フィエゾレ (Fiesole) という地名

ここはわたしも初めて足を踏み入れた土地。しかしフィエゾレという地名だけはずいぶん昔から知っていた。

わたしが Nationaltheater の研究生 (Opernstudio) の一員だった頃に、何本かのオペラの端役で舞台経験をさせて貰ったのだが、その中に Hans Pfitzner 作曲のオペラ「パレストリーナ」(Palestrina) というのがあった。その時タイトルロールを歌ったのは Peter Schreier。

そこでわたしが演じたのがフィエゾレのビショップの役だった。(下の写真) 歌うのはたった一言 “Ich, von Fiesole”(わたし、フィエゾレからの者です)だけ。

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しかし、周りは名だたる名歌手揃いだったからとても緊張した。

フィエゾレ⇒ミュンヘン

2018年3月31日(土)・曇り/最高気温15度⇒9度

7時半起床。

このホテルは古い館を改造して使っているせいか、現代のホテルと比較するといろいろと不備があることが二晩泊まるとわかってくる。わたしの素人目の観察だが、窓は全て取り替えたほうがいいだろう。浴室の水回り、調度品も泊まり客にストレスを感じさせる。

なによりも参ったのは部屋の中からWi-Fi でインターネットに繋がらないこと。わたしの部屋を出ると、天井に近い壁にルーターが設置されているのにインターネットを使えないというのはおかしい。メンテナンスの不備だと思う。

しかし、それらの不満を補って余りあるのは部屋からの眺望。ここから見下ろすフィレンツェの眺めは素晴らしい。

早朝はスッキリと澄み渡った街並みが、これから始まる1日に何か楽しいことが待っているような予感を感じさせる。昼間の景色は暖かい春の息吹を感じさせ、夕方から暗くなるまでの霞がかかったような色調はとても幻想的。そして夜にはライトアップされたサンタ マリア デル フィオーレとその他の名所がキラキラとした街の光の中に浮かび上がる。これは街中のデラックスな一流ホテルに泊まったとしても、決して得られないものだ。ホームページは次の URL。

Pensione Bencistà Fiesole (Firenze) – On-line booking

朝食のあと今回招待してくれた友人に厚くお礼を言ってホテルをあとにした。今日は土曜日で明日から復活祭が始まり日曜日、月曜日は全ての店が閉まる。今日中に食料を買っておかないと大変なことになる。そこでカーナビでフィレンツェ郊外の大型スーパー (COOP) を探して買い物をして帰ることにした。

その巨大なスーパーも、今日はもの凄い数のお客で圧倒された。買い物には俄然元気の出るブリギッテもさすがに必要にして充分な物だけを購入し早々に店をあとにする。

それからはひたすら約800km車を走らせるだけ。途中で1時間半ほど交代して彼女に運転して貰った他はわたしが最後まで運転。帰宅する前にレストラン Gartenstadt で夕食を済ませる。そこでミュンヘンのビールを飲んだらようやく今回の旅が終わった実感が湧いた。

今回の旅に出る前はわたしもブリギッテも体調を崩していたが、イタリアの柔らかい、暖かい空気がそれを癒やしてくれた。特に彼女は精神的にも解放された様子で、とても意義のある小旅行だった。

友人の古稀を祝うコンサート

2018年3月30日(金)・晴れ/最高気温20度

7時半起床。

夜中に1度目覚めたけれど、けっこう気持ちの良い睡眠がとれた。身支度を調えてから朝食ルームへ。その内容はかなり質素なバイキング形式で少し期待外れ。

朝食のあとせっかくここまで来ているのだからフィレンツェの街を訪れない手はないだろうと路線バスに乗って市内へ。今日は聖金曜日 (Karfreitag) だからカトリックの国・イタリアはどこも店が閉まっているのではと不安だったがそれは杞憂に終わった。

バスが到着したのはサン・マルコ広場。そこで既に大勢の人出にゲンナリとする。そこから少し歩いて DOM に着くまでの道も美術館に入りたい人で一杯。そこを過ぎてドームに着いたらそこも長蛇の列。なんだこれは!
下の写真はポンテ・ヴェッキオの橋のたもとから写したもの。拡大して貰うとよくわかるが、人、人、人、である。

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結局、その人の多さに辟易して、ポンテ・ヴェッキオまでを往復してまた帰りのバスに乗った。バスでまたフィエゾレまで乗り、そこで軽く昼食をとってからホテルに戻る。

たいして歩いたわけではないのに人出に酔ったか、ひどく疲れて2時間近くも昼寝をしてしまった。

夜は、今回のメインイベントである友人の古稀を祝うコンサートがこのホテルのサロンを貸し切って行われた。友人がこれまで面倒をみてきた音楽家たち数人が集まり、楽しい演奏を繰り広げてくれた。

そのあと場所を近くのレストランに移して夕食。これもまた楽しいものだった。23時過ぎのお開き。

ヴィニョーラ(Vignola)⇒フィエゾレ(Fiesole)

2018年3月29日(木)・曇りのち晴れ/最高気温19度

7時半起床。

昨夜の眠りは心配したほど悪くはなかった。午前2時過ぎに1度目が覚めたが、就寝したのが22時頃だったからまあ普段とあまり変わりはない。

朝食は若い女性が準備してくれていた、ごくごく簡素な物。朝食のあとこの農家で作っているというリンゴ酢をお土産に持って帰ることにする。

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そこから約2時間かけてフィエゾレに移動。この地はフィレンチェ市内を眼下に見下ろす素晴らしい立地条件。フィレンツェの富裕層が居を構えた地域らしい。

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頂上のフィエゾレの街から1kmほど下の斜面に立つこのホテルは昔の館 (Villa) を改築した物らしく、内部の装飾品などがその歴史を物語る。

