長く感じた一日だった

2018年9月30日(日)・快晴/最高気温20度

7時起床。

昨夜は夜中に3度も起きるというひどい夜だった。久しぶりのウォーキングのせいで身体がビックリしたのだろうかとか、いろいろと考えていたらまた眠れなくなってしまった。これが歳をとったということなのかもしれない。

お客のご夫婦と一緒に朝食。

その後わたしのウォーキングコースを一緒に歩きたいというので3人で森へ出掛けた。5kmほどを歩いて帰宅。

そのあと近くに住む同僚だったチェリストに来て貰って、ミュンヘン滞在中の半年の間に彼のレッスンを受けたいという客のご主人との仲介をする。

そのあとチェリストの家まで車で一緒に行き彼の予備のCelloを貸与して貰う。幸い近いところなのだが、わが家に戻ったら彼が携帯を忘れたと言うのでまた戻ったり、チェリストの同僚がわが家にカーディガンを忘れていったのでそれを届けたりと3度も往復してしまった。

ご夫婦は14時に家を出て15時開演のオペラ” Die Meistersinger von Nürnberg “を観に。その後わたしはベッドに入り1時間の昼寝。

16時からアンナにお茶に招かれているというのでブリギッテと出掛け18時の帰宅。

二人での夕食のあと、夏用のものから冬用の羽布団に交換する。明日から10月だし、今週は夜中に寒いと思う日が多かった。

日本から友人夫婦が来訪

2018年9月29日(土)・晴れ/最高気温15度

8時起床。

今日も爽やかに晴れて、気持ちの良い秋の1日となった。

朝食のあとブリギッテは週末の買い物に。わたしは例によって朝食のあと眠くなりベッドへ戻った。しかし寝室の窓から見える庭が気持ちよいほどに明るい。

思い直して、歩けばこの眠さも吹き飛ぶだろうと着替えてウォーキングに出掛ける。

歩き出してみれば本当に気持ちの良いもので8000歩近く歩いて帰宅。振り返ると最近は早足のまとまったウォーキングをしていなかった。

ブリギッテが買い物から戻るのとほとんど同じ時間にわたしは帰宅したのでそれから簡単な昼食を食べて、今度は本格的にベッドに入って昼寝。

夕方から友人夫婦が日本から到着し2泊するのでその部屋の掃除と準備をブリギッテと2人でする。思っていた以上に片付けるものがあって、普段は見えない壁の隅などにうっすらと蜘蛛の巣が張っていて驚いた。(汗)

満足のいくところまで掃除をするとやはり気持ちが良い。たまにお客さんがあるのはいいものなのかもしれない。(^_^)

18時40分に Rosenheimerplatz に迎えに行き帰宅。ご夫婦は今回はミュンヘンに半年ほど滞留するので荷物もそれなりに多かった。

ご夫婦は機内食を食べているからそれほど食欲も無いのではと思い、カボチャのスープ、数種類のハム、ソーセージ、チーズなどを用意しておいた。

お二人とも眠気と戦いながら楽しくおしゃべりをし、食事をして9時半頃にお開き。

Botanischer Garten を散策

2018年9月28日(金)・快晴/最高気温21度

8時起床。

ブリギッテが10時からイタリア語教室で知り合った女性2人をブランチに招いていた。その準備で彼女は朝から部屋の片付けやらテーブルセッティングで忙しくしている。

わたしは同席しても邪魔にしかならないのでその間は出掛けることにした。気候は雲ひとつない秋日和である。しかし街中はオクトーバーフェストのあおりを食っていつものミュンヘンではなくなっている。

そこで Botanischer Garten (植物園)に行くことにした。じつはわたしはまだ行ったことがなかった。(-_-;) 月曜日にも Schloss Nymphenburg に行ってるので一週間に二回も同じ場所を訪れることになる。

植物園の中はさすがに日盛りの夏も終わり花をつけているものが少なかった。中の Café でわたしもブランチをとる。そのあとしばらく散策を続けたが昨夜はよく眠れなかったせいもあって少し疲れ気味。

午後3時前に帰宅するとお客がたった今帰ったというタイミングだった。わたしはすぐにベッドに入りグッスリと眠る。

夕方は19時からの日本映画「わたしが棄てた女」という遠藤周作原作の映画を観る。1960年当時の日本の様子を懐かしいと思った反面、後味の悪い映画だった。

カローラとブリギッテも一緒だったので、そのあとイタリア料理店で軽く食事をし、22時40分頃の帰宅。帰りの Tram の中はオクトーバーフェスト帰りの酔っ払った若者たちがうるさかった。わたしも若い時にはあんな風だったか、と思い返していた。

暖かさが戻ってきた

2018年9月27日(木)・快晴/最高気温22度

8時15分起床。

今朝も6時に1度目が覚めてからの二度寝。起きた時には寝足りた感じがした。

朝食のあと10:55に家を出て Hohenzollernplatz へ。先日、日本からお出でになっていた知人からのお土産を D.H 氏に預かって貰っていたのを受け取りに。

余りのお天気の良さにそこからブラブラと Schwabing の散歩。この地域は歴史が長いだけあって昔の立派な建造物があちこちに残っている。そこを見ながら歩くのはとても楽しい。

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そうこうするうちに時刻はちょうどお昼時。カラリと晴れた街中のレストランの多くは歩道にテーブルを出していて、多くの人が幸せそうに昼食をとっている。

今日はお寿司を食べたい気分だったのだが、お目当てのお店は改装中で閉店中だとか。それでごく普通のレストランに入りお昼の定食、Schnitzel を食べる。

そのあと帰宅。ベッドに入り1時間の昼寝。

ここ数日の寒さで庭に生い茂っていた大葉の葉が黒くなり始めていた。そこでそれらをバッサリと切りまだ大丈夫な葉を集め、ブリギッテはペーストを作っている。

秋日和

2018年9月26日(水)・晴れ/最高気温18度

8時半起床。

ゆっくり起きて洗髪をしてスッキリする。ブリギッテは友人に招待されたとかでオクトーバーフェスト会場の Armbrustschützenzeltへ。女性(おばちゃん)だけ8人の集まりなので、わたしは同行しなくても良かった。ホッ!

