火曜日・晴れ / 最高気温22度
7時起床。16日間の休暇のあと仕事場に戻るというのはしばらく振りに合う同僚達との出会いが夏休みを終わったあとの感じと似ている。しかし15分も話していると元に戻ってしまった。(笑) 今日は朝から良い天気。午前中2時間、夕方1時間のプローベがあった。

しばらく振りに Max-Weber-Platz から劇場までの道を歩く。軽く汗ばむくらいの気持ちの良い五月の陽気。10時からのプローベは “Götterdämmerung” と” i Capuleti e i Montecchi “。わたしにとって “Götterdämmerung” はどんなことがあっても確実なオペラなのだが後者は歌詞がところどころ怪しい部分がある。(汗) 1回目の公演が今週の土曜日だからそれまでに自己特訓をしなくては。

今夜はブリギッテがイタリア語を習いに行くのでプローベのあと犬の “PABLO” を連れて帰宅した。夕方はわたしもプローベがあるのでその間は義母に “PABLO” を預かって貰うことになる。こんな時にはやはり犬を飼うというのは我々には無理だなと思ってしまう。

帰宅した午後1時近くにお腹が空いていて先日作ったスパゲッティをもう一度試してみた。やはり酸味と辛みの効いた味がおいしい。そのあとタイマーをセットして40分の昼寝。眼が覚めてから台所の整理とブリギッテのブラウス2枚、それに布巾のアイロン掛けをする。

上にも書いたように” i Capuleti e i Montecchi “の歌詞がちょっと不安なので1時間ほど楽譜を見直した。5時過ぎに “PABLO” を連れて義母の処へ預かって貰いに行き、その足で劇場へ。

今夕のプローベは「劇場友の会」の会員に合唱団の練習風景を披露するという目的だった。 “Götterdämmerung” と” i Capuleti e i Montecchi ” の練習を見学して貰い、おまけとしてナブッコから Va pensiero…. を歌ってお開き。そのあと飲み物が用意されていて合唱団と友の会の会員たちの懇談会が設定されていたが、わたしは “PABLO” のことが気になるのでそれには参加せず帰宅の途についた。

16日間の休暇の最終日はのんびりと

月曜日・曇りときどき晴れ / 最高気温16度

7時起床。今日はブルゾンを着て歩いてちょうど良いくらいの天気。4月22日から続いていた16日間の休暇も今日で終わった。最後の日はのんびりと気ままに過ごすことが出来た。明日からまた気分一新である。

わが家にある血圧計を使って計るとブリギッテの血圧が高い数値を示していたので(特に下の値)、検査のために今朝8時に家庭医の予約を取ってあった。そのためにわたしも早起きして朝食前に “PABLO” の散歩を済ませておく。ブリギッテが “PABLO” を連れて出て行ってからわたしはシャワーを浴び、1人で朝食をとった。

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今日はガソリンの値段を調べる日なのでウォーキングがてらガソリンスタンドまで歩くことにする。往路はけっこう緑がある道で楽しいのだが帰り道は車道に沿った歩道を歩くことになるのであまり面白くない。今日は歩いている最中に二度ほどふくらはぎが痙る感じがあって用心しながら歩いた。帰路は無理をせずに二駅分を Tram に乗って帰宅。

昼食は日本からのお土産で野沢菜(だと思う)の細切りをピリ辛付けにしたものをスパゲッティに絡ませて食べてみた。ちょっとした酸味もあってなかなかいける。そのあと30分のタイマーをかけて昼寝。

4時半頃からずいぶん前に録画しておいた007(ジェームス・ボンド)の映画を見る。1987年製のものでまだアフガニスタンがソビエト連邦と戦っていた頃のもの。この映画はまだ見ていなかったので結構面白かった。終了まであと30分という頃にブリギッテが “PABLO” を伴って帰宅。

夕食にはブリギッテが先週末に EDEKA で買ってきた見事な椎茸を鮮度のあるうちに食べてしまおうと、フライパンでバターと炒め醤油を掛けて食べた。ある程度新鮮な椎茸はこの料理方が一番おいしいような気がする。ブリギッテの今朝の血圧診断は上が138、下が85で正常な値だったそうだ。末娘の結婚式以来のストレスが先週はまだ溜まっていたせいだろうが、これからの数週間は様子を見てみようということになったらしい。

