車検

11月30日(月)・曇りときどき小雨/最高気温9度

6時半起床。今日は9時に車検の予約を入れておいたので早起き。ブリギッテは昨夜よく眠れたようだがまだまだ本調子には遠い。それでもいつも通りの時間に出掛けて行った。

車検は別に問題はないはずだったのだが、タイヤの件でクレームが付いた。車本体には全く問題はなかった。以前の持ち主が付けてくれた冬タイヤが RAV4 の規格に合っていなかったのが原因。

一旦帰宅してよく考えたら前の持ち主が「あとひと冬ぐらいは大丈夫走れると思う」と言っていたのを思い出した。タイヤ本体も相当古いものだったらしい。なによりもいけなかったのはアルミホイールの大きさが規格より小さかったこと。

午後2時からマッサージの予約が入っていたので、一旦帰宅してまずはそれを済ませることにした。オイルマッサージで、これがなんとも気持ちの良いものだった。

そのあとで再び車検場に行って、午前中に良く理解できなかったことを聞いてくる。そのあとTOYOTAのお店へ。

そのお店でいろいろ調べて貰った結果は、新しく冬タイヤを購入しなくてはいけないということ。約1000 € の出費となってしまった。しかし安全には替えられないから、これは仕方がない。

そんな一日だったので自宅でゆっくりする時間もなくて、なんだか一日中外を飛び回っていた感じ。

ブリギッテは7時前に帰宅。わたしが夕ご飯を準備する時間がなかったので「チーズ・フォンデュー」にした。新鮮なパンを買ってきたので、この単純で料理とは呼べない夕食もとてもおいしかった。

今日も22時前の就寝になりそうだ。

帰宅

11月29日(日)・みぞれ/最高気温8度

7時起床。よその家のベッドで眠っていてもいつも通りの時間に眼が覚めてしまった。昨夜寝る前の約束では朝食はゆっくりと10時頃からにしましょうということだったのでわたし以外の全員がまだ眠っている。

ブリギッテはやはり昨夜ほとんど眠れなかったようだ。

わたしは皆が起きてくるまで居間で読みかけの文庫本を読んでいて、読了。これも知人からいただいた本であまり期待しないで読んだけれど、面白かった。

「赤・黒(ルージュ・ノワール)」池袋ウエストゲートパーク外伝:石田 衣良 著

朝食は、ほとんどブランチといっても良い時間に始まってゆっくりと食べ終わる。そのあとこの村の周りを30分ほど散歩して回ったが、今朝もみぞれで風もあったのでわたしには苦痛だった。ブリギッテも体調絶不良なので大変そう。

一旦帰宅して熱い紅茶をいただいてから午後2時にミュンヘンに向けて出発。帰途もわたしが全部運転する。昨夜殆ど眠れなかったと言うブリギッテは車の中で沈没。でも車の中で眠れればわたしもホッとする。

ニュルンベルクを過ぎて Altmühltal という地点で大渋滞に巻き込まれた。黄色いレッカー車が走っていったから多分事故があったのだろう。その渋滞も30分ほどで復旧したのでミュンヘン着は予定より遅れて17時過ぎ。もうとっぷりと日が暮れていた。

末娘のカローラのアパートに立ち寄り、彼女が焼いたクリスマスのクッキーを受け取ってから帰宅。そのクッキーを義母、そして友人宅に届けたあとようやく帰宅。たった一晩泊まりだったのに、なんだか3日ぐらい留守にしたような感じがする。

車の中で熟睡できたので元気になったブリギッテは、家について早速スチームサウナとシャワーのテスト。どうやらちゃんと動作するようで一安心。しかし、細かなところで直して貰う点も見つかった。

夕食はブリギッテが作ったスパゲッティ。おいしかった。

バイロイト近くの村へ

11月28日(土)・雪/最高気温4度

7時起床。ずいぶん前から約束していた、次女の彼のお母さんからの招きで週末に一泊どまりで行ってきた。

そこはバイロイトから10Kmほど手前でアウトバーンを下りて、また10Km ほど走ったところにある村。一軒の農家を改造したものを昨年買い取ったらしい。

朝10時前に家を出て一路バイロイトへ向かう。ミュンヘンを出るときから雪が降り始めていたのでアウトバーン上は慎重に運転する。ブリギッテは二日ほど前から引いた風邪がまだ治っていないのでわたしが全行程を運転した。

午後2時頃に到着して、先に来ていた次女もまじえてお茶。わたしはそのあと失礼して1時間ほどの昼寝をした。しばらくぶりの長距離でおまけに雪道だったからずいぶん疲れていた。

夕方から近くの村で開かれているクリスマス市に出掛ける。あいにくみぞれまじりで風のあるひどいお天気。ブリギッテの風邪がひどくならないかと心配だった。グリューワインを飲んで適当なところで引き上げてきた。

帰宅してから夕食が始まった。しっかりと準備万端整えてあった「Sauerbraten」がメインの典型的なフランケン地方の料理。確かに軟らかなお肉でしっかりとした味が付いたおいしいものだったのだが、わたしもブリギッテも体調が万全ではなかったのが残念。

22時半頃にお開きとなり、それぞれの部屋に引き上げた。

やっと一段落の浴室改造工事(未完成)

11月27日(金)・曇り/最高気温2度

7時起床。本来なら昨日終了していた浴室改造工事は今日に持ち越された。3週間の工事進捗状況を見ていると「金曜日」というのは予備日という扱いになっているようだ。月曜日から木曜日まで働いてそこで終わらなかったら金曜日も仕事をするようで、金曜日は大体が午前中で仕事を終わってしまう。

急ぎに急いで仕事が粗くなってしまうよりは良いと思うのだけれど、それにしても金曜日は普通の作業日ではないのかと、古い日本人のわたしは思ってしまう。

現役の合唱団で働いていた頃には新演出の舞台稽古に6週間掛けるのが無駄なように思えたこともあった。しかしそれだけの時間をかけて練習を積み身体に覚え込ませた動きというのは脳内にもしっかり残っていてなかなか忘れない。

レパートリー劇場と言われるミュンヘンのような運営方式だとワンブロックの6公演が終わると次は2年後、3年後に再演ということはしょっちゅう。でもそんな時でも1〜2度舞台稽古をすればすぐに思い出すことが出来る。

何事もあまり急ぎすぎるのは良くないような気がしている。

13時頃に作業は終わったわけだが、洗面台とその下の収容引き出しの寸法が合わず、注文のし直しという事になった。それに引きずられて洗面台の上に取り付ける鏡面物入れの取り付けも延期となった。しかし、洗面台は普通に使えるし、ウォッシュレットも、シャワーも使えるので、それほどカリカリせずに待つことが出来るだろう。

作業員たちが帰ったあとタイルの床の拭き掃除をして出来るだけ快適な空間にする。15時過ぎに思い立って Marienplatz へ出掛けた。わたしの iPhone 4s の契約が23日(月)に切れていたので、プリペイドカードを買うため。

最近はほとんど外出はしないようになっているし、外出したとしても電話機能を使うことはあまり無いので解約したのだ。

今度のは9.95 € チャージされたSIMカードを買い、1通話が9セント掛かる。足りなくなればチャージできるのでこれが一番良いのではないか。しばらくこれを使ってみる。

ブリギッテも今日は仕事を早く切り上げたようで5時前に帰宅した。一休みしたあとで買い物へ出掛ける。明日からの週末はバイロイトの知人宅へ一泊旅行するので、いつもの土曜日の買い物を今日のうちに済ませておくということらしい。

夕食のあと、この3週間の疲れが一気に出たように、急に眠気に襲われた。

隣家のM夫妻に夕食を招かれた

11月26日(木)・曇り/最高気温4度

7時10分起床。今日も曇り空。朝のうちはブリギッテの風邪がちょっと心配だったが仕事に出掛けて行った。

今日も「現場監督」の一日。予定では今日、全て完了ということだったのだが、どうも明日まで掛かりそう。

日中はなるべく心を平静に保とうと努めていた。

午後1時過ぎに近くのポストまで徒歩で郵便物を投函に行く。往復15分くらいの距離だがそれでも気分転換になった。

今日の作業が終わって作業員たちが帰っていったのは18時頃。しかし重大な間違いが見つかった。洗面台の幅が下の引き出しの幅と2cmほどずれている!