しかし家の中にじっとしているのは残念なほどの素晴らしい秋日和なので、わたしはミュンヘン郊外のビアガルテン Kugler Alm に出掛けることにした。

オクトーバフェストが開催中のせいか、週日(水曜日)で学校が始まっているせいか、ビアガルテンはまばらな人で、それも年寄りがほとんど。しかし、これもまたビアガルテン。

盛夏の子供達の声が聞こえる活気あるビアガルテンもいいけれど、今日のようなシットリと落ち着いた閑散としたビアガルテンもおもむきがあってわたしは好きである。

夕方4時頃に帰宅した。快い疲れでベッドに横になったら1時間ほどグッスリと眠ってしまった。

ブリギッテは17時過ぎの帰宅。オクトーバーフェスト恒例の、砂糖を絡めた Mandel(アーモンド) の小さな袋をお土産に持ってきてくれた。

夕食は燻製のハムを肴に Weißbier を一本飲んだだけ。お昼にビアガルテンで食べた肉料理がまだ消化しきれないのか。

車の整備をして貰う

2018年9月25日(火)・晴れときどき曇り/最高気温12度

気候的には昨日とほとんど同じ1日。空気はヒンヤリとしてかなり肌寒い。朝8時の気温は3度しかなかった。しかし陽の当たるところにいると心地よい。これって初冬ではないか。

昨日は午後から昼寝もせずにずっと外へ出ていて就寝は0時近くだったから朝眼が覚めても身体の疲れが残っている感覚。眼が覚めたのが6時近くだったので二度寝はせずにそのまま起きてしまった。

というのは今朝9時半にわが家の車 RAV4 を工場に持っていく予約を入れていたから。1年以上も整備していなかったのでオイル交換やらブレーキの点検、その他の整備をして貰う。10月半ばにプラハから北ドイツの方に旅行するのでこれはやっておきたかった。

いったん帰宅して10時半頃からベッドに入り二度寝をする。とてもよく眠れたのでそのあとは体調も元通り。

夕方16時頃に整備が済んだ車を引き取りにいく。今回は 415€ ほどかかった。帰りは時間が時間だから渋滞に引っかかる。

夕食は久しぶりに白いご飯が食べたくて、お米を炊き、納豆、ツナのマヨネーズ和え、焼き海苔、それにエビのニンニク炒めを作った。このところ粉ものが続いていたので白いご飯がおいしい。

イヴェント: Japan Art Festival のお手伝い

2018年9月24日(月)・晴れときどき曇り/最高気温12度

9時起床。

寒い日だった。今日は13時30分にいつもの独日協会のメンバー4人とランチをとって、そのあとニュンフェンブルク城で行われる Japan Art Festival に乗り込む予定だったから、朝食はトースト1枚とゆで卵一個で済ませる。

出掛けようとして家を出た時に外気の寒さに驚いた。これまでは暖かい日が続いたからこの落差はかなり大きい。

ランチは中華料理の FUYUAN で定食を食べる。そのあとニュンフェンブルク城へ。

Japan Art Festival

今日の催しは日本から集められた絵、書道、などの展示でその作家さんたちも日本から来訪した。

ほとんどドイツ語を解さない作家さんたちの通訳をするというのがわれわれの仕事だったが、もちろん正式な通訳というわけにはいかなくて、日常会話を発展させたような、意思の疎通を手伝うという内容だった。

作家さんたちが到着するまで、展示された作品をザッと見たのだが、玉石混淆で疑問を感じる作品も見受けられた。これでいいのかなぁというのが正直な感想。

19時開場からはブリギッテも来てくれて、音楽イヴェントは彼女なりに楽しめたようだった。

Japan Art Festival 1

イヴェントの最初には和太鼓、ミュンヘン日本人会の女声コーラスなどもあり、総領事その他の来賓の挨拶のあとは巻き寿司・唐揚げ、枝豆などのビュフェ。それが終わってから和太鼓とピアノのコラボ演奏などがあり来場したお客さんたちは楽しめたようだ。

21時半頃に終了し、そのあとわれわれお手伝いのグループは Rosenheimerplatz まで出てイタリア料理店で打ち上げ。楽しく食べておしゃべりをし23時半の帰宅。

昨夜の疲れか身体がちょっとダルい

2018年9月23日(日)・晴れ/最高気温25度

8時半起床。

日曜日だからというわけではないが、ゆっくりと起床して朝食もかなり遅め。今日はなにも予定は無し。

昨夜は食事会に招かれてかなり遅い帰宅だったのでまだその疲れが身体から抜けない感じ。午後昼寝を試みたが右眼が急に痒くなり起きて鏡を見るとちょっと充血している。

先日、使ったコルチゾン入りの目薬をさす。1時間後にもう一度使ったことで痒みも充血も消えた。

午後からはかなりの強風が吹いたけれど太陽も出て良い天気。気分転換に街へ出ることにする。帰宅は18時過ぎ。

夕食はブリギッテが作ったカボチャと自家製の大葉から作ったペーストそしてゴルゴンゾーラチーズのキシュ。

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最初はウスターソースをかけて食べたのだが、思いついて醤油で食べてみたらこれがおいしかった。紫蘇と醤油はやはり相性がいいのかもしれない。

友人宅の食事会に招かれる

2018年9月22日(土)・晴れのち曇り/最高気温17度

8時起床。

今日は夜に友人宅での食事会に出る以外は予定は無し。ブリギッテが興味があると言ってオークションの下見に出掛けた留守をゆったりと楽しむ。

そんな静かな時間にちょうど良いと思い友人からお借りしている DVD 「武士の一分」を観ることにした。ずいぶん前に観た覚えがあるのだが、内容はすっかり忘れていた。山田洋次監督らしいハッピーエンドで終わって気持ちが安らかになる。