われわれが到着したのは13時前だったからまだ部屋の準備が終わっていなかった。そこで頂上のフィエゾレの街まで観光に出掛ける。途中でちょうど通りかかったバスに乗って難なく到着。

まず Bar でコーヒーを飲んでから近くの遺跡(円形劇場)や Dom を見て回る。

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15時過ぎに今度は下り坂を歩いて帰ホテル。さすがに疲れて1時間ほどの昼寝。

17時頃に今回の誕生祝いに招いてくれた M さんと再会。ひとしきりお茶を飲みながら歓談。

夕食は再びフィエゾレに向かいそこのレストランで。

ミュンヘン⇒ヴィニョーラ (Vignola)

2018年3月28日(水)・雨のち晴れ/最高気温11度

5時起床。

予定よりも早く目覚めてしまったが、そのまま起きて出発の準備を始めた。朝食のあと7時半に家を出る。ブリギッテは昨夜、咳がひどくて殆ど眠れなかったのでわたしが最初に運転。

家を出るときから雨模様で、それはオーストリアを通過してブレンナー峠まで続いた。前を走る車から水しぶきがかかるのでかなり神経の集中を要するドライブ。

しかしブレンナー峠を越えるとお決まりの上天気。 Trento で途中休憩したのだが、太陽が出ているだけではなく、身体を包み込む空気感が違う。毎度のことながらイタリアは良いなぁと思う。

途中で眠気が差してきたのでブリギッテに運転を替わって貰う。しかし彼女は約1時間後に背中が痛むというのでそのあとはずっとわたしが運転して目的地の Vignola という街の郊外に到着。

ここはアグリツーリスモという形のいわば民泊。今日は季節が中途半端なのか、泊まり客はわたしたちだけだった。荷物を部屋の中に運び込んでから付近の散歩。畑の中にはサクランボとかプラムの木が植えてあって、桜の花がけっこう咲いていた。ここで桜の花を見るとは想像していなかったから嬉しい。

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そのあと2人とも疲れてたっぷり1時間の昼寝。そのあとで夕食がてら Vignola の街に出掛けた。約2〜3kmの距離。要塞の跡以外はそれほど観るべきものもないようだ。

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夕食は泊まった宿の人に教えられた Trattoria La Campagnola。2人ともお腹が空いていたので開店間際の19時に飛び込んだが、ちょっと早過ぎた。

出てきた料理はありきたりの物だったが、この店特有の Borlenghi Traditionali という前菜がちょっと変わっていて美味しかった。

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少し皿を多めに頼みすぎたようだったが大満腹。すっかり暗くなった田舎道を注意しながら運転して宿に戻ったのはまだ21時前だった。明日は午前中にここを出発してフィレンツェに入る。

薄紙を剥ぐように良くなっている

2018年3月27日(火)・晴れときどき曇り/最高気温9度

6時半起床。

昨夜は5時半頃まで通して眠ることが出来た。実感として薄紙を剥ぐように良くなっている。以前のようにスッと快復することがないのは年齢のこともあるし、責任ある仕事に携わっていないという気持ちの緩みから来るものだろう。

ブリギッテの様子も相変わらずで、実はこちらの方が自分の方よりも心配である。朝食のあと、彼女は買い物と雑用を片づけるために出ていった。

わたしは本当に何日ぶりかでウォーキングに出掛ける。身体慣らしにと短いコースを歩いた。それでも1時間ほど。帰宅して軽く1人で昼食をとってから昼寝。

気がつくといつの間にか帰宅していたブリギッテが隣のベッドで眠っている。彼女も疲れているのだろう。

夕食は冷蔵庫の中に残っていた数種類のチーズを使ってソースを作り、スパゲッティにかける。美味しかった。それとこれも冷蔵庫の中の生野菜をサラダにして食べる。というのも明日から3泊の予定でイタリアに出掛けるので生鮮食品は残しておけないから。

食事のあと片付けを終わってから荷造りをして今日は早寝。明朝は出来れば8時過ぎには出発したい。現在の体調不良がイタリアの暖かい空気と美味しい食べ物で吹っ飛んでしまうことを期待している。

1人の気ままな時間を過ごせた

2018年3月26日(月)・曇りのち小雨/最高気温9度

8時起床。

昨夜も4時40分に咳がひどくて一度起きた。咳がおさまるのを待って(約40分後)再びベッドに入り眠りにつく。眼が覚めたときには8時近かった。

体調が良ければわたしも Regensburg に行こうと思っていたのだが、ブリギッテとカローラにはわたし抜きで行って貰った。今日は孫のヨハナの一歳の誕生日。当人には誕生日が何かもわかってはいないのだが、周りの大人たちはそれを祝いたいのだろう。

夕方までは1人の自由な時間となったので、ゆったりとした時間を過ごすことにした。しばらくステレオ装置に灯を入れていなかったから、まずそれを。全ての機器のスイッチを入れてCDを午後まで回しておいた。

その他はちょっとした住まいの掃除、溜まっていた雑誌に目を通してそれを棄てる。昼食には炒飯を作って食べたあと1時間の昼寝。

ブリギッテは夕方8時近くに疲れた表情で帰宅。どうやら彼女の風邪はまだ完全に抜けきっていないようだ。明後日からイタリアへ3日ほど旅行に出るのでちょっと心配。

夕食は先日ビーフシチューを作ったときに多めに買っておいた牛肉の残りを解凍し、薄切りにして焼いた。あとはネギをタップリ入れた納豆と炊きたてのご飯。

最高気温が14度と暖かい日

2018年3月25日(日)・晴れ/最高気温14度

7時起床。

昨夜も咳が出て⒋時半頃に一度起きた。咳が鎮まるまでと MacBook Pro を開いたら、夏時間に切り替わっていた。もう働いていないせいもあって、今回はすっかり忘れていた。