よりによって、この洗面台はかなり高価なものを選んでいた。寸法を合わせて作り直すにはまた6週間くらい掛かるのではないか。2年前の台所のガラス板と同じような問題である。ガックリ!

今夜は庭を隔てた向かいの家に住む夫婦が夕食に招いてくれた。これまで彼達の二人の小さな子供を何度かベビーシッターしてあげたお礼らしい。わたしは夕食の献立を考える必要がなくて久しぶりにのんびりした気分。

8時からの食事は「カボチャのスープ」から始まって「豚のヒレ肉とズッキーニをオーブンで焼いたもの」「パナコッタ」というメニューだった。ブリギッテと隣家の主人は明日も早起きをしなくてはならないので23時のお開き。

タイル貼りが終了

11月25日(水)・曇りときどき雪/最高気温4度

7時起床。今朝も食卓について庭を見たらうっすらと雪を被っていた。夜中にみぞれが降ったらしい。

8時からタイル貼りの職人さんが来る予定だったがその前に電話があり交通事故による渋滞で1時間遅れるとの知らせだった。まだ冬タイヤに替えていない人がいるのだろうか。

彼が到着してからわたしは義母のところへ車を走らせる。今朝、彼女に電話したところ繋がらないのでブリギッテが心配したのだ。彼女は出社しなくてはならないからわたしが様子を見に行ってみた。

行ってみれば過去にもあったように彼女が受話器のボタンを押しまくったために妙な設定になってしまったということだった。親子はよく似るというがブリギッテも同じようなことを良くする。

機器が思ったように動作しなかったなら一旦落ち着いて原因を考えたらいいのだが、やたらめったらボタンを押しまくる。どんどん深みに嵌まるというわけである。(笑)「そういう時には一旦電源を切って再起動してごらん」というのだが「そんなまだるっこいことはしていられない」というのがブリギッテのいつもの返事だ。

で、今朝の義母の電話も似たような処置で復活。85歳にもなるので電話連絡が取れないと家の中で倒れているのではないかと思ってしまう。

それからあとはまたまた「現場監督」で時間が過ぎていく。

しかし、今日はタイル貼り職人さんの空いている時間を、この前から気になっていた数カ所の壁塗りをお願いした。これが修復できてちょっとした満足感を得る。

ブリギッテは定時の帰宅だったが、どうも風邪気味らしい。夕食をとったあと8時過ぎにベッドに入ったけれどこれ以上悪くならないと良いのだが。

そのあとわたしはApple Musicのピアノ音楽 Resonances by Hélène Grimaud on iTunes を聴きながら赤ワインをチビリチビリ。

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肴はいただき物の「辛子高菜」。夜になってやっと至福の時間が戻ってきた。(^_^)

今日も「タイル貼り」

11月24日(火)・晴れ/最高気温4度

5時半起床。昨夜は22時前にベッドに入ったから早い起床とはいっても睡眠は充分。

今朝はアンナのアパートに暖房の使用料メータを読む係員が来ることになっていた。しかし、アンナは7時過ぎには家を出なくてはいけないので、そのあとわたしが在宅して係員を待った。

7時半頃はもう勤めに急ぐ人が多く、その人達の乗っている車が霜に覆われているのを見て冬だなと感じる。8時半頃にアンナの部屋を訪れた係員は急いでいるらしく無駄口を叩くことなく4つある暖房器のメモリを記録して帰っていった。

そのあとわたしはシャワーを使わせて貰い洗髪をして、アンナが用意してくれていたバスタオルで身体を拭きスッキリする。帰宅したときにはタイル貼りの職人さんが二人働いていた。

それからあとはこれまでと同じく午前と午後にコーヒーを出してあげる他はタイル貼りをしている浴室の隣のダイニングキッチンで本を読んだりしているだけ。退屈なんだけれど、ストレス。

タイル貼りはようやく終盤に差し掛かっていて今日はタイルの目地(めじ)を埋める作業になっている。しかし明日もう一日かかるようだ。

夕食はラムのひき肉を食べなくてはいけないので、カレーを作った。前菜は「ほうれん草と豆の辛子醤油和え」。ほうれん草と豆は別々に茹でた。

トラムの事故があったとかでブリギッテは19時半過ぎの帰宅。それから用意してあった夕食を食べる。わたしはお昼に少し食べ過ぎたせいかあまりお腹が空いていない。

タイル貼りの職人の二人の内、若い方がひとり残って作業を続け、22時少し前にようやく帰っていった。グッタリとした様子でかなり疲れただろう。

今日はわたしも長い時間付き合っていたので疲れた。

「現場監督」の傍ら、読書三昧

11月23日(月)・曇りときどき晴れ/最高気温3度

6時45分起床。今日からまた新しい週の始まり。タイル貼りの職人さんが8時に来ることになっていたので意識して早起き。

しかし、その職人さんが8時を過ぎても来ない。8時半頃に電話があり高速道路上で渋滞に巻き込まれたために10時頃の到着になるとのこと。彼は週末にチュービンゲンに行っていて、午前4時に出発してミュンヘンに向かったが、雪のせいもあって渋滞ということだった。これは仕方がないこと。

きっかり10時に到着して早速仕事に取りかかった。結果的に彼は昼休みを録らずに夕方6時半頃までぶっ続けに働いていた。

昼ご飯を食べに出る時間も惜しんで働いていたので、2時半過ぎにわたしはサンドイッチを作って出してあげた。その他に午前と午後の疲れただろうと思う頃にコーヒーを出す。

その他はダイニングキッチンに座って電子書籍を読んでいたのだが、隣室で作業している人がいるのを意識すると、心が安まるときはない。

ようやく電子書籍「剣客商売」・合本を読み終わった。全部で16巻+番外編なので文庫本だったら本棚の1段を占領してしまう量であるが、 iPad mini Retinaにスンナリと入ってしまう。ありがたいことだ。

それを読み終わってから、先週、友人にいただいた本の中から「アヴェマリアのヴァイオリン」というのを読み始めた。

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軽いタッチの文章なのでスイスイと読めてしまう。なんだかスカスカした文章で物足りない。内容ももう少し掘り下げて欲しいと思う部分が多かった。10〜20歳台の読者を意識したものなのかもしれないが、それならもう少し腰を据えて書いて欲しい。