午後に1時間ほど昼寝をする。今夜はまた帰宅が午前0時を過ぎることが予想されたので体力を付けておかなくては。

19時頃から始まった食事会は9人で食卓を囲んだ。最初のうちは積極的に会話に参加していたのだが、22時を過ぎる頃から神経が集中できなくなる。特別に重要な話をしているわけではないからどうしてもそうなってしまう。

しかし今日はいつもよりも眠くならずに最後までしっかりと場を取り持った。予想通り0時半の帰宅。外は雨になっていた。

今日も昼寝をしなかった

2018年9月21日(金)・晴れのち曇り/最高気温28度

8時起床。

昨日は昼寝もせずに一日中戸外で活動したのでグッスリとよく眠れるかと思ったが、午前1時過ぎに目が覚めたりして、そうでもなかった。睡眠の構造というのは難しい。

朝食のあとブリギッテは家庭医に出向いて甲状腺のための血液採取。そのあと近所に住む旧同僚と Café でのお茶。

わたしは9時半過ぎに家を出て GASTEIG へ。来週金曜日に上映される映画の切符を受け取るため。それが終わった時に、良いお天気にも誘われて Marienplatz の Apple Store へいってみる気になった。

今回の iPhone XS などはパスすることに決めていたが Apple Watch 4 は購入するつもりにしていた。その顛末は別エントリに書いた。

いったん帰宅してからしばらくするとブリギッテも帰宅。午後からはまた二人とも街中へ。ブリギッテは来週の水曜日にオクトーバーフェストに招かれたのでその時に着ていくものを買いに、わたしは Apple Watch を受け取りに。

明日からミュンヘンのお天気も下り坂の様子だ。今年のオクトーバーフェストはどうなるのだろう。夜になって小雨になってきた。

Apple Watch 4 に買い替えた

来週の日本映画の切符を取得に GASTEIG まで出掛けた。切符を受け取ってから Apple Store に行くことにした。

先週立ち寄った時に、今日(21日)から新しい iPhone 三機種の他に Apple Watch 4 も店頭に並ぶと聞いていたのを思いだした。今回は iPhone はパスと決めていて、Apple Watch はとにかく実機を手に取ってみてみようと思ったのだ。

Marienplatz 横の Apple Store に行くと20人ほどの列が出来ている。どうやら店頭予約の人たちらしい。わたしもApple Watch が今日買えるかどうかを聞くのに並んでみた。

わたしの順番が来て希望の型を述べると、今日の午後13:30以後に購入出来るということが分かった。予約の手続きをしていったん帰宅。午後2時過ぎに再び Apple Store を訪れる。

今回は Apple GiveBackの下取りプログラム を使うことにした。下取り価格は200€ということで納得。

早速帰宅して開封。前回よりもいちだんと凝ったパッケージで、開けるのが楽しい。今回は新しいカラーのゴールドを選んだ。ちょっとピンクがかったゴールドである。

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セットアップはバックアップから戻しただけなのですぐに使えるようになった。最初に感じたのはディスプレーが大きくなり文字が読みやすくなった。これはわたしのような老人には朗報である。

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それともう一つ気に入った機能があって「転倒して60秒間動きを検知しなかったら登録してある電話番号にSOSを発信してくれる」というもの。これもわたしには大事な機能だろう。

Frauen Insel im Chiemsee へ

2018年9月20日(木)・快晴/最高気温27度

6時15分起床。

眼が覚めた時には午前3時頃かなと思って時計を見たら6時だった。二度寝するには中途半端な時間なのでそのまま起床する。洗髪をしたりしてゆっくりと身支度を調えたら7時半頃になっていた。

今日は9時に Chiemsee に向けて出発しようとブリギッテと話をしていたのでゆっくりと朝食をとることが出来た。

Chiemsee といっても Ludwig II の作ったお城のある Herren Insel ではなく、Frauen Insel が今日の目的地。このところブリギッテは何代か前の叔母さんにあたる Emma Haushofer-Merk (1854–1925) フィーバーでそのルーツを探ることに夢中である。

今日は Emma Haushofer-Merk のお墓が Chiemsee の Frauen Insel にあるというので確認に出掛けた。彼女が生きていた当時 Frauen Insel は芸術家たちの溜まり場(サロン)のような場所だったらしい。

行きはわたしが運転して90Km ほど走った。今日は素晴らしいお天気で、バイエルン有数の観光地である Chiemsee も夏のシーズンが終わったせいか観光客もそれほど多くはない。中国人はおろか日本人にも会わなかった。

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Frauen Insel に到着してまずはお墓へ。それほど大きくない墓地だったからすぐに見つけることが出来た。

そのあと、その当時の画家たちがよく集まったという、現在は Inselwirt という名のレストランで昼食。その壁に掛かっていた Emma Haushofer-Merk の絵を目の当たりにしてブリギッテは大感激。

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そのあと広くはない Faruen Insel を徒歩で一周して16時過ぎに帰宅の途についた。帰路はわたしが疲れていたのでブリギッテが運転。 家に着いたのは17時過ぎだった。

夕食は庭で採れたトマトとモッツァレラのサラダ、そしてまたまた残り物の Ente をパスタに絡めて食べる。充実した1日だったのでブリギッテは大満足。

赤ワインを購入

2018年9月19日(水)・晴れときどき曇り/最高気温29度

8時半起床。

眼が覚めたのは7時頃だけれど、今日は特別な用事もなかったからポッドキャストを聴いたりして起床したのはずいぶん遅かった。

遅い朝食のあと警察小説「笑う警官」を読み進める。海外小説に特有のスタイルが面白い。

昼から街中へ出掛けた。ブリギッテに頼まれた用事を済ませてから久しぶりに日本食を食べたいなと思ったのだけれど、遅かった朝食のせいでお腹が空かない。

それで今日は日本食を諦め、目的だった Dallmayr に向かう。この時期 Wein des Jahres(今年のワイン)というキャッチフレーズで売り出す赤ワインを購入するため。

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今年は一本 7.9€ のフランスワインで、数日前に試飲をして程よい渋みがありおいしく感じた。それを12本購入。