自動車ガソリンの値段(2012年5月7日)


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ガソリンスタンドまでの道を歩くのは久しぶり。というのはこの道は歩くのにはあまり面白くないのだ。値段表を見てずいぶん値下がりしているのに驚いた。

image数ヶ月ぶりの大幅な値下げではと思ったら2ヶ月ぶりぐらいだった。とにかく4月以後は値段の乱降下でつい先日は168.9と170の大台を超えるかという勢いだった。先週の金曜日に入れたガソリンスタンドは166.9で、他のスタンドが168.9だったので得したような感じだったのだ。今日まで待てばよかった。(^_^;) 日本円がまたジリジリ上がりだしているのが気に掛かる。

雨降る中のブランチ

日曜日・雨ときどき曇り / 最高気温11度
7時半起床。朝のうちは曇りだったが9時過ぎから雨になった。今日は友人夫妻のブランチに招かれていて出掛けた。けっこう疲れてしまって、それだけで1日が終わってしまったような気がする。

シャワーを浴びたあとすぐに “PABLO” を散歩に連れ出した。今日はそんなに歩けそうもないので、歩けるときに出来るだけ稼いでおこうと思っていたのだが “PABLO” が乗り気でないのでいつもの半分の距離で戻ってきた。

ブリギッテが今日のブランチは10時からだというのでそれは早すぎるんじゃないかと言ったのだが、確かに電話でそう聞いたというので9時頃に家を出る。途中、 “PABLO” を義母の処に預かって貰いミュンヘンの北に向かう。途中で雨が降ってきた。

10時ピッタリに訪問してみると招待主はポカンとした顔で12時からだと言う。それ見たことかと思ったのだがブリギッテはあくまでも譲らなかった。(笑) さて、それからの2時間をどうしようかと思案したが、この近くに仲良くしている仕事仲間が住んでいることを思いだした。

彼に電話をし「今、君の近くに来ているのだがコーヒーをご馳走してくれないか」と持ちかけた。さいわいにも彼たち夫婦が快く迎えてくれて12時近くまで談笑。この雨の中を車の中に座って時間を過ごさなくて良かった。

ブランチには40人ほどの人が招かれていて、食べ物も豊富で楽しめた。3時頃に辞去。義母の処から “PABLO” を引き取って帰宅する。ブランチで飲んだアルコールがこの頃になって効いてきて、家に着いたときにはフラフラ。すぐにベッドに潜り込んで1時間ほどの昼寝。ブリギッテもソファの上で昼寝をしていた。

夕方になっても全くお腹が空かないので、キュウリ+ミソとソーセージを肴にビールを飲んでやっといつものペースが戻ってきた。振り返ってみると今週は招いたり招かれたりの会食が多くて疲れた。

今日もお付き合い

         土曜日・曇り一時雨 / 最高気温17度
9時起床。今日はゆっくりと朝寝を楽しんだ。お天気の方は太陽が出ることはなかったけれど落ち着いた感じの1日。今夜も夕食は外で食べることになった。定期的にミュンヘンを訪れる知人がいて、今朝方連絡してきた。

幸いなことにブリギッテは土曜日出勤ではない番なので今朝はゆっくりと朝寝を楽しんだ。朝食を食べながら昨夜の出来事などを話し合う。久しぶりにお会いしたブリギッテの Patentante は88歳でときおり同じことを繰り返して質問することはあっても元気だったね、とか孫たちがすくすくと良い感じで育っているとか。

昨夜はレストランで食事をしたあと、おばさん夫婦のアパートに流れてそこでまたワインを開けてひとしきり談笑したのだったが、ブリギッテが持参した iPad (結婚式の写真を見せるために持っていった)のほかに2台の iPad があったことだった。これを見るとアップルが儲かっているのも素直に実感できるのだった。(笑) ちなみに iPad の一つは息子が持って来たものでもうひとつは息子たちが父親の80歳の誕生日にプレゼントしたものだった。