劇場に勤めていたときには切り替わる2日前あたりから入り口に張り紙が貼られていて注意を促していた。夏時間に切り替わるときには開演時間を間違えたりすると大ごとになるから。

朝食はアンナが参加して3人で。主に昨日のブランチの残り物。ブランチのあとブリギッテは墓参りに。義母宅のテラスに咲き始めた花を墓地に植え替えるのだそうだ。

わたしの体調はここ数日似たようなもので、まだまだスッキリ、完調というわけにはいかない。13時過ぎにベッドに入り1時間の昼寝。

午後は台所や、自分のベッドわきの引き出し内の整理。ずいぶんガラクタを集めていた。^^; ここ数年一度も使ったことのないものは思い切りゴミ箱へ棄てる。

ブリギッテは墓参りのあとカローラ宅へ向かい、そこでお茶にしたらしい。その間、わたしはレンタル映画を一本観た。「イーグル・ジャンプ」というどうでもいい内容の映画。

ブリギッテが19時過ぎに帰宅したので、簡単な夕食を食べたあとは就寝までののんびりした時間。

春を告げる女子会ブランチ

2018年3月24日(土)・快晴/最高気温9度

7時半起床。

しばらく病気の話ばかり書いていたような気がするので、このあたりで明るい空気感のあるエントリを。(^_^)

わたしの体調の方は完全とは言えなくて、肌の感覚にまだ油断は出来ないぞという警告を感じる。朝起きてみるとブリギッテはすでに起きていて今日のブランチの準備に余念がない。今日はほとんど同年代の女性ばかり7人を招いてのブランチ。ずいぶん前からこの日程を決めていたようだ。

わたしはすぐにシャワーを浴びて、バゲットとクロワッサンを買いに車でパン屋まで走る。今回わたしに手伝えることはそれぐらい。

11時頃に玄関のチャイムが鳴ると同時にわたしは下の部屋に引きこもる。顔見知りの女性がほとんどなのだが「いらっしゃい」などと挨拶するのも面倒だし、向こうもせっかくの女子会の雰囲気をぶち壊された気になるだろう。

(ほとんどが60歳以上の女性の集まりでも「女子会」と呼んでいいのだろうか。^^;)

1時間ほどはiPad Proで雑誌などを拾い読みしていたのだが、外は素晴らしいお天気である。このまま部屋に閉じこもっているのは勿体ない。そこで12時過ぎに身支度をして音を立てないようにそっと下の出入り口から外出。

ちょうどお昼時だったので「 HAGURUMA 」で昼食をとることにした。ここで「トンカツ定食」をおいしく食べてそのあとブラブラと街を歩きながら最寄りの駅まで。

通りに面した Café は歩道にテーブルを出していて、そこに座ったお客たちは幸せそうにコーヒーやビールを飲んでいる。やっと本当に春が来たのだと思う。

わたしが帰宅した時にはブランチはお開きとなりお客も全て引き上げていた。あと片付けはお客さんたちが手伝ってくれたので楽だったとか。このへんが女性ばかりの集まりの強みか。

用意した食べ物が食べきれずに余っていたので、今回の主賓だったはずの友人のもとへお弁当のようにパックして、ブリギッテが届けに行った。彼女は現在、病気療養中で少しでも彼女の気晴らしになればと計画したのが今回のブランチの主旨でもあった。

今回準備したテーブルはいかにも春を告げるような色合いだったので、写真をアップしておく。

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床上げ

2018年3月23日(金)・曇りときどき小雪/最高気温5度

7時半起床。

3日間も寝込んでいたからか頭が重くて仕方がない。朝起きたときにはちょっとフラッと来たのだが、考えてみると一月以上散髪していないことに気がついた。

洗髪するだけの体力も戻ってきたようなので朝食前にブリギッテに髪を切ってもらう。そのあとしっかりとシャンプーをしたらスッキリとした。

朝食のあとブリギッテはイタリア語教室へ。わたしはしばらく振りに外の空気が吸いたかったから義母宅まで用事を作って出掛けた。ただし今日は歩きではなく Tram で。

帰宅する頃にはここ数日、体の中から出てくる不快感も消えていた。久しぶりに家事仕事もやってみるが息も上がらずになんとか完了。身体を動かせるというのは気持ちのよいものだ。

午後になっても眠くならないのでそのまま起きていることにする。気がつくと薄っすらと庭に積もっていた雪も消えていた。

19時を過ぎた頃からようやく横になりたくなってきた。ブリギッテは明日7人の女性を招いてブランチを計画している。今夜はきっと遅くまでかかってその準備だろう。

わたしは今日は早寝して明日から本格的に始動だ。

夜にはだいぶ回復した

2018年3月22日(木)・曇りときどき晴れ/最高気温5度

だいぶ良くなってきた。午前中、そして夕方まで時々は眼が覚めたりトイレに起きたりしたが大方は眠り続けた。

その甲斐があってか夕方7時頃には節々の痛みも消えて身体がスッと軽くなった。この分だとだと明日はほぼ正常に戻れそう。

風邪でダウン

2018年3月20日(火)・雪ときどき晴れ/最高気温1度

昨夜から身体の節々が痛かった。最後まで花粉症かと思っていたのだが、喉の痛みと痰が絡まった時点でやはり風邪をひいた確信が強まった。

幸い、ブリギッテの症状も良くなったので、わたしは安心してベッドに横になっていることが出来た。食欲が衰えていないのと熱が出ていないのが安心できる材料。

しかし熱が出ないということはそう喜ぶべきことでもないようだ。友人がメールで教えてくれた次のことがなるほどと納得できた。

それは老化の影響で熱も出にくくなってきたから。若いと免疫力があってそれが体内の悪いものを出すために発熱が起こる。小さな子供がしょっちゅう高熱を出すのはそれ。

そして次の文章にドキッ!