帰宅してから昼寝。ブリギッテが用事を済ませて戻ってきた物音で目覚めた。簡単な昼食を済ませたあとはまた小説を読み続ける。

夕食は昨夜の来客用に用意した料理の残りを平らげる。21時すぎに「笑う警官」を読了。さて、次は何を読もうかな。

娘一家が去り、夕方はまた来客

2018年9月18日(火)・晴れのち曇り/最高気温27度

6時半起床。

隣の部屋に寝かせていたヨハナの泣き声で起こされた。ブリギッテにオムツを取り替えて貰ってわれわれのベッドに入ってきた彼女は上機嫌。パチパチと顔を叩かれたりして寝ているどころではなくなった。

朝食の前にわたしと自分の靴を持って来て外へ行こうとせがむ。まだ言葉を話せないのだが自分の意思は確実に伝えてくる。わたしも早朝の空気を吸いたかったから20分ほど一緒に家の周りを歩いて帰宅。

朝食のあと、元気なヨハナに引っ張られて再び散歩。さすがに彼女も疲れたのか散歩の途中で欠伸をしていた。(笑) 帰宅してわたしはたまらずベッドに横になったらそのまま寝入ってしまった。

ユリア一家は12時過ぎに出発して Regensburg へ帰っていった。

そのあとブリギッテと2人で住まいの掃除とあと片付け。今日の夕方にはブリギッテが約束したお客が来訪するため。先日 Emma Haushofer-Merk に関する講演会で司会をしていた女性である。

メインディッシュには昨日料理した Ente を流用したパスタにし、前菜はカボチャのスープを作ったので午後のブリギッテはまたまた大忙し。

夕食はメインのパスタまでお付き合いしてそのあとのデザートを食べずにわたしは下の部屋に移った。その方が女性2人で話しやすかろうと思ってのこと。^^;

夜になって少し雨が降ってきた。

2組の娘夫婦が来訪

2018年9月17日(月)・快晴/最高気温25度

7時半起床。

昨日同様に今日も素晴らしいお天気。オクトーバーフェストが始まる1週間前のミュンヘンのお天気はこういう日が多い。

朝食のあと、ちょっとだけ洗濯物のアイロン掛けをしたあと、午後からやって来るユリア一家のための準備。ヨハナの組み立て式ベッドを設置したあとソファーベッドを客用のベッドにする。

午後2時頃から1時間の昼寝。16時頃にカローラ夫妻がやって来る。アンナは今日から休暇を取って北ドイツのリューベックへ旅だった。

ユリア一家はイタリアの旅行先から車を走らせて17時半頃の到着。今夜一晩わが家に泊まり明日は Regensburg の自宅に帰る。数週間見なかったヨハナはしっかりと歩くようになってずいぶん大人びた顔になった。

夕食はブリギッテが料理した2羽の鴨 (Ente) とクネーデル (Knödel) 、赤キャベツの付け合わせというバイエルン料理。おいしかったがわたしはそれほど食欲がなかった。一日中外へ出なかったせいだろう。

カローラ夫妻が引き上げたあと23時過ぎまでユリア夫妻と歓談。

映画 Maria by Callas を観た

この映画のプラカードはしばらく前に街中の映画館で見かけて気になっていたものだった。これまでも何度か書いているが、わたしは Maria Callas が好きではなかった。彼女の盛りを過ぎた頃の録音の悪い音源を聴いていたからではないかということに気がついたのはしばらく前のこと。4年前の9月14日の日記
雨の日曜日 からの引用。

午後からは久しぶりにステレオ三昧。先日読んだ記事でマリア・カラスに関するものがあって、そういえば彼女の歌はしっかり聴いたことが無かったことに気がついた。マリア・カラスとわたしの出逢いはちょっと不幸で、どうやらわたしが聴いたレコードは彼女が声を失った1960年以降に録音されものだったらしい。彼女の最盛期は1953年〜1957年なので今日は彼女のアリア集からその期間のものを拾い出して聴いてみた。

もちろん、全てモノラルなのだがそれだからこそ彼女の歌唱をストレートに受け止めることが出来た。それを聴いてわたしの周りの多くの人たちがマリア・カラスを絶賛し、お手本にしているのもなるほどと納得できた。

これはとても興味深い映画だった。もちろんその中では Maria Callas の一番良い時の舞台姿が収められていて、超一流の芸術家の放つ特有のオーラが大きなスクリーンから放射される。わたしもザワッと肌が鳥肌たち、ついウルッとしてしまう場面もあった。映像の力ってやはり強烈。

彼女はやはり特別の歌手だったというのがスクリーンからは伝わってくる。あの時代に彼女が存在したということが奇跡だ。映画の中でしょっちゅう出てくるメディアの狂騒振りは凄いものである。 多分 Premiere の時であろうが、訪れる観客の顔ぶれとその人達の装いから、オペラという芸術が現在よりもより高い社会的地位を占めていて、オペラ劇場が特別のハレの場であったことがよくわかる。

彼女のキャリアの最後に Maria Callas とテノールの Jiuseppe di Stefano がカムバックツアーと銘打った世界各地での演奏会を行ったのだが、その頃音楽学生だったわたしはこの演奏会を上野の文化会館で聴いている。2人ともすでにレコードで聴いていた昔のおもかげはなかったがそれでも随所にさすがと思わせるものがあり、わたしの大切な思い出となっている。 You Tube に NHK が放送した番組が見つかったのでリンクを張っておく。

(15) Maria Callas & Guiseppe di Stefano Tokyo 1974 – YouTube

もう一つ Maria Callas に関する思い出はわたしがドイツに来た年のこと。わたしは国際ロータリークラブの奨学金をいただいて1977年7月からドイツに留学した。

ミュンヘンでわたしを受け入れ、面倒をみてくれたロータリークラブ会員のG・Sさんが秋のウィーンに招待し同行してくれた。わたしが音楽留学生ということでその晩ウィーンの国立歌劇場 (Wiener Staatsoper) に招いてくれた。その夜の演しものはノルマ・(ベッリーニ作曲) だった。

