ピアノ演奏会のはしご

2018年3月11日(日)・曇り/最高気温17度

8時起床。

今日は日曜日で、義母が生きていたときにはブランチの準備をするのでけっこう早起きしていたが、義母が居なくなってしまい、今日は遅い起床。

ブリギッテの顔色はまだちょっと青白い。本調子でないのは明らか。明日の早朝に義母から譲り受けた古い整理ダンスを取りに修理業者が来るので、それを運び出せるように下準備をしておかなくてはならない。わたし1人の手には余るので彼女にも付き合って貰った。彼女の体調を慮って最小限の片付けをして帰宅する。

午後は独日協会の催し物でピアノコンサートがあった。今夜はキーシンの演奏会もあるので体力温存のために行くかどうか迷ったのだが、東日本大震災のチャリティー演奏会というので行くことにした。ブリギッテは夜のコンサートに集中したいのでわたしだけ。

演奏会はMariko Nishikawa, Mieko Ogino, Michiko Shiotsuka, という3人の日本人女性によるもので楽しく聴かせていただいた。プログラムは下のもの。

2018年03月11日23時07分58秒 pdf000

偶然にも夜のキーシンの演奏会とラフマニノフがかぶっていた。一日のうちに同じ曲の演奏を2度聴くというのも珍しい偶然である。(^_^)

演奏会のあとは急いで帰宅。ブリギッテがすでに早い夕飯を用意していてくれたので、それを食べてからふたりで GASTEIG へと向かう。

キーシンのソロ・コンサートはとても楽しいものだった。それは別エントリに書く。

キーシンの Soloabend

今夜は次のプログラムでキーシンを聴いてきた。

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下は開演10分ほど前の舞台。広々とした舞台にポツンとグランドピアノが。なんだか妙な風景だ。

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キーシンの演奏は素晴らしかった。特に最初の Hammerklaviersonate は限りなく透明な視界が広がる、それでいてダイナミックレンジの大きさと構築の堅固さが感じられる凄みのある演奏。この曲ってこんなに面白かったのかと新しい発見。

休憩後のラフマニノフはすっかり手の内に入った感じで自由自在。思わせぶりなところもなくすっきりと演奏してくれた。

アンコールは4曲弾いてくれて聴衆も大満足の様子。
1.スクリャービンのエチュード
2.自作のトッカータ
3.ラフマニノフのプレリュード
4.チャイコフスキーの Meditation

自作のトッカータは変拍子を効果的に使った面白い曲。

楽しい演奏会だった。