高齢者も高熱を出し始めたら「最後のアガキ」だそうです。肺炎で亡くなる人も多い。

熱が出ていないからといって安心してはいけないのだった。そういうわけで今日はおとなしく一日中ベッドの中。退屈なときでもポッドキャストを聴いているぶんには目を閉じていられるので疲れない。

午後になって、まだ咳は出るけれど背中や関節の痛みが薄れてきた。明日は起きられるか。

雪が降り続く

2018年3月19日(月)・雪/最高気温マイナス2度

昨夜はブリギッテが夜中に3度も嘔吐して苦しんだ。同じ物を食べたわたしはそういう事は無かったので、彼女の体調がまだまだ復帰していないということなのだろう。

朝になってからも3度ほど嘔吐。お昼過ぎになってようやく胃の中の物を全て吐き出した感じになったそうでそれからは少し元気を取り戻した。

ただ、彼女は今日の午後手首の神経を手術する予約を入れていたのだが、それは4月30日に延期となった。しばらく前から右手の親指の知覚がときどき無くなるらしく、けっこう多くの人がこれに苦しんでいるらしい。わたしは初めて知ったのでもしかするとドイツ人に特有の現象なのか。

わたしは彼女の脱水症状が怖いからひたすら薄い紅茶を煎れて飲ませることに努めた。その間に溜まっていた洗濯物のアイロン掛けを片づける。

今日になってなにもお腹に入れていないブリギッテのために「フランス風ジャガイモスープ」を作った。これを食べられるといいのだが。

夕方16時を過ぎる頃になって今度はわたしの体調が少し怪しくなってきた。背中のあたりがゾクゾクする。うがい薬を使ったあとベッドへ入り2時間ほどグッスリと眠った。

眼が覚めてみると背中とか関節周りがちょっと痛い。普通だと風邪の兆候なのだが、熱はまったく平常なのが花粉症の症状に近い。わからない。

19時過ぎに「フランス風ジャガイモスープ」を二人でスープ皿に一杯ずつ食べる。おいしいと言って食べてくれたが、また嘔吐しないことを祈る。

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わたしはそのあと洗い上がった洗濯物を干す。これは普段はブリギッテの仕事なのだが、今日は特別。寝室の窓を5分間だけ開放し空気の入れ換えをしてからわたしも20時30分過ぎにベッドへ。二人とも明日は少し良くなっているといいのだが。

冬に逆戻り!

2018年3月18日(日)・曇り/最高気温0度

7時起床。

今年のわたしの花粉症が始まったらしく昨日あたりから体調に異常を感じる。自問自答しても本当に風邪をひいたのか、花粉症なのかはわからない。どちらにしても不快感がある。

今日はわたしの71歳の誕生日。眼が覚めてみたら外は雪景色!

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1人で起き出して、昨夜の汚れたグラス類を洗浄、食洗機の中の夜のうちに洗い上がっていた食器類を食器棚へと片づける。終わりに近づいた頃、ヨハナを抱いたブリギッテが顔を出す。

朝食はユリア夫妻、アンナが加わって5人で。昨日食べきれなかったものをなんとか消化する。

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10時半頃にブリギッテの旧同僚が来訪。義母が残した装飾品の鑑定をしてくれるように頼んでおいたらしい。

ユリアたちは12時頃に Regensburg に戻っていった。わたしはそのあと疲れて昼寝。1時間はタップリと眠れたので疲れが取れたような気がする。誕生日に娘たちが来てくれるのは嬉しいのだが、そのあとはかなり疲れを感じる。^^;

夕食はブリギッテと二人で外食。街に出て「天満屋」という回転寿司屋を試してみた。ミュンヘンで回転寿司を経験したのははるか昔に一度あったようなうっすらとした記憶だけ。

結果だけ書くと「やはり駄目」だった。このあとは行くことはないだろう。

ブリギッテの誕生日

2018年3月17日(土)・曇り/最高気温5度

7時半起床。

今日はブリギッテの誕生日である。彼女はわたしより早く起床して台所に立っていた。今朝はわが家の家族7人(+ヨハナ)と義妹が加わって、ブランチの食卓を囲むための準備である。

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食事のあとプレゼントの開封などをして後片付け。ヨハナは昼寝のベッドに、ユリア夫妻とカローラは買い物に出掛けた。彼女たちは今夜ブリギッテへの料理を作ってくれるそうなので材料の買い出しである。

わたしもその間1時間の昼寝。ブリギッテと娘たちはそのあと動物園へ。わたしも誘われたがやんわりと断り、1人残って留守番。^^;

夕食はアンナが「生野菜サラダ+3種類のドレッシング」の前菜、ユリアとフローリアンはメインの「ローストビーフ」、カローラはデザートに「マンゴー+2種類のクリーム」を作ってくれた。

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食事のあとも話が盛り上がって23時のお開き。使ったグラス類はそのままにして全員快く疲れて就寝。

久しぶりにまとまった歩き

2018年3月16日(金)・曇りのち晴れ/最高気温12度

7時半起床。

ブリギッテに起こされるまで眠っていた。いちばん深い眠りの底だったらしく、起きてもしばらくボヤ〜とした状態。朝食のあとブリギッテはイタリア語教室へ出掛けて行った。冬休みのあとの初めての授業らしい。顔色も良くなってきたので大丈夫か。