いざ幕が開く寸前になって黒服を着た男性が出てきてドイツ語でなにやら告げた時、場内には一瞬悲鳴が上がりそのあと静かに黙祷となった。それはその日に Maria Callas パリで亡くなった(53歳)という知らせだった。

Maria Callas の当たり役だった「ノルマ」を観に来たその日が彼女の死んだ日だったというのはなにやらドラマじみていて決して忘れることのない出来事である。1977年9月16日のことだった。そして奇しくも今日は9月16日、 Maria Callas の41回目の命日である

雲ひとつない日曜日

2018年9月16日(日)・快晴/最高気温23度

7時半起床。

日曜日だけはちょっと贅沢に Semmel を配達して貰っているのだが今朝は8時半になっても届かない。
Kaisersemmel
仕方なくいつものトーストを焼いて食べ始め、それが終わりに近づく頃に隣の奥さんが「注文したパンがわたしのところに配達されたよ」と持ってきてくれた。袋にわが家の名前が記されてあったからすぐに間違いだと分かったらしい。

12時から始まる映画「Maria by Callas」というのを Rosenheimerplatz の映画館 Rio に観にブリギッテを誘って出掛けた。
映画『私は、マリア・カラス』公式サイト

午後3時頃から1時間の昼寝。そのあとは Maria Callas に関する思い出などを綴っているうちに夕食。買い置きの Pizza にツナ缶を開けて中身を乗せおいしくいただいた。

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この Pizza は最近見つけたもので EDEKA というスーパーマーケットで売っている。ハムとかサラミとか好みのものを乗せて焼くと生地の感じもレストランで食べるものと遜色ないものに思える。

早く夕食を済ませたので、そのあとはゆったりとスエーデンの警察小説「笑う警官」を読み進める。

デモ、そして大相撲

2018年9月15日(土)・晴れときどき曇り/最高気温20度

7時起床。

いつもより少し早く起きて洗髪を済ませる。

朝食のあとブリギッテはアンナの住まいを掃除して上げるのだと言って出掛けた。もう子供じゃないんだからそんなことをしてあげない方が良いのにと思ったが口には出さない。火の粉がこちらに飛んでくるから。(笑)

わたしはそのあとちょっとした買い物をしに街中まで出掛ける。 Rosenheimerplatz からの S-Bahn が走っていなかったので Isartor まで歩いた。現役の頃は毎日のように歩いた道である。

今日はミュンヘンの中央部で大規模なデモがあるという。なんでもミュンヘン市内の住居の賃貸料が高すぎることに抗議するデモらしい。こういう意思表示をすることは良いこと。

帰宅は3時頃になった。それから軽く食事をして1時間の昼寝。

わたしが案じていた通り、アンナはブリギッテの行為に猛烈に抗議してきた。想像していた通りで、まあ、アンナの言い分も分からないではない。

今週から大相撲がまた始まっていて、その結果を毎日午後に You Tube で見ている。横綱、大関陣を初めとして上位力士が強いので面白い。

数場所振りの登場である横綱・稀勢の里は連日ハラハラする相撲を取っているが今日も辛勝で6勝1敗。彼の今場所はどんな勝ち方でも白星を重ねることが大事。人前でなにかを演じる者に必要なのは内なる自信の積み重ねだ。

ラーメンを食べた

2018年9月14日(金)・小雨のち曇り/最高気温20度

7時起床。

先夜 Emma Haushofer-Merk の講演会会場だった Monacensia の Besichtigung(見学)に誘われてブリギッテは出掛けて行った。案内役は一昨日司会を務めた Ingvild Richardsen さん。

わたしは友人と約束していて10時過ぎに家を出る。初めてのラーメン店「葵」で昼食、そしてお茶をご一緒する。

帰り道に一昨日発表になった新製品が見れるかもしれないとApple Store に立ち寄るが来週の金曜日に陳列するという。その足で Conrad に立ち寄り RAV4 のキー用電池を購入し帰宅。

夕方から晴れてきた。今夜もキムチ消化のために頑張る。^^;
夕食は冷凍しておいた Lasagna で済ませた。そのあと赤ワインを飲みながらマッタリと。

新しい Apple Watch に心が動く

2018年9月13日(木)・晴れのち曇り/最高気温24度

8時半起床。

天気は良かったのだが、なぜか気力が湧かなくて一日中ダラ〜と過ごしてしまった。家の外へ出たのは隣駅のキオスクに郵便物を出しに行った時だけ。それもほんの15分ほど。まあ、こんな日もある。

昨日、アップルから発表になった iPhone X と Apple Watch がどんなものなのかを午前中は追いかけていた。

iPhone Xs, iPhone Xs Max, iPhone Xr の三機種が発表になったが今使っている iPhone 7 Plus から乗り換えるほどのものか今のところ疑問だ。カメラ機能を始めとして、今のままで不満はないのでこれから出てくるだろうレビューを記事を見て決めようかと思う。

しかし新しい Apple Watch にはちょっと食指が動く。2017年10月12日 に Apple Watch Series3 を購入し、1年近く使用している。これが思っていた以上に使い勝手が良くて最近はこれ無しでは毎日の生活が成り立たなくなっている。

種々の機能も進歩しているし、デザインも今度のモデルの方がシックリくるような気がして、ただいま考慮中。(笑)

夕方からブリギッテは亡くなった弟の奥さんと会うといって街中へ出掛けて行った。

わたしは日が暮れてからキムチを肴に Weißbier を飲み始める。

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韓国製のこのキムチは辛さもわたしにはちょうど良くておいしいのだが、冷蔵庫を開けると「臭い!」とブリギッテから苦情が出た。早く食べきらないといけない。

ブリギッテがスピーチ・デビュー

2018年9月12日(水)・快晴/最高気温28度

8時起床。

今日は文字通り雲ひとつない快晴。気温も28度まで上がった。

夜の講演会 Münchner Stadtbibliothek – Veranstaltung Tag まではなにも予定がない。

余りの天気の良さに街中で昼食をとろうかとブリギッテに持ちかけたが断られた。彼女は今日の講演会の冒頭で数分スピーチをすることになっていて、そのことで頭がいっぱいらしい。おかげでわたしはのんびりと過ごすことが出来た。

