オルデンブルグ→ミュンヘン

7月13日(日)・曇りときどき雨/最高気温23度

7時起床。今日はいよいよこのホテルを引き払ってミュンヘンに帰る。たったの五日間だったけれど義父の様態が気になっていたから2週間も滞在したように長く感じた。

今朝は義母をピックアップして病室に行き挨拶をしてミュンヘンに出発する予定だったが、やはりそうはすんなりと事が運ばない。ブリギッテ自身が両親を置いてミュンヘンに帰るのに気が引けていたり、気が弱くなった義父が「死ぬときには病院ではなく自分の家で死を迎えたい」などと言うものだからいろいろと長引いて、われわれが出発したのは午後1時過ぎ。

わたしは出来るだけ親と娘の絆に干渉しないように口を挟まず一歩引いていたから、それはそれなりにストレスが溜まった。

渋滞が無ければ今夜21時から始まるワールドカップ決勝戦(ドイツーアルゼンチン)は家で観られると予定していたのだが、途中で強い雨に降られた区間でアクア プラーニング現象にも遭って一瞬ドキリとした。そのあとは注意して走り、3度ほどブリギッテと運転を交代したので時間を食ってしまった。

加えて家まであと60Kmというところで渋滞に遭った。すぐにアウトバーンをおりて一般道を走って家に着いたのは試合開始から20分ほど過ぎていた。車の中でもラジオで試合中継を聞いていたが、ラジオも緊迫感があって面白い。

車に積んだ荷物を下ろすのは前半終了後の休憩時にすることにし、すぐにテレビの前に。緊迫した試合でアルゼンチンにもずいぶんチャンスがあったけれど終始ドイツが攻めつづけていた。延長戦後半になりまたPK合戦かと危惧したが Mario Götze の美しいシュートで決勝点。そのまま試合終了となりドイツが優勝