登場人物の名前もなんだかなぁと思うものがあってちょっと失笑する。チェロ奏者が「カルザス」女性音楽家の名前が「アルル・ビゼー」って、それはないだろうと吹き出してしまった。夕方には読了してしまった。後に残るものはほとんど無い。

18時から Physiotherapeut の予約を入れていたので17時45分に家を出る。今日もオイル・マッサージが気持ちよかった。帰宅すると、ちょうどブリギッテも同じ頃に帰宅。職人さんたち2人も19時頃に帰っていった。

初雪

11月22日(日)・雪/最高気温2度

7時40分起床。昨夜からみぞれが降っていたので驚かなかったけれど今日は朝から雪。ときどき止むことはあったがほとんど一日中小雪が降り続いた。わたしは一歩も家から出ず。

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9時半頃にブランチのために義母を車で迎えに行く。ブランチが終わったあとはブリギッテが義母を送っていった。

わが家から Tram で一駅のところにある病院に、先週からブリギッテの同僚が入院している。彼女は体重が100Kgを超える女性で、これまでにも何度かダイエットを試みているのだが効果が無い。そこで病院に10日ほど入院してどうにかするらしい。手術とかではないらしいのだが、こういうテーマはデリカシーを必要とするからあまり深くは聞かないようにしている。

今日は日曜日なので午後2時から3時間ほど病院を出ても良いらしい。そこでブリギッテが散歩に誘った。小雪がちらつく中の散歩だったけれど気分が晴れたらしい。その帰りにわが家に立ち寄ってティー・タイムとなった。

夕方、いつものようにアンナが洗濯物を持って来訪。彼女もそのお茶に加わる。ブリギッテの同僚は5時に夕食が出るのでそれまでに病室に戻っていなくてはならないとかでブリギッテが車で送っていった。

夕食はブリギッテがラム肉と野菜の炒め物を作った。アンナも一緒に食べる。洗濯が終わったアンナを彼女のアパートまで送っていって、わたしの今日も終わる。

何にもしなかったわりには妙に疲れた。明日からまた浴室改装の作業員が来るので「現場監督」の続きが始まる。

レンバッハハウスの二人展を見た

11月21日(土)・晴れのち曇り/最高気温6度

8時起床。5時過ぎに足のふくらはぎが強烈に痙って飛び起きた。前触れもなく急に痙攣が来たので参った。それが治まってからしばらくウトウトしたと思ったら眼が覚めたのは8時過ぎ。

朝食のあとブリギッテは義母を連れての買い物へ出掛けた。わたしは昨夜の食事会の疲れが残っていてどうにも身体がだるい。ビールを2本飲んだあとのウィースキーが余分だったと思う。二日酔いではなかったが、反省。

10時過ぎからもう一度ベッドに入って寝直してようやく昼過ぎから普通の体調になった。

義母を連れての買い物はどうしても時間が長く掛かるのでブリギッテが戻ってきたのは午後1時過ぎ。よって昼食も遅め。

この前からレンバッハハウスで開かれている展覧会Lenbachhaus  – Klee & Kandinsky に行きたかったので、夕方からブリギッテと一緒に出掛けた。

二人の画家の交遊ぶりとお互いの影響度が二人の絵から充分に感じることができる素晴らしい展覧会だった。二人の描いた絵を見比べてみると二人の性格の違い、才能のほとばしり度の相違がよくわかる。

例えば下の絵を見たときに色調からわたしはパウル・クレーが描いたものだと思ってしまった。カンディンスキーがこの頃のクレーの技法をかなり貪欲に取り入れているということなのだろう。

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パウル・クレーはカンディンスキーと違って、自分のスタイルをほとんど変えないままで通した画家のようだ。カンディンスキーの変容の多さと度合いが較べると際立ってくる。

そんな二人の芸術家の比較が楽しめたとても良い企画だった。

パウル・クレーが自分でもバイオリンを弾き、オーケストラ活動(プロのオーケストラではないと思う)をしていたが絵の道に転向したとか、生計はピアニストの奥さんが働いて立てていたとかのエピソードにも親近感が湧く。

帰宅したのは午後7時頃。今夜はけっこう冷える。

久しぶりの雨・食事会

11月20日(金)・雨/最高気温15度

6時半起床。ベッドの中にいるときから雨音を聞いていたが、一日中降り続いた。家の中も薄暗くてちょっと気分が滅入る。しかし気温はそれほど下がらず秋口の雨という感じ。

今日は浴室改装の作業員(タイル貼り職人)は来ないので心の中はのんびりとしていた。家の中に他人がいるというのはどこか心の中がザワザワする。また月曜日から始まるらしいが今日から3日間はゆったり出来る。

今日のような日には用事が無ければ家の中にじっとしていた方が良い。特に何をするということも無しに一日が過ぎていった。

午後14時40分から Physiotherapeut の予約が入っていたので車で外出。幸いにも診療所の前に駐車できたのでほとんど濡れずに済んだ。もうすっかり左足の痛みは消えているので、マッサージをして貰うのが余裕で快適。ちょっときつめのマッサージは気持ちの良いものだ。

夜は友人宅にお呼ばれ。いつものメンバーの夫婦4組で食卓を囲んだ。お呼ばれのお礼にとトスカーナで買ってきたオリーブオイル、そして日本で買ってきたカレー・ルーとお菓子を持参する。他のカレー・ルーはミュンヘンでも買えるのだが「横濱舶来亭カレーフレーク」はまだこちらでは見たことがないので。

仕事を終わって S-Bahn で最寄りの駅 (Deisenhofen) まで来るブリギッテを迎えてから友人宅へ。

もう、何度も会っている仲間なので全く気のおけない雰囲気で食事会は進んだ。午前0時のお開き。

家を一歩も出ずに「現場監督」

11月19日(木)・晴れのち曇り/最高気温16度

6時半起床。今日は本当に家から一歩も出ないで過ごした。昨日に続いて7時50分ごろにタイル貼り職人さん二人が来て仕事を始めた。

彼達には10時半ごろと午後の3時半ごろにコーヒーを入れて茶菓子を添えて出してあげた。

それ以外の時間は電子書籍を読み、音楽、ポッドキャストを聞いていただけ。あまりコンピュータに向かってばかりいると眼精疲労が心配なのでそこそこにする。

昼食は職人さん達が昼休みに出かけた間にささっとすませる。やっと栗ご飯を完食。しばらくは栗ご飯は作らなくてもいいな。(^_^;)

夕食はブロッコリーを茹でマヨネーズをかける。それと「なすとピーマンのひき肉ピリ辛炒め」を作った。

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赤ピーマンしか買い置きがなかったので仕方がないが、赤ピーマンというのは甘い。やはり緑のピーマンの方がちょっとした苦味があって好き。それに彩りも緑がないと寂しい。

夜は外食

11月18日(水)・快晴/最高気温17度

6時半起床。
今日も一日中「現場監督」で終わった。ただ14時からマッサージのために1時間ほど家を出たのが昨日とは違う。外の空気を1時間でも吸うことができるというのはそれだけで気分転換になる。