わたしは11時頃から GASTEIG まで歩いた。先週は見本市の手伝いなどがあったし、先々週もブリギッテの看病などで、まとまった歩きが出来なかったので久しぶり。疲れたらいつでも Tram に乗れるようにと、道路わきの歩道を歩く。

しばらく振りだったから足も軽く感じて難なく7km ほど歩いて GASTEIG へ到着。そこで来週金曜日に上映される独日協会主催の「お吟さま」という映画の入場券3枚を取得。ブリギッテは行けないがアンナとカローラが観たいというので3枚になった。

そのあと Rosenheimerplatz の肉屋で軽く Leberkäsesemmel を食べて、 Tram で帰宅。快く疲れたのでベッドに入り1時間の昼寝。

夕方は義妹のベティーナ、そして Regensburg からユリア一家がやってきたのでわたしが鶏肉入りの野菜炒めを作った。それだけではちょっと退屈な味になるので日本から持って来たSBカレーのカレー粉で味付け。

デザートはブリギッテがムースショコラを作った。食事のあと義妹は22時頃に義母宅へ帰っていった。われわれも疲れていたので22時半のお開き。

春の陽差しが一杯

2018年3月15日(木)・晴れ/最高気温13度

7時半起床。

今朝は早起きするつもりでいたのだが、夜中の4時前に両足が痙って眼が覚めた。それが落ち着くまで45分くらい起きていてそれからまたベッドに戻ったので寝過ごしてしまった。起きたのは7時過ぎ。

今週末はわたしとブリギッテの誕生日なので、娘たちがやって来る。その食料調達にブリギッテと一緒に大型量販店の METRO へ。ブリギッテの顔色はまだ赤みが無くて心配。それで珍しくわたしも買い物に同伴した。

METRO では買いたい物の数点が見つからなかったので、その足で、今度は業者用の量販店 HAMBERGER へと向かう。帰宅したときには2人とも疲れていた。

わたしはコーヒーを飲んでからすぐにベッドへ。グッスリとは眠れなかったが身体は休まった。ブリギッテはわたしの眠っている間に、今度は ALDI に買い物に行ったらしい。

夕方6時過ぎに家を出て Nationaltheater へ。今夜の出し物は「シチリア島の夕べの祈り」だったので久しぶりにヴェルディの音楽に浸れるかと大いに期待して出掛けた。

結果は別エントリに書いたように裏切られた形。わたしはときどき舞台から眼をそらして音楽にだけ集中していた。これってなんだか変。残念だった。

シチリア島の夕べの祈り(Les Vêpres siciliennes)を観た

久しぶりのオペラ。
先日 Premiere だったこのオペラをわたしは歌ったこともないし観たこともない。
数日前に街で出会った現役の同僚と立ち話をしたら、演出はひどいと言っていたので興味津々で臨んだ。まあ、新演出が合唱団員に誉められるというのはあまり無い。(笑)
切符は完売だそうである。

先ほど帰宅したのだが、同僚の話には納得がいった。演出家にはヴェルディの音楽に対するリスペクトがゼロといっても良いかも。ソリストの中に音程が定まらない人がいて、それも気を削がれた原因だった。

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打ち上げ

2018年3月14日(水)・曇りのち晴れ/最高気温10度

7時起床。

昨夜も喘息の軽い咳に悩まされたけれどまあまあの睡眠がとれた。

義母の死後の片付けでソファや椅子を引き取ったからわが家は途端に手狭になってしまった。アンナがわが家にあった IKEA の椅子を引き取ってくれるというので彼女のアパートに運び込む。

午後は借りていた DVD を返却しに街へ出る。今回の経験でわかったことは DVD を観る時間がなかなか取れないということだった。読むもの、見るものがたくさんありすぎて時間が足りない。

15時から映画でエキストラ役の顔合わせ。女性映画監督のDoris Dörrie が製作する映画の中で出てくる日本人旅行者の一員になるらしい。意外に早く終わったのでいったん帰宅。彼女は2005年にミュンヘンのオペラで Rigoletto を演出していて顔見知り。

1時間ほど休んでから再び外出。今度は見本市でお手伝いした人たち数人で中華料理店 MAN FAT での打ち上げ。肉体的に大変な日もあったけれど楽しい経験だった。わたしを誘ってくれた世話役のA氏が風邪で参加できなかったのが残念。

楽しく食べて飲んでおしゃべりをし、21時半頃のお開き。教授とふたりのアシスタントは明日の飛行機で日本へ帰るらしい。帰宅は22時。

休養日

2018年3月13日(火)・曇りときどき晴れ/最高気温12度

7時起床。

ブリギッテは今日、 Regensburg へ手伝いに行くと言う。病み上がりなんだから今週は自重したら、と思うのだがこれが彼女の性格だからどうしようも無い。

わたしは下腹に筋肉痛を感じて不快。両手に杵を持ってコウゾの皮を叩くデモをしたのが原因だろう。やわい身体だと自分でも笑ってしまう。まあ、普段使わない筋肉であることは確かだが。

それでも気晴らしに Marienplatz の Apple Store まで出掛ける。帰宅途中 Rosenheimerplatz で久しぶりに Döner Kebab の昼食。うまい!