朝食のあとブリギッテは例によって彼女のお母さんと一緒に週末の買い物へ。わたしはその間好きなことをして過ごした。午後はこれまた恒例の週末のお掃除が始まり、わたしも掃除機をかけたりして手伝う。午後4時頃になったら急に眠くなってきてベッドに入り1時間の昼寝。

夕食はブリギッテのお母さんをまじえて5人で “HAGURUMA” での食事となった。10時半頃のお開き。

SONY の崩壊による日本人の喪失感・・・小田島隆氏(2012年4月11日)

TBS ラジオのポッドキャスト「たまむすび」を聴いていた時にこんな話題があった。コラムニストの小田島隆氏が話していた内容は次のようなもの。

________________________________________________________________________彼がテクニカルライターを職業としていた当時から他社と異なって SONYの技術者は記者会見の時などには目線の高さがあった。圧倒的に高飛車だったけれど毅然としていてそれはそれで嫌な感じではなかった。しかしそれは高い技術力に裏付けられた製品の品質の高さで納得のいくものだった。

2000年代に入ってからはヒット商品がない。コンテンツ産業に手を出した結果、ものを作る社員よりもマネージメントを司る社員の方の力が強くなってしまったこともその要因である。
______________________________________________
ここからはわたしの感想である。
もう10年以上も前にSONYに陰りが見え始めたときにも「なぜ?」という話題が出たことがあった。そのときの記憶ではアメリカでの話であるがSONY販売店のサービスの低下と販売員の質の低下がとり上げられていた。例えば注文した製品がなかなか届かなかったり、故障のクレームを受けても高飛車な態度でユーザの使い方が悪いといわんばかりの対応もかなりあったらしい。この頃からSONYの陰りが始まったのだ。

これらはお客に接する末端の人たちが明らかにSONYというブランド力の間違った使い方をした典型である。すぐれた製品を作り上げた技術者だけに許される誇りをお客と接する販売店、販売員が自分の手柄だと勘違いしたからに他ならない。

この姿は振り返ってみると古代ローマ帝国以来のさまざまな国の栄枯盛衰と実によく似ている。SONYは滅びるべくして滅びるのだろう。わたしも学生時代から SONYの製品は大好きでそのユーザであることは誇りでもあった。そしてわたしが今大好きなのはアップルの製品群。だがアップルもいつかは SONYと同じ道を辿るような気がしてならない。

一日中輝いていた

         金曜日・快晴 / 最高気温22度
7時10分起床。素晴らしい快晴。陽の当たる下にいたらかなり暑い。今日やろうと予定していたことが全て出来たので気持ちがよい。

今日もわたしが眼を覚ましたときにはブリギッテは既に出社していなかった。寝室の窓からは明るすぎるほどの光が差し込んでいる。今日は朝食前にウォーキングすることにして、シャワーを浴びたあとすぐに家を飛び出した。

家を出掛けにちょっと喘息の兆候があったのだが大したことはないだろうとそのまま歩き始めた。しかし歩き始めて5分ぐらいでそれが間違いだったのを知る。それからはすこし用心しながら歩いた。いつもよりちょっと短い距離を歩いて帰宅したときにはそれでも 7045歩・63分歩いていた。

今夕はまたブリギッテの親類に夕食を招待されていたので昼食を抜くことにする。招かれているのがバルカン料理の店でその量が半端でないのだ。そのかわりにウォーキングを終わって帰宅してからの朝食をかなりしっかりととった。

昨年の夏に購入した靴の底が破れて、その穴に小石が入り込んでいるのをしばらく前に発見していた。かなり激しく履き潰したので新しい靴を買わなくてはと思っていた。早朝にしっかり歩いて足も普通の状態に膨らんでいることだろうからと Timberland のアウトレット店へと車を走らせた。

image 選択肢はあまり無かったがその中から2足を選んで購入。合計で140 € ぐらいだからまあまあの値段だろう。店からの帰宅途中で友人宅に立ち寄り MacBook Pro 15 に入れてある末娘の結婚式の写真を見せてくる。帰宅してから1時間強の気持ちの良い昼寝。

夕方6時半から招かれていたのはブリギッテの Patentante の88歳の誕生祝いだった。家族だけの小規模なお祝いだったがさいしょに近所のバルカン・レストランで食事をしたあとおばさんの家に戻って談笑。22時頃にはお開きとなった。