夕方になり、アンナと親戚のおばあさんをピックアップして会場である Monacensia へ。

今夜のテーマは Emma Haushofer-Merk (1854 – 1925) という女性に関するものだった。彼女は女性の人権のために戦った小説家で、ブリギッテの母方の家系の人だそうだ。

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ブリギッテがそれに気がついたのがほんの4週間ほど前のことでそれから今日の講演会主催者である文学研究者 Ingvild Richardsen との連絡が始まった。

そして彼女の方から今夜の冒頭に Merk の家系を代表してスピーチを頼まれたのでブリギッテは張り切って準備をしていた。

彼女も最近は結婚式やらで人前で話すことに慣れてはいたもののそれは身内だけの集まりで、今日のように知らない人たちの前でのスピーチは初めてなので緊張していた。

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しかし案ずるより産むが易しで、5分ほどのスピーチにはときおり聴衆から笑いが起こるほどのウィットに溢れたもので大成功。その後にテレビで放送された番組のフィルムが流され、最後に質疑応答があって終わったのは21時を過ぎていた。

帰宅は22時過ぎ。

バイエルンの学校は今日から新学期

2018年9月11日(火)・晴れ/最高気温27度

6時40分起床。

ブリギッテが8時半にマニキュアの予約を入れていたので、わたしも早起き。朝食のあと彼女が出掛けて1人になってから、気の付いたことを書きとめる。思いついた時に書いておかないと絶対に忘れる。

彼女に頼まれていた写真10枚を印刷する。そのあとは芝刈り。10時半に終了した。午後からは暑くなりそうなので午前中に片づけられて良かった。

昼食は Rosenheimerplatz のケバブ屋で食べると楽しみにしていたので13時頃に出掛ける。今日もおいしく食べたあとアジアショップで納豆、豆腐などの食料品を購入して帰宅。そして昼寝。

午後は溜まっていた洗濯物のアイロン掛け。今回はわたしのシャツの方がブリギッテのものより多かった。これも全て片付いてスッキリする。

バイエルンの子供達の学校は今日から始まったらしい。隣家の男の子・ユリウスは今日が最初の登校日。嬉々としていたがわたしは内心で「君もこれからが大変だね」と思っていた。小学校、中学校時代には戻りたくない。^^;

森の中はもう秋の気配

2018年9月10日(月)・晴れ/最高気温25度

7時半起床。

今日はなんの予定もなし。朝食のあとブリギッテは街中へ。旧仕事場の工房にネックレスの修理を頼んでいたのを受け取りに。

わたしは読みかけの電子書籍を読み始めるが、眼が疲れてきたのか眠くなりベッドに横になる。しかし眠りはしなかった。

昼食にはカローラとゲオルクが来訪。カローラは土曜日、日曜日と出勤だったので今日と明日が休みらしい。ブリギッテが用意していた Hühnerfrikassee と生野菜サラダ。デザートは桃のキャラメルソース煮とアイスクリーム。

その後腹ごなしにとウォーキングに出掛ける。今日の気温は暑くなく寒くなくTシャツ1枚でちょうど良い快適さ。森の中はもう秋の気配だ。訓練の意味もあって今日もハイキング用の靴を履く。ちょっと重いのだが靴底がしっかりとしていて小石のある道などは快適。5.3Km ほど歩いて帰宅。

夕方からブリギッテはアンナと映画を観に行く約束をしていたとかで出ていった。

わたしはゆったりと Weißbier を一本。お昼にしっかりと食べたせいか全くお腹が空かない。夕食は抜きで済ませようか。

音楽コンクール(ピアノ三重奏)を聴いた

2018年9月9日(日)・晴れ/最高気温24度

7時半起床。

朝食のあと10時前に家を出た。

日曜日の今日は Denkmaltag (文化遺産の日) だそうで普通は観られない文化遺産も見学できる。

また今年もすでに始まっている ARD Musikwettbewerb (ARD 音楽コンクール) の予選(今年は声楽、トランペット、ビオラ、ピアノ三重奏)が市内の各会場で行われている。

どちらに行こうか迷ったのだが、ピアノ三重奏の第一次予選を聴きに行くことにした。演奏は11時から始まった。わたしとブリギッテは4組を聴いて会場をあとにした。昼食時をとっくに過ぎていて空腹でもあったのだが、凄く疲れてしまい集中力が保たなかったせいもある。

日本人のトリオも演奏していた。

Trio Ambra
Ken Nakasato, Klavier, Japan
Haruma Sato, Vuoline, Japan
Yuki Ishihara, Violoncello, Japan

J.Haydn, Trio für Klavier, Violine,und Violoncello C-Dur, Hob XV:27
N.Roslawets, Trio für Klavier, Violine,und Violoncello Nr.3

こうして聴き較べてみると出て来る音も音楽の作り方も演奏者によってずいぶん違うものだということが面白かった。どのトリオが良かったのか、この分野に関するわたしの素養はまことに寂しいものなので触れないでおく。

夕方に今日の第一次予選の合格グループが発表になったが、上記の日本人トリオは残念ながら通過できなかった。明日から第二次予選が始まる。

会場をあとにしてわたしは Döner Kebab とか Pizza とかを食べたかったのだが、われわれが向かったところはアイスクリーム屋。まあ、それでも空腹は凌げるだろうと付き合うことにする。

帰宅途中でチーズケーキを購入して帰宅。もの凄く眠かったのだがお茶とケーキを食べてからようやくベッドへ。1時間のタイマーを掛けてグッスリと眠った。

眼が覚めてからサラミを肴に Weißbier を飲む。これでようやく落ち着いた。夕食は Boneneintopf(豆の煮込み料理)。

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ムール貝と Bergkäse

2018年9月8日(土)・晴れときどき曇り/最高気温21度

6時半起床。

カローラが友人に頼まれたウェディングケーキをミュンヘンから離れた Tegernsee の披露宴会場まで運ぶという仕事をブリギッテが引き受けた。彼女は7時半にわが家を出るというのでそれに付き合いわたしも6時半の起床。