今日のお天気は素晴らしい青空が広がる快晴。気温も17度まで上昇したが風が強かったので体感温度はそれほど暖かくは感じなかった。

昨日に続いて仕事をしている作業員は今日もよく働いている。明日からようやくタイル貼りを始めることがきるのかもしれない。

夕方、そろそろ料理をしようかと思っていたらブリギッテから電話。彼女は今日は最後まで残って事務所の鍵を閉めて帰らないといけないそうだ。どうせ遅くなるのだから、途中で待ち合わせて食事をしようと言う。

彼女の60歳の誕生祝いに使うレストランをまだ決めていないので、内心焦っている様子。今日は電車の窓から見えて気にかかっているビア・レストラン Giesinger Bräu München へ行ってみた。

結論から言うとここは駄目。学生たちの集まる場所としてはいいかもしれないけれど落ち着いて食事をできる雰囲気ではなかった。繁盛している様子で私がブリギッテよりも早く着いた時にはちょうど二人分の席が空いたところだった。座れたのは幸運だったと言える。ちょっとしたパーティも出来るらしい。

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作りたてのビールはさすがに新鮮で美味しかったが料理は可もなく不可もなくといった感じ。騒音で会話もままならないのでさっさと食べて飲んで店を出た。

曇り空の一日

11月17日(火)・曇り/最高気温16度

6時起床。今日もタイル貼りの下準備で作業員が一日中働いていた。わたしは家の中にいただけ。これが意外と疲れるものであるのはもう何度も書いている。

今日は朝から曇り空のパットしない天気だった上に外へ出なかったからなんとなく気分も晴れないまま。

午前中に栗ご飯を作るために栗の皮むきをしていたが、これもスッキリとは剥けなくてイライラ。水加減も少なすぎたような気がする。

作業員はとても勤勉な男で、朝は8時過ぎに来て、仕事が済み後片付けを終わって帰ったのは19時を過ぎていた。さすがに疲れた表情。

夕方から取り掛かった夕食は「人参のシリシリ」「玉ねぎスライスとツナのマヨネーズ和え」残り物の「セロリサラダ」「味噌汁」そして「栗ご飯」だった。

日中は何もしなかったのに夜になるとやはり眠くなる。20時からの Tagesschau を見ていたら、今夜のサッカー試合「オランダ対ドイツ」の試合は爆弾予告が入ったらしく中止になったようだ。

今日はタイル貼りの下準備

11月16日(月)・晴れ/最高気温20度

6時30分起床。昨夜は一度も目が覚めずに朝までよく眠ることができた。久しぶりなのでとても気持ちが良い。ブリギッテは8時過ぎに出社。

9時ちょうどに今日からタイル貼りをする職人さんが来たけれど彼はなんだか落ち着きがなくて向かい合っているこちらが不安になってくる。

工事責任者が10時15分頃に来て彼と話をしていて少しわたしの心も落ち着いた。

11時00分過ぎに義母を銀行に連れて行く。大した用事ではなかったので30分ほどで済んだ。

帰宅してみるとタイル貼り職人は材料を取りに行くと言って1時間半ぐらい居なくなった。14時15分ごろに再び来訪。それからタイル貼りの下準備が始まったが思いのほか騒音がひどくて今日もまた神経が痛む。またまた台所側の壁にドリルによる穴が二つの貫通。最後には全て元どおりにして行ってくれるらしいが、全く心臓に悪い。

職人二人は結構遅くまで(6時15分過ぎ)仕事を続けて帰って行った。

ブリギッテは7時前に帰宅。今日の献立は「きゅうりとタコの酢の物」「ナスとピーマンの味噌炒め」「じゃがいもと莢豆の味噌汁」ご飯。

20時前には後片付けも終わってホッとしたと同時に疲れも押し寄せてきた。

明日は7時半頃から職人さんが来るというのでまた早起きしなくては。

風の強い日曜日

11月15日(日)・晴れ/最高気温19度

8時起床。昨夜長女のところでご飯を食べている頃から左の腹がときどきピクリ、ピクリと痛んでいた。それがベッドに入ってもなかなか消えずに、夜中、足の方を挙げる姿勢にしてみたらそれが消えた。それからはグッスリ眠れたのだが、何だったのだろう。

こうして細かい点でいろいろ不具合が出ながら死に近づいていくのが人間の身体なのかもしれない。これはもう黙って受け入れるしかない。

例によって日曜日なので9時半頃から義母を迎えてのブランチ。いつものように淡々とこなす。そのあとブリギッテと二人で車で義母を送っていった。

義母がこれまでわが家で使っていたウォッシュレットを欲しいというので彼女宅のトイレに持っていって取り付けた。水回りをいじるのはわたしは躊躇してしまうので、今日はこれまで使っていた普通の便座と交換して取り付けただけ。水回りは専門の店に来て貰うのが一番良い。

帰宅してしばらくしたら外の明るさに誘われてブリギッテが散歩に行きたいと言う。かなり風の強い日なので森の中は止めてイザール河沿いの道を歩くことにした。こちらは起伏があるので森を歩くのと違いかなりの運動量になる。8341歩・77分を歩いて帰宅したときにはわたしもかなり疲れた。

帰宅してすぐにベッドに入り1時間ほどグッスリと眠る。長女が洗濯物を持って訪れた音に眼が覚めた。

夕食は久しぶりにブリギッテが料理した「マスのムニエル」「セロリサラダ」「茹でジャガイモ」など。

夕食のあと、これまで寝室に置いてあったテレビを下の部屋に移して欲しいというブリギッテの要望でまた一汗掻いた。寝室に置いてあるとベッドの中からテレビを見ることになり、大抵は寝落ちしてしまうのだそうだ。(^_^;)

今、進行中の浴室改装が終わったら、大きなテレビを購入するのだろうか。なんだか彼女の方がわたしよりも物欲は旺盛なようだ。わたしにとってテレビはそれほど重要ではないので彼女の好きなようにしたら良いと思う。

洗濯を終わった長女を8時半頃に彼女のアパートまで送っていき、やっと週末が終わった。これからグラッパを引っ掛けて早寝しよう。

長女の招きで夕食

11月14日(土)・曇り/最高気温10度

8時起床。夜中にひどい夢を見て明け方まで眠れなかった。現役中には何度かそういう体験はあるが引退して3年も過ぎた今、そんな夢を見るとは思わなかった。

もうその夢ははっきりと憶えていないのだが、不思議なことにオーストリアのあるホテルに泊まっている自分がいて、朝起きて見るとその日がある劇場での Vorsingen (オーディション) の日であることに気がついた。しかし、どうしても声が出て来ない。そのうちにパニックに陥って何を歌うのかもすっかり忘れてしまった自分に気がついた。

眼が覚めたときの重〜い気分は今日のお昼頃まで残ってしまった。人前で自分をさらけ出すというのはその備えが自分の内に無いとき、なんとストレスであることか。

朝食を終えた頃に昨夜パリで起きた同時テロのニュースを知った。まわりの雰囲気に乗って下手に騒ぎ立てることはしないでおこう。

ブリギッテは今朝はわたし抜きで義母と買い物に出て行った。朝市にも義母を連れて行ったらしい。曇り空の湿った空気で、体感温度はかなり低かったようだ。

彼女がいない間、わたしは台所の整理、ベッドカバーの交換、工事による粉のように細かい埃の拭き掃除などをこなす。

ブリギッテが昼食用にと Weißwurst と Brezel を買ってきたのでおいしく食べた。これはたまにはおいしいと思うけれど毎週食べたいと思うほどではない。

今夜は近くに住む長女が夕食に招待してくれるという。彼女の引っ越しを手伝ってくれた末娘夫婦へのお礼もあるらしい。しかし、長女は料理が得意ではないので、デザートはブリギッテが作って持っていくことにした。