のんびりと休暇中

木曜日・曇りときどき晴れ/ 最高気温17度

7時半起床。いつも通りに目覚めてみるとブリギッテは既に出社したあとだった。昨夜は夜中に起きることもなく通して眠れたから気分がよい。シャワーを浴びたあと朝食をとらずにウォーキングへと家を出た。最近は夜中に足が攣ることが多く、そのせいか歩き出し始めはふくらはぎに違和感を感じた。それでも歩き進むうちにその違和感も薄れてくる。8500歩・76分を歩いて帰宅。それからゆったりと朝食をとった。

そのあとは結婚式の写真の中から選んで知人に渡すものを焼いたり、 Thingamablog のコメントをどうするかなどを検討しながら時間が過ぎていく。昼食は午後1時過ぎにラーメンに玉子を落とし、鶏肉を似たものが残っていたのでそれをトッピングして食べる。午後3時頃から1時間ほどの昼寝。

今夕はブリギッテの叔父さんと “HAGURUMA” で夕食を食べる予定にしていたのだが、彼が急に体調が悪くなったということで中止になった。ちょっと残念だけれどゆっくりした夜を過ごせるのも悪くはない。

ブリギッテはかなり疲れて7時過ぎに帰宅。途中で トルコ料理店の Take Out を買ってきたのですぐにそれを食べ始めた。すこし塩気がきついけれどまあまあ。

美しい五月の始まり

水曜日・晴れ / 最高気温24度
7時10分起床。気持ちよく晴れ上がった素晴らしい日だった。久しぶりのウォーキングも出来たし、気になりながら手つかずにいたことなども少しずつはかどった。


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ここ数日の体験で午前中、それも早い時間には花粉もそれほど飛んでいないことが分かり、今朝は8時過ぎに家を出ていつもの道を 7590歩・69分歩いて帰宅した。朝食はそれからゆっくりと1人でとる。

気がかりなことのひとつは、この Blog のこと。今使っているサーバは アップルの提供してきた iDisk なのだが、これが6月には無くなってしまうのだ。引っ越し先は iBlog を使った “Mein erster Blog” が置いてあるロリポップに決めていたが、そのための設定法が分からない。しかしこういう時には心強い神様がいらっしゃるので今回も彼に教えを請うた。

10時頃に朝食をとったのに午後1時頃になったらまた空腹を憶えた。この年齢になるとお腹が空くという事は嬉しいことだ。先月なかばに行ったきりのケバブ屋さんで食べることに昨日から決めていた。今日はトルコ風の前菜も注文して食べてみた。ほうれん草を春巻きの皮のようなもので包んだものがおいしい。ゆっくりと食べて午後3時頃に帰宅。

そのあとは夕方まで Blog のエントリを書いたり、結婚式の写真を整理したり、 Blog の引っ越しを試行錯誤したりで時間が過ぎていった。ブリギッテは仕事が終わってからパーティに出なくてはならず帰宅が遅くなった。わたしはちょっとしたおつまみで Weißbier を飲んでそれで夕食とする。

妻と iPad

今年の3月なかば、妻の誕生祝いにと新しく出たばかりの iPad をプレゼントした。それから一ヶ月を過ぎて彼女がそれをどのように活用しているかをレポートする。

わたしは iPad が彼女の生活スタイルにはピッタリ来るだろうとは予測はしていた。わたしがプレゼントすると言うと彼女はあまり乗り気ではなかったのだが 「通勤途中に Tram の中で新聞を広げることなしに読めるよ」と理由付けをして納得させた。しかしこれほどまでに彼女の生活に密着するとは想像していなかった。

いざ、自分で手にとって使い始めてみると iPad は実にすんなりと彼女の日常に溶け込んでいった。誰かが書いていたが 「スルリと生活の中に入り込んでしまった」 のである。彼女はこれまでも iMac には親しんでいたし iPod Touch も使っていたから操作に関しては殆どわたしが説明することはなかった。