帰宅して1時間の昼寝。

午後になって体調も少し良くなってきた感じがする。ブリギッテは7時40分頃に帰宅。今日はネギ入り納豆、それに鯖の粕漬けを焼いて大根おろしとレモンを添えた。

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手工業見本市、3回目の手伝い

2018年3月12日(月)・曇り/最高気温13度

7時起床。

今朝は9時頃に義母宅に出向いて運送業者の来るのを待った。ブリギッテが義母から受け継いだ古い家具を修理所に運んで貰うため。業者は9時半頃に来て重い家具を運んでいってくれた。見ているとピアノを運ぶのと同じ要領である。

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ついでにソファと椅子をわが家に運んで貰い、これまでリビングキッチンに置いてあった椅子2脚を下の部屋に運んで貰った。

昼食のあとわたしは午後1時頃に家を出て見本市へ。人手が足りないというのでまた手伝うことになった。

会場にはアンナとカローラも来ていてわたしが紙すきの実技をするのを観ていった。(笑)

夕方18時に見本市会場が閉まり、愛知芸大の教授スタッフ3人と独日協会の世話役の5人で中華料理屋「福源酒家」に行き夕食。

おいしく食べて飲んでおしゃべりをし、21時過ぎの帰宅。明日はどうやら人が足りているらしく行く必要はないらしい。

ピアノ演奏会のはしご

2018年3月11日(日)・曇り/最高気温17度

8時起床。

今日は日曜日で、義母が生きていたときにはブランチの準備をするのでけっこう早起きしていたが、義母が居なくなってしまい、今日は遅い起床。

ブリギッテの顔色はまだちょっと青白い。本調子でないのは明らか。明日の早朝に義母から譲り受けた古い整理ダンスを取りに修理業者が来るので、それを運び出せるように下準備をしておかなくてはならない。わたし1人の手には余るので彼女にも付き合って貰った。彼女の体調を慮って最小限の片付けをして帰宅する。

午後は独日協会の催し物でピアノコンサートがあった。今夜はキーシンの演奏会もあるので体力温存のために行くかどうか迷ったのだが、東日本大震災のチャリティー演奏会というので行くことにした。ブリギッテは夜のコンサートに集中したいのでわたしだけ。

演奏会はMariko Nishikawa, Mieko Ogino, Michiko Shiotsuka, という3人の日本人女性によるもので楽しく聴かせていただいた。プログラムは下のもの。

2018年03月11日23時07分58秒 pdf000

偶然にも夜のキーシンの演奏会とラフマニノフがかぶっていた。一日のうちに同じ曲の演奏を2度聴くというのも珍しい偶然である。(^_^)

演奏会のあとは急いで帰宅。ブリギッテがすでに早い夕飯を用意していてくれたので、それを食べてからふたりで GASTEIG へと向かう。

キーシンのソロ・コンサートはとても楽しいものだった。それは別エントリに書く。

キーシンの Soloabend

今夜は次のプログラムでキーシンを聴いてきた。

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下は開演10分ほど前の舞台。広々とした舞台にポツンとグランドピアノが。なんだか妙な風景だ。

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キーシンの演奏は素晴らしかった。特に最初の Hammerklaviersonate は限りなく透明な視界が広がる、それでいてダイナミックレンジの大きさと構築の堅固さが感じられる凄みのある演奏。この曲ってこんなに面白かったのかと新しい発見。

休憩後のラフマニノフはすっかり手の内に入った感じで自由自在。思わせぶりなところもなくすっきりと演奏してくれた。

アンコールは4曲弾いてくれて聴衆も大満足の様子。
1.スクリャービンのエチュード
2.自作のトッカータ
3.ラフマニノフのプレリュード
4.チャイコフスキーの Meditation

自作のトッカータは変拍子を効果的に使った面白い曲。

楽しい演奏会だった。

穏やかな土曜日

2018年3月10日(土)・曇り/最高気温16度

8時起床。

どうやら今年もわたしの花粉症が本格的に始まったようだ。昨夜は午前3時頃に咳が出て目覚めた。スプレーを使ってそのあとまたベッドに戻ったが途切れ途切れの睡眠。

朝食のあと、少し元気が出てきたブリギッテが義母宅を見にいくというので付き合う。郵便物の確認と鉢植えに水をやったり、空き瓶を集めて棄てたりとやることは山積みである。今日はまだ体調が戻っていないのでほどほどにして帰宅。

昼食のあと2人とも疲れてしまって昼寝。わたしはグッスリと1時間眠ることが出来た。

午後からブリギッテがお墓を見にいきたいというので運転手役を務める。お墓は埋葬時の献花がまだ残っていてうら悲しい。間もなく墓の管理所が整頓してくれるのだろう。

そのあと墓地の中を少し散歩して帰宅。新鮮な空気を吸って彼女も満足したようだ。

夕食は冷蔵庫の中の野菜を使って生野菜サラダ。適度に熟れたアボカドとミニトマトが美味しかった。

立ちっ放しで疲れた

2018年3月9日(金)・曇り/最高気温14度

7時起床。

昨夜の睡眠はどういうわけか切れ切れで寝起きも最低。朝食のあと、すぐに寝直してようやく回復。

今日は見本市会場で「和紙」の展示のお手伝いを午後から引き受けていたので12時過ぎに家を出る。お天気の方は朝から曇ってはいたが気温が低くなかったのは良かった。

カローラも見本市を見に来ていて、入り口で待ち合わせ。ケーキ作りの出店を見に来たらしい。

13時半から展示場に入ったのだが、することは火曜日と同じようなもの。興味のありそうなお客さんのちょっとした通訳である。それは良かったのだが今日は18時まで立ち通しだったから夕方5時過ぎになってガクッと疲れを感じた。

帰宅は7時頃。ブリギッテはまだいつもの元気がない。どうやら完全復帰までに今週一杯はゆっくりして貰わなくては。

疲れてはいたが「納豆とツナのスパゲッティ」を作った。量が多いかな、と思ったが完食。今日は早寝する。

ブリギッテ、ようやく回復の兆し

2018年3月8日(木)・晴れときどき曇り/最高気温12度

6時半起床。

昨夜は夜中にトイレに起きることなく通して眠れた。ここしばらくなかったことだが、やはり気分がいい。(^_^)