ブリギッテが作っている間わたしは1時間ほどの昼寝。昨夜の悪夢があって寝不足気味だったからグッスリと眠ってしまった。

夕方6時半前に長女のアパートへ。デザートの他にナイフ、フォーク、スプーンなどの食器も運んだ。参加者は全員で6人。スープから始まってメインディッシュ、デザートといちおうの体裁は付いていた。味もなかなか。

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末娘夫妻は明日も仕事があって早起きしなくてはならないということで22時頃のお開きとなった。

久しぶりのウォーキング

11月13日(金)・晴れ/最高気温15度

6時半起床。昨夜はかなり早い時間に就寝したので充分に寝足りた気分。

浴室リフォームの職人さん二人は8時少し過ぎに来て、早速仕事に取りかかった。本来なら昨日で終わっていたはずなのだがやり残した部分があったらしい。

わたしは8時40分から整体・マッサージの予約を入れてあったので8時半頃に家を出た。その間は長女が来て「現場監督」の役目を引き受けてくれた。

作業員たちは11:15に終了。長かった一週間もやっと終わったという感じ。明日、明後日と普通の日が戻ってくる。月曜日からはタイル貼りの職人さんたちが来るがこれはそんなに騒音を出さないだろうと期待したい。

昼食は昨夜ブリギッテが途中で買ってきてくれたものを温めて食べる。そのあと玄関とリビングキッチンの床、扉などの拭き掃除。ごくごく細かい埃が溜まっていて掃除をしないではちょっと気分が晴れなかった。

昨日で Weißbier が切れてしまったので新しいものを買いに出掛ける。今回は ERDINGER-Schneeweße を買ってみた。冬用の商品らしい。

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午後3時頃から久しぶりに森へのウォーキングに出掛けた。ブランクのあとなので注意深く歩いて8724歩・77分。医者には60分くらいでいいと言われていたので、こんなものか。

帰宅して早速買ってきた Weißbier を試してみる。可も無し不可も無し。

7時頃に帰宅したブリギッテと夕食を一緒に食べて、今日も早寝。

わたしは打たれ弱いようだ

11月12日(木)快晴/最高気温15度

7時起床。昨日は工事人が帰ってから気がついたのだが、お湯の栓をどうにかしたのか各家庭の暖房が効かなくなっていた。お湯が停まったということはシャワーやお風呂にも入れないということで、わが家の工事のせいで、かなり迷惑を掛けてしまったことになる。ドイツ人は朝にシャワーをする人が多いのだ。

その問題も工事人が来た8時過ぎに解決。今日もまたもの凄い騒音の嵐がわたしを襲ってきた。なんだか、今日はこれまでよりも騒音のデシベルが高いなと思っていたら、なんと、電動ドリルがリビングキッチンの壁を突き破ってしまった。この部分の壁は目測だけれど6〜7cmほどの厚さしかないので、充分に気をつけてくれるようにと何度も注文しておいたにもかかわらずだ。

施工主に電話してみると「大丈夫、大丈夫、それくらいのことは家の改造にはつきものですよ。あとでちゃんと直しておきます」と、あっけらかんとした返事。こちらは心臓がバクバクしてしまったのに。それを聞いて少し安心したらふいに落語の「粗忽の釘」を思い出してしまった。

今日は水回りの職人さんに加えて電気系統の職人も加わった。わが家の狭い浴室に3人のドイツ人が入って働くのはきっと窮屈なことだったろう。(^_^;)

午後は昨日と同じく陽の光が差し込んできて明るい室内。それでも気温はちょっと低いようだった。

⒋時半頃に作業員たちが帰って行ったので、買い物に出掛けた。スーパーマーケットで野菜、トーストなどをカゴに入れてレジまで持っていったら、なんと、一昨日に続いてまた財布を持ってこなかったことに気がついた。

なんということだろう!一度ならず二度までも。老化現象か、と思ったがいやいや違うと自分で打ち消した。日中に浴びせられた騒音に頭の中に空洞が出来てしまったために決まってる。だって、今日は朝から食器を床に落としそうになったりしていたから。

ブリギッテにそのことを説明したら返ってきた答えが「そういう時にはチョコレートなどの甘いものを食べるといいよ」だった。違うような気がするけれど・・・。

改装工事・3日目

11月11日(水)・快晴/最高気温18度

6時半起床。今日も一日中外出もせずにリビングキッチンに座っていた。工事人がときどき顔を出して、わたしでなくては分からないことを訊いてくるので、やはり家人の誰かが居ないといけない。家のリフォームを経験している人がこの状態を「現場監督」と表現していたが言い得て妙であると実感した。

今日も水回りの基礎工事をしていたが、これまでの洗面台とトイレの位置が少しずつ左にずれるのでその工事がけっこう大変らしい。何でもそうだけれど、ゼロから作るのとは違った難しさがある。素人が考えても前者の方が簡単だろうとは思う。

今日は朝から快晴の日和で外の気温はそれほどでもなかったがガラス越しの日光はかなり暑いと感じた。

数日前からテラスの餌台に雀が来るようになった。これまではシジュウカラがほとんどだったのだが、違う種類の小鳥が訪れてくれるのは嬉しい。シジュウカラに較べるとまるまると太っていて、これが「寒雀」というものなのかな。

工事中はその騒音で音楽も聴けないから、ほとんどMacの画面を見ていることになるのだが、これがかなり眼の疲労を誘う。今日は意識して1時間Macを使ったらテラスに出て遠くを見るように努めていた。

トスカーナに滞在しているときに、ブリギッテの会社の若いドイツ人男性も来ていて彼と話すことがあった。彼は日本人女性と結婚していて男の子が2人いる。もともとが日本大好きな男なのだが、彼がこれまでに読んだ日本の本を訊ねたら何と谷﨑潤一郎の随筆集「陰翳礼讃」という名前が出てきた。もちろんドイツ語に翻訳された本である。

恥ずかしながら、日本人の彼より年上であるわたしはこの本は未読だった。幸いにも電子書籍で出ていたのでダウンロードして読んでみた。とても新鮮で谷﨑潤一郎という人間の奥深さが感じられる良い随筆である。「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」とはこのことだ。(汗) 

今日は素晴らしいお天気だったのでテラスへの戸を開け放しておいたのだが、午後に1羽の雀が部屋に迷い込んできた。出口がわからなくてバタバタしていたから、怖がらせないようにゆっくりゆっくりと戸まで追い込んで無事に外へ飛び立っていった。

工事人二人は今日も4時半頃に作業を終了。わたしは昨日と同じようにそのあと掃除機を掛け、雑巾掛けをして床のざらざら感を拭い去る。

今日になってようやく料理する気力が湧いてきたが、買い物にも行けないので冷蔵庫の中には大したものが入っていない。それでも先日茹でたタコの足が残っていたのでそれを解凍。ステーキ用のマグロの切り身も冷凍されていたのでそれも解凍する。あとは卵のだし巻きを作る。味噌汁の実はジャガイモと人参。