それからは朝、眼が覚めるとベッドの中で既に iPad をいじってメールをチェックしている。朝食のテーブルに着いてもその横には iPad が鎮座していて彼女はなにやらメモをしている。時にわたしが話しかけても生返事が返ってくる始末。「以前は食卓でわたしが MacBook Pro 15 をいじっていると、さんざん文句を言ってたのはどなたでしたっけ?」と冷やかすと 「あなたは遊びでいじっていたけれど、わたしは今日中にやらなくてはならない生活の事柄をメモしているんです」という答えが返ってくる。(笑)

そんなわけで彼女の手から iPad が離れるのは眠っているときとシャワーを浴びているときと庭仕事をしているときぐらいである。台所に立っているときにはインターネットで捜したレシピを表示させて調理台の上に置いてあるし、もちろんトイレに入るときには必ず持っていく。(^_^;)

どうして iPad がこのようにすんなりと彼女の生活に入り込んでしまったのかだが、それにはいろいろな理由があるだろう。わたしに考えるられるのは大きさが手頃であること、反応が速いこと、そして画面が美しいことだ。とりわけキビキビした動作は特筆すべきもので短気な彼女を怒らせることもない。


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結婚式ではドイツの習慣として花嫁の父がスピーチをするのが普通である。わたしも今回はがんばったのだが、お客を前にさすがに1人でドイツ語で挨拶するのは気が重く、わたしが前半、ブリギッテが後半を担当した。わたしはもちろんスピーチの内容を紙に印刷し、それを見ながら話したのだが、ブリギッテはなんと iPad の中に挨拶文を入れておき、それを手にして結婚式の挨拶をした!自分の娘の結婚式の挨拶を iPad を使ってやる母親というのも珍しいのではなかろうか。

わたしがこれまで iPad を自分用に買わなかったのは MacBook Pro 15 との使い分けが出来るかどうか自分でも分からなかったから。しかし iPad はそういう性格のものではないようだということに気がついて、今はわたし自身、自分用に iPad を買おうかなと考えないでもない。しかし6月に行われる WWDC 2012 では何か素敵な新しいものが出そうな噂。それを待ってからでも遅くはないと思っている。

不完全燃焼の日・花粉症に負けてる

火曜日・晴れときどき曇り / 最高気温21度
8時起床。今日は朝から気持ちの良い晴れ方だったが夕方になって少し陽が陰ってきて小雨も降った。あいかわらず花粉症が抜けきらず、今日も一歩も外へ出ずに過ごした。

昨夜はベッドの中でクシャミと鼻づまりに少し悩まされる。起床してからも心身がシャキッとせずに1日が終わってしまった感じ。

読みかけだった「佐用姫伝説殺人事件」を読了した午後に、末娘が来訪。結婚式の時の写真を写真家から DVD で受け取ってきたのを見せに来てくれた。早速わたしの iMac にコピーしたり、バックアップ用として DVD のコピーを作ったりした。2枚の DVD で枚数が1700枚ほど有るのでけっこう時間が掛かった。

末娘の旦那も夕方訪れたのでブリギッテもまじえ4人でテレビに映して観賞したが、プロの腕にしては物足りないと不満足だった。デジカメ一眼レフが普及して誰でもそれなりの水準で写真が撮れる現在、プロだったらもう少し際だった違いがなければならないと思う。プロカメラマンにとっては厳しい時代である。

1700枚もの写真を見続けるとさすがに疲れてしまった。夕食は4人で魚料理(鱒)と茄子の味噌炒め、それにジャガイモサラダで食べる。なんだか不完全燃焼の1日だった。明日は花粉症が出てもいいからしっかり歩こう。

2012年4月の歩行記録


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20日頃までは快調なペースだったのだが、末娘の結婚式(4月21日) を境にガクンと落ちた。終わってみれば 9234歩 / 日 という数字。花嫁の父がこんなに疲れるものだとは知らなかった。まあ、目出度いことだったので良しとする。


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左の数字を見ても一目瞭然で4月22日以後はほとんど歩けていない。結婚式疲れもあったし、ちょうどこの頃から花粉症の症状が出始めた。今月ばかりは一日・一万歩という目標値がどうでも良いように思えた。5月の初め頃もまだ花粉症に悩まされるだろうけれど、5月はしっかり歩きたいと思う。