Hochzeittorte

カローラは今日も仕事が入っているのでゲオルクが運ぶことになっていたが普通車では車高が足りないのと、やはり2人で運んだ方が安心だということでブリギッテも手伝うことになったというわけ。

午前中、わたしはゆったりと過ごしていたがブリギッテから無事に損傷もなく届けられたという知らせが来るまではなんとも落ち着かない気分だった。10時半過ぎにその知らせが届いた途端に眠気を憶えて短い二度寝。

午後から気持ちの良いお天気になったので気が軽くなり街中へ出掛ける。思ったほど街中は混んでいなくて目的地までゆったりと歩くことができた。

午後3時過ぎに帰宅。コーヒーを飲んでからゆったりと1時間の昼寝。

夕食は久しぶりのムール貝。フランケンの白ワインを開けておいしくいただいた。

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2Kg のムール貝をあっという間に食べ終わり、締めは先日オーストリア旅行のお土産にといただいた Bergkäse 。これも充分に味わっておいしくいただいた。

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そのあと昨夜に続いて、ブリギッテが図書館から借りてきた DVD を観ようとしたがこれがうまく再生できない。仕方なくわたしの MacBook Pro 15 で観始めたが余り面白くなく途中でギブアップ。時間を損した気分。

新聞評に出ていた中国料理店を試す

2018年9月7日(金)・晴れときどき曇り/最高気温20度

7時起床。

今日はなにも予定はなし。ブリギッテは街中に買い物と用事があるとかで出ていった。

ゆったりとインターネットを眺めていたら11時過ぎにブリギッテから電話。先日ドイツの新聞 SüddeutscheZeitung に好評の記事が出ていた中国料理店・Mai Garten でお昼ご飯を食べないかという誘いがあって出掛けることにした。

ここはレストランというよりも食堂といった方がピッタリのごくごく小さなお店。場所だけは以前から知っていた。

わたしたちが行ったのは13時近くで昼食時だからか前に6人ほど並んでいた。ブリギッテは茄子炒めと牛肉の野菜炒めにご飯。わたしは焼きそばと野菜炒めを注文。それぞれに水を付けて2人で17€。

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味の方はと言うと悪くはないがまあまあの平均的なもの。わたしには味付けが甘すぎた。リピートするかどうかは疑問である。

ブリギッテはその後は午前中に購入したものをわたしに預けて GASTEIG の図書館へ。わたしは1人で帰宅。

彼女の帰りを待ってわたしは昼寝を1時間。夕方になり今度は週末の買い出しに出掛けて行った。

遅い夕食は2人ともお腹が空いていないので昨夜作ったというカボチャスープを温めて済ませる。そのあと彼女が図書館で借りてきた DVD “Mein Vater” を観る。

Götz George 演ずるアルツハイマーを病む父とその息子一家の葛藤を描いたもの。これを観ていて他人事とは思えないような気持ちになるのはブリギッテの両親の介護を経験したことと、自分もいつかそうなるのではという恐れが心の片隅にあるからだろう。しかしこの映画の底には独特の愛情が流れていてそれほど暗い気持ちにはならなかった。

劇場の旧同僚達とお茶

2018年9月6日(木)・晴れ/最高気温25度

7時半起床。

唇のヘルペスも治り、洗髪時に唇にお湯がかかるのを気遣うことなく気持ちよくシャワーを浴びる。

朝食は遅めで食べ終わったのは9時を過ぎていた。今日は気持ちの良いお天気でブリギッテは庭仕事を始める。朝顔の蔓が薔薇の枝に絡みついていたのを外すのが大変だったらしい。そろそろ朝顔の季節も終わる。ちょっと寂しい。

わたしはお昼頃から昼寝。中学校時代の同級生が突然夢の中に出てきて驚いた。

今日は15時から街中での集まりに出掛けた。合唱団の旧同僚達が毎月第一木曜日に集まっておしゃべりをするのだそうだ。わたしはこれまで出たことがなかったが、今回は誘われて出てみる気になった。

集まったのは全てわたしより年代が上で、早く定年になった女性が6人、男性はその当時の合唱団の指揮者と副指揮者、それにわたしを加えて9人だった。やはり女性の方が元気だということか。ここに出席するくらいだから全員がいまだにオペラを熱く語る人たち。

出てくる思い出話も Hans Knappertsbusch の振った” Die Meistersinger von Nürnberg “がもの凄く遅いテンポだったとか、Ferenc Fricsay は良い指揮者だったのに早く死んで残念だったとか、わたしの知らない話が飛び出す。

かと思うと、今夏の “Salome”(Salzburuger Festspiele)の演出とタイトルロールの歌手が素晴らしかったとか新しいものにもついていく柔軟な面も持っている。

お開きのあと友人と会う約束をしていたので、20時過ぎの帰宅。

「親子丼」を作った

2018年9月5日(水)・晴れ/最高気温23度

6時半起床。

水曜日ということでブリギッテは Regensburg を往復する日なのだが、今日は彼女が前から行きたかった Hundertwasser Turm を観るために8時に家を出ていった。これは Regensburg へ向かう途中の Abensberg にある。

しかし今日の彼女はミュンヘン発の列車を間違えて Pasing から引き返すことになり、それで一本遅い電車に乗らなくてはならなかった。

その電車がまた遅れたかして、結局、目的のものは見ることが出来ず、せっかく早起きした努力が無駄になってしまった。

わたしは最近、食事会が続いていたりしてちょっと疲れ気味だったから今日は一日ゆったりと過ごすことにした。幸い、今日は気持ちの良い青空が拡がっている。

午前中に1度早い昼寝を試みたのだが、ブリギッテからの電話と彼女が注文していた本が配達されたりで不首尾に終わる。

午後からようやくゆったりとした時間を過ごすことが出来た。

夕食は「親子丼」を作る。レシピは例によって小林カツ代さんのもの。レシピにはなかったけれど、今年は大葉の大豊作なので刻んで乗っけてみた。好評!