騒音は続く

11月10日(火)・晴れ/最高気温21度

6時半起床。今日も早起き。浴室改装工事が終了する3週間後まで早起きは続くことになる。しかし、歳をとったせいか7時前の起床もそれほど辛くはない。

8時半頃に工事の作業員が来て昨日の続きが始まった。まず始めにして貰ったのは下のトイレと洗面台の水回りを直して貰うこと。昨日の工事で水道の元栓を開けたり閉めたりしたせいかトイレのタンクに水が溜まらなくなってしまった。

壁の中にあるタンクを調べてみると水垢とカルキでタンク内の「浮き」が動作していないことがわかった。振り返ってみれば30年近く経っているからそろそろ新しいものと交換しなくてはならない時が来ていたのだろう。

それからあともこまごまとした問題があったりして、やはり、わたしかブリギッテのどちらかが在宅していなくては困ることになると思った。

トスカーナ旅行から戻ってから洗濯したものが乾いていたので、アイロン掛けをする。10枚以上のシャツだったからけっこう時間が掛かった。

工事人が昼休みをしているあいだわたしも寝椅子の上でウトウトとする。

夕方4時半過ぎに今日の工事は終了。わたしはそのあと各部屋に FRITZ を走らせて細かい埃を吸い取らせ、そのあと雑巾掛けをした。雑巾掛けをしないとどうも床のザラザラした感じが消えない。すっかり汗をかいてしまった。

5時半頃にそれが終わったので家庭医の処まで車を走らせ、ブリギッテに頼まれていた彼女の薬の処方箋を貰ってくる。帰途、スーパーマーケットで買い物をしようとしたら財布を忘れてきたことに気がついた。(^_^;)

ブリギッテは終業後、義母のところに立ち寄ったらしく7時半頃の帰宅。わたしは今夜も夕食を作らなかったので昨夜と同じような Kaltesessen 。トスカーナでは毎夕食が外食だったので食傷気味。簡単なものでも家で食べる方が嬉しい。明日は何か火の通った夕食を作ろうと思う。

浴室改造工事が始まった

11月9日(月)・曇りときどき晴れ/最高気温20度

6時起床。今日から浴室の改造工事が始まる。工事人が何時に来るのかが不明だったので余裕を持って早起き。

娘たちが家を出ていって夫婦2人だけになったのを機会に、2年半前にかなり大規模な改造を行った。そのときには現在の浴室は手つかずに済ませのだが、昨年義父の最期を看取ったときにいろいろと考えるところがあって、今回の改造に踏み切った。

歳をとって身体の自由が利かなくなったときのことを考えると、一番妨げになるのは住まいの中の段差であり、毎日身体を洗う浴室の重要性だった。わが家にもこれまではごく普通に浴槽があった。

日本に住んでいるとちょっと理解しがたいかもしれないけれど、ミュンヘンの空気は1年を通してかなり乾燥しているので、浴槽に浸かって汗を流さなくともシャワーで済んでしまう。これまでもわたしが浴槽に浸かったのは年に数えるほどでしかない。

ということで今回の改造では浴槽を取り払いシャワーだけにした。そうすれば浴槽を跨ぐという老人にとって危険な動作が解消される。しかし、それだけでは寂しいので蒸気の出るシャワーを取り付けることにする。蒸し風呂に近いかもしれない。下の写真は改装前。

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工事人が来たのはブリギッテが出社して10分ほど経った8時15分頃。簡単な打ち合わせのあと早速工事が始まった。まずは浴室内のタイルを全て剥がし、浴槽も外に出さなくてはならない。

このために使う機械がかなりの騒音を出すのでリビングキッチンに居たわたしはたまらず耳栓を持ち出した。上の階の友人夫妻には前もって了解を得ているが、きっとこのアパートの他の住人たちは驚いたことだろう。

ドイツの法律によって12時〜14時ぐらいまでは騒音を立ててはいけないことになっているのでこの間はさすがに工事人たちも休憩を取った。午後に再開した騒音は夕方4時頃には終了。まだ少しタイルが残っている部分があるがそれは明日に回したらしい。下の写真は今日の終業時のもの。

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わたしは夕方6時からマッサージの予約が入れてあった。トスカーナに行っている間に左足の痛みは消えていたので、切羽詰まった状態ではなかったからマッサージを楽しむことが出来た。気持ちの良いものである。

ブリギッテは終業後に買い物をして帰宅したので、夕食は8時頃から簡単に済ませた。今日はわたしも料理する気力が湧かなくて、トスカーナから持って来たチーズ、ハム類で済ませる。

今日のミュンヘンはトスカーナ並みのお天気

11月8日(日)・晴れ/最高気温21度

8時半起床。気持ちの良い目覚めだった。久しぶりのわが家での朝食はゆったりと。日曜日はいつもだと義母を招いてのブランチなのだが、今日は朝から片付けなくてはならない要件があったので、彼女は夕食に招くことにした。

まず、浴室の棚をすっかり空にして下の洗濯室に運ぶことから始めた。明日から浴室改装のための作業員が来ることになっているのだ。小さな棚だと思っていても、棚というのは意外と物が入るもの。何度も階段を上り下りしなくてはならなかった。

その合間にブリギッテは一週間の旅行で着ていた衣類の洗濯。12時前に小腹が空いたのでトスカーナで買ってきたハムとチーズで簡単な昼食。お腹がおさまったところで車を洗いに行く。

トスカーナの大きな道路から別荘までの道は舗装されていないので、天気が続くと砂埃がもの凄い。昨日は帰宅が遅かったので洗車できなかった。

帰宅してから、今度は庭の落ち葉掻き。一週間留守の間に庭は落ち葉で埋まってしまっていた。小さな庭でも熊手を使って落ち葉を集めているとかなり汗をかいてしまった。

5時すぎからお風呂を立てて入る。明日から浴室改装工事が始まるので浴室は使えないから何らかの方法を考えなくてはならない。

18時から義母を混じえ、カローラ夫妻も入って5人での早い夕食となった。先週収穫したばかりのオリーブを絞った新鮮なオリーブ油を白いパンに浸し前菜とする。そのあと、トマトをたっぷりと使ったトスカーナ風のソースでスパゲッティ。

カローラ夫妻も一泊旅行からの帰り道に立ち寄ってくれたので、疲れた表情だったから19時半頃にお開きとした。

わたしも今日は結構身体を動かしたので疲れた。早寝する。

トスカーナ⇒ミュンヘン

11月7日(土)・晴れ/最高気温21度

7時起床。今日はミュンヘンに帰る日なので、7時に起きて荷物をまとめる。といっても大したことではないのですぐに終わり、店主夫妻に別れを告げて8時15分頃の出発。ブリギッテは来週の火曜日にまた顔を合わせるのだが、わたしはしばらく会うことはないだろう。

一旦 Siena に向かい、大きな COOP で買い物をする。これがブリギッテにとってはなによりの楽しみのようで今日も張り切って買っていた。ただ、お目当てのハム・ソーセージ売り場が閉まっていてパルマの生ハムを買えなかったのはとても残念。