ブリギッテは少しだけ顔色も少し良くなってきている。しかしトースト2枚の朝食のあとでまた気分が悪くなったようですぐにベッドに戻る。

今夜はバイエルン放送交響楽団の定期公演6回目があるのだが、さすがに彼女もその元気は無くてカローラに替わって貰った。

わたしは頑張って観まくった DVD 「孤独のグルメ」を返却しに街へ出る。午前中は快晴のお天気で歩いていてとても気持ちが良かった。まだわたしの花粉症アレルギーは始まっていない。

今度も店主おすすめの刑事ドラマ「遺留捜査」というのをお借りしてきた。14日の返却日まで6枚の DVD を頑張って観なくては。^^;

ブリギッテがチーズケーキを食べたいと言うので、帰宅途中で買ってきた。かなり大きなケーキだったので、それを食べたら昼食を抜いても良いような気がしてきた。

午後はベッドシーツ類の総交換。ブリギッテもしっかり汗をかいたのでこのへんで新しくした方が気持ちが良いに違いない。勢いに乗って各部屋に掃除機を掛けた。今日はお天気が良くて部屋の中に日光が射し込んでくるので、埃が目立つ!

夕方17時過ぎになって、ブリギッテの声に力が出てきた。食事も昨日の残り物を食べることが出来た。明日は元気になるかもしれない。(^_^)

19時過ぎに家を出て今夜のコンサート会場、 GASTEIG へ。終演は21時20分。

International Handwerkmesse の下調べ

2018年3月7日(水)・晴れ/最高気温9度

7時起床。

ブリギッテの状態は昨日と変わらず。熱は無いのだが、少々咳が出るようで、食欲もそれほどはない。今朝は起きて食卓に付き、トーストに蜂蜜を塗って2枚食べたのだが、そのあと急に気分が悪くなりベッドへ。

わたしは9時過ぎに家を出て見本市会場へ向かう。今週、開催されている International Handwerkmesse (国際手工業見本市)に出店している愛知芸術大学の和紙研究グループのお手伝いである。

今回の出店にはバイエルン独日協会も一枚噛んでいるらしく、新会員に登録したわたしにもお手伝いのお鉢が回ってきた。とはいってもたいしたことではなく、興味を持った入場者と主催者の先生方への橋渡しである。

わたしに割り当てられた日時は3月9日(金)の午後だけなのだが、何しろこういうことは初めての経験なので下見をしておきたかった。行ってみればゲネラルプローベである。

12時までお手伝いをしたあと帰宅の途に着いた。ブリギッテは午後も相変わらずベッドの中である。彼女自身も回復が遅いので少し不安になっている様子。まあ、若いときとは違うので時間が掛かるのだろう。

午後、ビールが切れているのに気がついて Erdinger Weißbier と Spaten Hell の2ケースを買ってきた。

夕食は「挽肉と野菜の炒め物・カレー風味」を作った。ブリギッテは少し食べただけ。こういう時に彼女が日本のお粥を食べてくれると嬉しいのだが、これが駄目。他のものは何でも食べるのに、イタリア料理のリゾットも食べるのに、おかしなものだ。

どこか春を感じる穏やかな日だった

2018年3月6日(火)・曇り/最高気温5度

6時半起床。

曇っていて穏やかな感じの日になった。ブリギッテは相変わらず体調不良。誰が考えたって2月の忙しさ、心労は彼女にとって過酷だった。この際ゆっくりと休養してくれれば良い。

朝食は起きるのが辛いという彼女の希望で、トーストパン2枚に蜂蜜をタップリ塗ったものと紅茶をベッドに持っていって食べさせた。きっと身体が欲しているのだろう。

1人で朝食をとったあと、少し溜まっていた洗濯物のアイロン掛けを済ませる。

そのあとで街へ出た。借りていた DVD (天皇の料理番)の返済である。途中で日本年金機構に「在留証明書」の入った封筒を投函する。

3月14日(水)まで DVD を借りられるというので、店主おすすめの「孤独のグルメ・シーズン5」というのを借りてきた。帰宅途中でブリギッテの昼食にと海苔巻き寿司を買って戻る。わたしはラーメンを作って食べた。

彼女の食欲はそれほど衰えてはいないけれど、もう少し回復には時間が掛かるかも。午後のお茶はアップルパイと緑茶にしたがそれもちゃんと食べていた。

わたしは4時過ぎから1時間ほどウォーキングへ。いつもの道は80%ほど雪が消えていた。

夕食は冷凍してあった「赤魚の粕漬け」を焼いた。これがとてもうまかった。付け合わせはキュウリのぶつ切りにマヨネーズを掛けたもの。

ブリギッテ、体調悪し

2018年3月5日(月) ・快晴/最高気温11度

7時20分起床。

ブリギッテは体調を崩して風邪気味。2.3日前からちょっと咳が出ていたけれど、それがどうやら少し本格的になってきたらしい。

私は9時過ぎに家を出て、先週申し込んでおいた「在留証明書」を受け取りに日本総領事館へ。今日は朝から良い天気で、久しぶりに重い冬靴ではなくスニーカーを履いて出かけた。足元が軽いと気分までも明るくなる。Max-Weber-Platz から歩いて日本総領事館まで空気を楽しんだ。