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ブリギッテはお腹を空かして21時半の帰宅。ペロリと平らげた。

せっかくのビアガルテン行きが雨で室内に

2018年9月4日(火)・雨のち曇り/最高気温19度

7時半起床。

昨夜からかなり強い雨が振り続いた。それが午後2時過ぎまで止まず。

今日は日本からのお客様とミュンヘン滞在中の日本人ご夫妻との4人でNocker Berg にある Paulaner のビアガルテンに行きましょうと約束していた。

せっかく楽しみにしていたのにあいにくの雨でおおいに残念。仕方なく室内のレストランでの昼食となったが、それでも楽しかった。

4品のバイエルン料理を注文してそれをシェアして食べたのだが、ウエイトレスの女性もそれをごく自然に受け入れて、スンナリと4枚の小皿をわれわれの前に置いたのはちょっと驚き。

皿に盛られた温かいドイツ料理をそのようにして食べた経験がわたしにはこれまでなかった。きっとここは中国人の観光客が多いのではないかというのがわたしの推測である。

意地悪なことに食事も終わりに近づいた頃に外が明るくなり、レストランを出た時には太陽まで出ていた。そこでお別れして帰宅。

トラムから下車するとちょうど義妹夫妻が Darmstadt に向けて出発するところだった。彼達を見送って帰宅し、すぐにベッドに横になり爆睡。タップリと1時間ほど眠った。

その後は寝る前までようやく戻ってきた静かな時間を楽しむ。

楽しい食事会だった

2018年9月3日(月)・曇りときどき晴れ/最高気温18度

7時半起床。

朝食は義妹夫妻の他にカローラ夫妻も来て6人。カローラたちはわが家のテラスでなにやら工作をするのだと言って道具一式を持って訪れた。彼女たちの住まいはバルコンはあるがそこでは工作は禁止らしい。

朝食のあと義妹夫妻は昨夕に引き続きアパートを片づけるために出ていった。朝食後、わたしは妙に疲れてベッドの上に横になる。そのうちにウトウトと眠ってしまったらしい。

ブリギッテはネックレスの留め金を直して貰うとかで街中へ出掛けて行ったが、それも眠っていて知らなかった。

カローラたちは工作を終わって14時前に帰っていった。わたしはその後補聴器を返しに街中へ。15時少し前にブリギッテと待ち合わせて Vitakustik の店へ。返却はすぐに終わっていったん帰宅することにした。

1時間ほど休憩したあと17:05の Tram で再び街中へ。日本から愛知藝大の柴崎教授が訪れたので、彼を囲み「和紙」チームの5人で会食。場所は GASTEIG 向かいの中華料理店「金魚飯店」。ある程度の人数が集まる時にはやはり中華料理と回転する丸いテーブルが便利。

五人用のメニューを注文し最初はビール、その後は紹興酒を注文し数皿の料理を完食。17:30から21:30まで笑い声の絶えない楽しい食事会だった。

天気の回復と共に体調も上向き

2018年9月2日(日)・曇り/最高気温15度

8時半起床。

数日続いた雨もどうやら終わったようで朝から曇り空となった。腰の具合も鈍痛が消えてほぼ普段通りに戻りつつある。唇のヘルペスも快方に向かっているがこちらは完全回復まであと数日かかるかもしれない。

補聴器は明日の月曜日まで試験的に付けているが、まだ馴染めないでいる。確かに周りの音は大きく聞こえるのだが、それは決して快いものとは言えない。夜、寝る前には外しているが補聴器を付けている時に較べて格段にブリギッテの話すこと(内容)が聞こえているとは言いがたい。

わたしにはまだ必要ではないのではないか。それとこれから全世界が高齢化社会を迎える入り口に来ていて、この分野の機器はこれから数年の間に飛躍的に性能向上するのではないかと思われる。それを待っても良いような気がする。まあ、明日の午後までは着用することにする。

昼前にカローラから貸してくれと頼まれた板を挟むクランプと作業台を車に積み込む。クランプの方の行方がなかなか見つからず汗をかいた。使わないけれど取っておいた工具が年月と共にたまってしまっている。義母の死によって彼女宅からひとまず預かった工具類もこれから後も使うことはないだろう。取捨選択して最小限のものを残し後は処分するつもり。

12時頃から洗濯物のアイロン掛けを始める。そんなに量は多くなかったけれどなんだか疲れた。まだ体調が完調ではないのか。その後の昼寝も1時間を越えた。

夕方からブリギッテの妹夫妻が来訪。彼女たちは義母からの遺産であるアパートの一室を完全に空にする目的で来た。2日ほどわが家に泊まるらしい。

われわれはカローラと約束していた食事会に出掛ける。彼女の30歳の誕生日当日はブリギッテがドナウ河畔の自転車旅行で留守だったからあらためてお祝いしてあげるのだとか。

予約しておいたのは Weichandhof という野牛を食べさせるレストランで今年の3月3日にも行っている。下の写真はわたしが食べた野牛のステーキ(180g)。

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妹夫妻はブリギッテが用意していったラザーニャを食べたようだ。

今日も一日中雨降り

2018年9月1日(土)・雨/最高気温12度

8時半起床。

このところ起床時間がいつもより1時間ほど遅くなっている。きっとぐずついている天候のせいだ。

今日もほとんど何もしないで過ごした一日だった。朝食のあとブリギッテはアンナと一緒に Grünwald のマルクトへ買い物に。

わたしは昨夜から読み始めた小説「雷電本紀」を読み進める。この本の作家・飯嶋和一 という人の作品に外れがないということを聞いたから。最初の方はちょっととっつきにくいものだったけれど、好きな相撲に関する事だからと少し我慢して読んでいる。

午後にはまた一時間の昼寝。よく眠れた。

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夕食はブリギッテが野菜をいっぱい使ったスパゲッティを作った。人参から出た甘さがちょっと多いような気がするけれど、おいしく食べて今日も1日が終わろうとしている。

そろそろ疲れも取れて来たので、明日からは少し身体を動かそうと思う。お天気の方もだんだん持ち直してきそうだ。