2時間近くを費やして娘たちや友人へのプレゼントなどをいろいろと購入した。これでわが家の RAV4 のトランクはギチギチ。

Bologna の手前で渋滞に遭って1時間ほどのロス。ノロノロどころではなくピタッと停まったまま。これには参った。

そして Mantova の手前で Siena で買い忘れた果実酒用のアルコールを買うのに一旦高速道路を下りスーパーマーケットを探す。果実酒用アルコール(95%)というのはドイツではなかなか見つからないそうで、薬局で買うとかなり高価だという。

そしてオーストリアに入ってからドイツ国境近くでは警察による検問(難民の流入を取り締まるため)があったりしたので帰宅は20時半頃になってしまった。さすがに疲れた。約800㎞の距離を一気に走るのはかなり大変。

車に積んであった荷物を家の中に運び込み、遅い夕食を軽くとったあと今日は早寝。

Pienza へ、そしてトスカーナ、最後の夕食

11月6日(金)・晴れ/最高気温18度

7時半起床。ミュンヘンから来ていた3人の若い人たちが今日は旅立ち。いつものように朝食をとったあと10時過ぎに出発した。

ブリギッテと店主夫人は昨日に続いて Siena へ。ちょっとした用事があったようだった。

わたしと店主は “PABLO” を連れて散歩に出掛ける。途中にある農家に立ち寄りちょうどオリーブの収穫中だったので少しだけそれを手伝ってから散歩を続ける。

San Gesumme の Bar でエスプレッソを飲んで一休みしたあとで、谷越えをして帰宅。

ブリギッテたちは14時過ぎの帰宅でそれから遅い昼食。生野菜サラダ、われわれがお土産に持ってきたイクラ、パルメザンチーズ、酢漬けの小魚(鰯)、それにパンというトスカーナらしい食事。

今朝から店主夫人が腰の痛みを訴えていて、椅子から立ちあがったりするときにとても痛そう。

食事が15時過ぎに終了してしばしの休憩を取り、16時15分に Pienza に向けて出発。pienza に到着したときには既に陽が沈んでいた。

それから1時間ほどカテドラルを見学したり、並んでいる店で買い物をしたりして7時過ぎにそこを後にする。

来た道を戻る感じで車を走らせ、今回のハイライトであるレストランへ。ここは店主夫妻のお墨付きである DAVIDE CANELLA | Enoteca Ristorante というホテル・レストラン。下の写真は iPhone 4s で写したもの。かなり暗い。

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確かに建物自体の雰囲気とかは素晴らしい。しかし注文した料理はそれほどのものかな?という感じを持った。わたしは生まれて初めて「鳩の胸肉」料理を食べた。これが鳩だと言われなければ普通の肉とあまり変わらない。

帰宅は今夜も午前0時を過ぎていた。明日は早起き。

Siena へ

11月5日(木)・曇りのち晴れ/最高気温19度

7時半起床。今日は朝食が9時半からということだったので、眼が覚めたのは6時半過ぎだったがゆっくりの起床。

朝食のあと店主を除く6人で木曜日に開かれる市に出掛けた。女性陣が買い物をするのに付き合ったということ。帰宅してからわたしはベッドに横になって少し眠ったらしい。ブリギッテの「昼ご飯ですよ〜」という声に起こされた。

朝のうちは霧が出て曇り空だったのだが、12時頃から青空が出てきて素晴らしいトスカーナの天気となった。ブッラータ
というトスカーナ特有のチーズ(熟成前のやわらかなモッツァレッラ・チーズ)にオリーブオイルを掛けて塩・胡椒して食べた。多分ここでしか食べられないものだと思う。

食後にしばらく休憩を取ってから、若い3人とブリギッテ、わたしの五人で Siena へ車を走らせる。店主夫妻は午後から来客があるので夕方7時頃に Siena のカンポ広場で待ち合わせることにした。

途中で車を洗ったりしたのでお目当てのドームに着いた時には5時10分過ぎ。残念ながらドームの内部は見ることが出来なかった。そのあとカンポ広場までの道をウィンドーショッピングしながら歩く。

カンポ広場に面したカフェーでそれぞれ飲み物を注文して談笑しながら店主夫妻を待つ。下の写真はレンズが暗いのでかなりピンボケ。

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夕食は2年前に食べたレストランで。今日は若い3人が居たので念願のフィレンツェ風ビフテキ(Tボーンステーキ)をシェアして食べることがで来た。

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肉が上質だったせいもあるが幾らでも食べられそう。塩、胡椒もせずに純粋に肉を味わった。終わってみれば若い二人の男性よりもわたしが一番多く食べていて大満足。

そのあとこれも2年前と同じようにレストランの筋向かいにあるワインを貯蔵してある地下蔵を見学。

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そこを出ようとしたらあと10分ほどでジャズのライブ演奏が始まるという。店主夫人も乗り気だったのでそこで最初の1曲だけを聴いてレストランを出た。もっと聴いていたいのは山々だったが駐車場が24時までしか開いてないので残念ながらそこを後にした。

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トスカーナの別荘に着いたのは24時過ぎ。

再び温泉へ。

11月4日(水)・晴れ/最高気温19度

7時起床。昨日までの快晴に較べれば雲の多い日だったが青空が絶えることはなかった。

朝食のあとはそれぞれの役割を果たすのでそれぞれ別行動。店主夫人と二人の女性たちは昨日収穫したオリーブをプレス工場へ運ぶ。これはその年にも寄るのだがかなりの待ち時間が課される。

2人の若い男性は別荘の整理、防犯カメラの設置などの仕事を仰せつかったらしい。

わたしは店主が Physiotherapeut から戻ってくるのを待って一緒にまた温泉へ行くことにしていた。

ブリギッテは今夜のためにクリーム・ババロアを作ることにした。昨夜レストランで一緒だったロレンツォが今夕、この別荘にいる全員を自分が作るパスタ料理に招いてくれたのだ。そのデザートである。

店主が帰宅してから1時間ほど経った12時前に温泉 Terme Toscana – San Giovanni Terme Rapolano へ向けて出発。

今日は一昨日とは違ってガラガラ。それほど強くはない太陽の光の下、実にのんびりと浸かることが出来た。店主は湯の中で居眠りを始める始末で、溺れるのではと心配になって注意して見ていた。

2時40分頃に浴槽を出てシャワーを浴びる。この湯は石灰分もかなり多いのかシャワーを浴びないと全身についた白い粉状のものが落ちない。

4時ちょっと過ぎに帰宅。それから丘の向こうまで “PABLO” の散歩を兼ねて歩くというので、わたしは辞退して部屋で休むことにした。片道30分ほどの道のりだが谷越えなので運動量はかなりのもの。温泉から戻ったばかりの店主も元気に参加していた。

19:30からロレンツォ宅で食事会。典型的なトスカーノの住まいで我々が到着した時には暖炉に火が入っていて前菜用のパンが温められていた。炎というのは人の心を時に豊かにしてくれる作用がある。

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オリーブの収穫を一緒にやった仲なので皆打ち解けていて最初から楽しい雰囲気。下の写真はロレンツォの調理台。彼が作った鍋いっぱいのスパゲッティ/ソースが美味しそう。

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テーブルセッティングも簡素でいかにもトスカーナの感じ。

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皆、昼のオリーブ収穫作業で疲れているので22時のお開きとなった。

