ブリギッテの世話

1月27日(火)・雪/最高気温2度

7時起床。夜中に何度も起きてブリギッテの様子をみたりしていたので何時に起きたのかあまりハッキリしない。ただ6時前に起きたときに、もう1時間ほど眠れるかな、と思った記憶がある。

ブリギッテの様態はまだまだという感じ。夜中に吐きたくなっても背中の痛みですぐに起きられないということで、プラスチック製のバケツを彼女のベッド脇に置いた。

夜中に何度か嘔吐したようでそのあとも苦しそうな息づかいが隣のベッドから聞こえる。明け方近くにバケツを自分で浴室まで持っていって始末している音を夢うつつに聞いた。

朝になってもまったく食欲が無いということで、紅茶を薄く煎れたものをベッド脇に持っていって、そのあともできるだけ飲むように勧める。胃の中にはほとんど何も入っていない状態だから脱水症状になることだけは気をつけないといけないと思った。

お昼になって少し元気になったのか、起きて食卓に座った。さすがにお腹が空いたらしいので Zwieback(乾パン)に蜂蜜を塗ったものを数枚食べさせた。これがお腹を壊したときにドイツ人が食べるもののようだ。日本なら梅干しとお粥を食べさせるところだが、お粥の見た目がどうも彼女は苦手らしい。

そのあとすぐに彼女はベッドに戻ったので、わたしも長椅子の上で1時間ほど眠った。

外は雪が降ったり止んだりの天気。今日は12時半に友人とランチの約束をしていた。ブリギッテの面倒を見るので断ったのだが、この天気だとそれは正解だった。

ブリギッテはそのあともずっとベッドの中だったから、わたしはレンタルしてあった映画「超高速参勤交代」というコメディを見る。この舞台となっている湯長屋藩というのはまさしくわたしの故郷いわき市の一部なので、その方言が正確ではないにしても面白かった。

夕食はブリギッテも少し食欲が出てきたようで白いご飯少々に納豆をかけて食べていた。彼女は明日も欠勤するようだ。ちゃんと治さないうちに出勤して同僚にうつしたりするといけないので、それは正解だろう。