帰り道は Biergarten (Hofbräukeller) の庭を通り抜ける。さすがにベンチに座って食事をしている人は2人しかいなかった。

IMG 6927

途中で焼けただれたATMらしき機械を発見。誰がやったことなのか事情がわからないが、ちょっとすごい映像である。

IMG 6929

帰宅するとちょっと疲れを感じた。

お昼は簡単にレトルトのトマトソースを使ってパスタを茹で、粉チーズをタップリ掛けて食べる。

食事が終わりに近づいた頃に電話が鳴り、Brigitteは義母の家に出かけていった。今日の午後には義母が借りて使っていた車椅子やその他の備品を引き取りに来て貰うことになっていたのだが、相手の都合で時間が早まったようだ。

Brigitteはその後ちょっとした買い物をしてきたようで、帰宅したときにはちょっと疲れた顔をしていた。彼女が買ってきたケーキでお茶をしたあと、彼女はまたベッドへ。

夕食は2人ともお腹が空いていないので簡単にチーズとハム類、パンを食べて済ませる。

久しぶりの快晴、そして11度

2018年3月4日(日)・快晴/最高気温11度

6時半起床。

もう少しゆっくりと寝ているつもりだったのだが、6時20分頃に足が痙って眼が覚めてしまった。まあ、良いか。

今朝のブランチはアンナと昨日から泊まっている義妹が加わって4人。それが終わってからブリギッテと義妹は義母宅へ片付け仕事に出掛ける。わたしは妙に疲れたので11時過ぎと早い時間だったが昼寝モード。

午後は窓から差し込む太陽の明るい光が心地よい。気温も少しずつ上昇している。4時過ぎに家を出てウォーキングへ。

森の中の道は30%ほど雪が溶けていてグチャグチャになっている部分も多かったが、ストックを持っていったので滑らずに済んだ。

帰宅すると義母宅から戻ったブリギッテが疲れた様子で椅子を倒して目をつぶって横たわっている。時折、咳をしたりするので少し心配になった。

夕食はわたしが鮭の切り身を焼いて大根おろしを添える。久しぶりに作った味噌汁の実は豆腐とネギ、そしてモヤシを少々。今夜はブリギッテも早寝してくれると良いのだが。

そうそう、今日はわたしの父の命日である。わたしは21歳になる直前で、父が危篤だという知らせを受けて前日に駆けつけたけれど日中は眠ってばかりいた記憶がある。ちょうど50年前のこと。

初めて野牛のステーキを食べた

2018年3月3日(土)・曇り/最高気温4度

7時起床。

やっと最高気温がプラスに転じた。このまま春になって欲しい。

10時過ぎに街へ出る。来週から「国際手工業見本市」(Die Messe | Internationale Handwerksmesse)がミュンヘンで始まる。そこに「和紙」が出品されるのだが、ちょっとした通訳を頼まれて引き受けた。そのスタッフの顔合わせと打ち合わせである。

わたしの他にも8人の日本人が駆り出されるのだが(ボランティア)、今日行ってみたら全員の配偶者がドイツ人だった。(笑)

13時に帰宅して昼食をとったあと昼寝を1時間。眼が覚めたあとは森へのウォーキングに出掛けた。数日ぶりなので短い距離(5.6Km) で済ませる。

義母の形見分けと住まいの整理のため、今日はまた Darmstadt から義妹が来訪。彼女はこれまでのわれわれ夫婦の労を労う意味でレストランでの夕食に招待してくれるという。

レストランはミュンヘン市の西にあるHotel Restaurant Weichandhof in Munich Obermenzing という所。

ここの売り物はバイソン(アメリカヤギュウ)のステーキ。わたしも初めて食べるので興味津々だったが、想像していた以上に美味しかった。満足してお腹一杯になり、22時過ぎの帰宅。

久しぶりに総領事館へ

2018年3月2日(金)・曇り一時晴れ/最高気温マイナス2度

7時起床。

このところ睡眠中に鼻が詰まって目覚めることが多い。その睡眠不足を昼寝で補っているという感じ。まあ、それができるというのは年金生活者の利点かもしれない。

毎年恒例の、日本年金機構へ「外国在留証明書」を発行して貰うためにマイナス10度の中、日本総領事館へ向かう。もう1年が経っているのに、同じことをしたのはつい先日のような気がする。時間の過ぎる速度が年々速くなっている。

総領事館を出てから買い物をして帰宅。今夜はブリギッテの姪(先月急逝した弟の娘)が夕食に来るというので一昨日に続いて「水炊き」をすることにした。

今日は義母の使っていた装飾品・日用品などを姪に見て貰って、彼女の希望するものがあればそれを形見分けとして引き取って貰うということらしい。

義母宅での品定めが済んでから19:30頃にブリギッテと一緒にわが家へ来た。「水炊き」は初めてだったらしいが、美味しそうにたくさん食べていた。22過ぎのお開き。

友人と昼食

2018年3月1日(木)・晴れ/最高気温マイナス3度

7時半起床。

少しずつ暖かくなっている。

今日は約束していた友人の日本人男性と HAGURUMA で昼食をとる。途中彼の知り合いの女性が偶然入店してきて途中から3人になった。

わたしが食べたのは「鯖塩定食」(13.5€)でとてもおいしかった。

その店を出たあと Marienplatz に移動して市庁舎わきのカフェでコーヒーを飲む。その建物の中に独日協会の事務所があるというのでそこを見せて貰った。

帰宅は3時過ぎ。かなり眠かったのでベッドに入り1時間ほど眠る。

夜になってもお腹が空かない。

ブリギッテも友人と昼食をしっかりと食べたとかでお腹が空いていない。しかし何も食べないというのも心許ないので、昨日水炊きをして残してあったスープに白菜、モヤシ、うどんを入れて煮込んだ。最後に溶き卵をまわして、アツアツを食べたらけっこうな一品になった。

夜は「天皇の料理番」の第2話、第3話を観てから就寝。