オリーブ収穫日

11月3日(火)・晴れ/最高気温18度

7時半起床。今日は今回の主目的であるオリーブの収穫日。天気は朝から太陽の光がまぶしいほどだが、暑くなく寒くなく快適な一日だった。

昨日と同じような朝食が終わったあと作業開始である。段取りは2年前の時とほぼ同じ。ただ今回は前回と違う若い男性2人と女性1人、それにわたしとブリギッテが作業員。それに加えてこの別荘の庭師、店主夫妻の友人の男性(わたしよりは若い)の合計7人。

そして今回は収穫のための新兵器が登場した。これまでは大きい櫛のようなものでオリーブの実をこそげ落とすという人力100%のものだったが、今回は先端がプロペラ場になった機械があって高いところはそれでオリーブの実を落とすのだった。これでオリーブの木によじ登ることはなくなり安全面でもだいぶ進歩している。

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この別荘だけかも知らないけれど、今年は2年前に較べて収穫量が少ない感じ。作業は昼食前の12時頃に全て終了してしまった。

しかしそれだけの量ではプレスしてオイルにして貰うのには不足らしく、店主夫妻の友人の所有するオリーブ園の一部を収穫してそれを買うことにしたらしい。(結果的には彼からのプレゼントになった)

そのために昼食後に彼(ロレンツォ)のオリーブ園に出向き4本ほどオリーブの木を収穫した。帰宅したときには既に太陽が西の空に傾き始めていて、さすがにちょっと肌寒い。

夕食は7時15分に一同集まるということで一旦部屋に引き上げる。わたしは熱いシャワーを浴びてスッキリしたところでベッドに横になり50分ほど目をつぶった。眠りはしなかった。

今日手伝ってくれたロレンツォとは途中で落ち合って、ここから30分ほど走ったところにある魚料理のレストラン AllaCortediBacco へ。

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まず前菜としてイカ、蛸をオリーブオイルで処理したサラダ。次にスパゲッティ・ボンゴレ、メインは白身の魚だった。どれもとてもおいしくいただいたがもう少し塩気が少なくても良かった。

ロレンツォが食事の途中で喘息の発作でちょっと大変そうだった以外は楽しくおいしく食べて23時過ぎのお開き。就寝は今夜は午前0時過ぎになってしまった。身体も疲れているのでよく眠れるだろう。

トスカーで温泉

11月2日(月)・快晴/最高気温17度

7時半起床。8人での朝食は8時半からという事になっていたのでゆっくりの起床。ソーセージ、チーズ、マーマレード、それにコーヒー、紅茶とごく普通の朝食。

それが終わってからミュンヘンからの若い3人とブリギッテは庭仕事に掛かった。若者3人組はコンポストの位置変えというかなりキツイ仕事をするらしい。これは二年前にわたしがやった仕事だが、平坦な庭ではなく傾斜があるのでかなり重労働だったのを憶えている。

それなのにわたしと店主の2人はここから車で30分ほどの街 Rapolano にある温泉施設 Terme Toscana – San Giovanni Terme Rapolano へ出掛けた。店主は数日前にギックリ腰をやってその治療を兼ねているらしい。彼は1人で出掛けるのも面白くないらしく、わたしを誘った。わたしは先週まで左足の痛みがあったので、これはまたとない好機。一も二もなく同意した。(^_^;)

彼はその前に二つほど片付ける用事があったらしく目的地に着いたのは1時間ほど遅れ。

ここは入り口を入った途端に硫黄の香りが漂う本格的な温泉。ちょっと嬉しくなった。施設などはミュンヘン近郊のそれに較べるとちょっと落ちるかなという感じ。しかしミュンヘンの透き通ったお湯とは違って白濁した本格的な温泉である。

ただ、水温がちょっと低めだった。2つあるプールのように大きいお風呂なのだが片方はまあまあ。しかしこれが室内なので、今日のような快晴の天気に室内にいるのは勿体ない。それで水温の低い方の露天風呂にずっと浸かっていた。ちょっと風があったので、風呂から出ると寒いと感じる。それで2時間ほどじっと湯の中に居た。

ここは水着着用というルールでそれは少し残念だったがトスカーナの快晴の空の下、温泉に浸れる贅沢感はこの上ない。3時過ぎまで楽しんでそこを後にした。

帰宅したの4時頃でそれから二人で昼食のパスタとサラダを頂いた。空が夕焼けに染まる頃、わたし以外の全員は買い物と散歩に出掛けたのでわたしは台所の整理をしたあとソファの上でこの日記を書いている。この頃になって少し眠気がさしてきた。

全員が帰ってきたのは20時頃。それから料理が始まって食べ始めたのが21時過ぎ。子牛肉のグーラッシュがメインでそれはとてもおいしかったけれド、わたしには少し塩気が多かった。かなりカロリーも多いような感じだった。

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今夜の秀逸はワインだった。店主が木箱に入ったワインを開けて栓を抜いたのもきちんと時間を見計らって。まろやかな上品な味でいながらはっきりとした主張が感じられる味だった。6人で2リットル入りのボトルが空になった。最後まで飲んでいたのはわたしと店主の二人。(^_^;)

マントヴァ⇒トスカーナ

11月1日(日)・快晴/最高気温17度

7時半起床。マントヴァのホテルのベッドは硬めで東京のアワーズイン阪急のベッドと似ている。気持ちの良い睡眠が取れた。

8時頃から小さな食堂で朝食。品数は少ないけれど心の籠もった暖かい雰囲気のビュフェースタイル(バイキング形式)。このホテル(ペンションと言っても良いかと思う)の若い主人の母上が焼いたというマントヴァ独特のクッキーもあったりしてブリギッテはご満足。

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そこを10時前にチェックアウトしてマントヴァの宮殿を見学する。規模は小さいのだがかなり見ごたえのあるフレスコ画や各部屋を彩る絵画だった。かなりエロティックなものもあったりして、日本の春画とはまた違った独特の迫力だった。疲れたなと思う頃にちょうど全てを観終わるという、絶妙の規模。

宮殿を囲む公園がまた美しく、幸運なことに今朝は素晴らしい天気だったから木々の紅葉が斜めから注ぎ込む光線に映えてとても良い雰囲気を作っていた。

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それを眺めながらエスプレッソを飲んで疲れを癒す。元気が出たところでトスカーナに向かって走り出した。

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天気も良かったし日曜日とあって高速道路上はトラックが走っていなかったから気持ちの良いドライブとなった。そこからの400キロメートルはわたしがひとりで運転した。

ただ、フィレンツェに向かう高速道路に入ってからはカーブも多く神経を使うドライブとなったが、定時の15時にトスカーナの目的地に到着。

折りからテラスでお茶を飲んでいた店主夫妻に迎えられて午後のお茶を一緒にする。しばらくしてからわれわれに用意された部屋へ旅行カバンを持ち込んで内容物を洋服ダンスに整理する。

今回のオリーブ収穫にはミュンヘンから3人の若い男女が駆り出されているようで、その3人は18時頃、暗くなってからの到着。

全員で19時半頃に別荘を出て店主夫妻が予約しておいてくれたレストラン L’ Asinello Ristorante へ。ここは一昨年2013年11月5日にも行っている。本来ならば今日は休業日だったのを8人で行くからということで無理を言って開けて貰ったらしい。われわれだけの貸し切りというわけ。フルコースの料理でさすがのわたしも満腹。料理も全てがトスカーナ独特のものでおいしかった。

オリーブ収穫は火曜日に行うらしい。