Dresden ⇒ Dzierżoniów (ポーランド)

2021年8月27日(金)・雨/最高気温17度

7時半起床。

シャワーを浴びたあと出立の用意をしてから朝食へ。3回目の朝食も余り変わり映えはしない。チェックアウトをして充分な余裕を持って Dresden を後にする。

今日の目的地はポーランドの Dzierżoniów (発音が出来ない) でドイツ領だった頃には Reichenbach という地名だった。

1741-1819 に生きた Friedrich Sadebeck というブリギッテの父方の先祖が生まれ育った町。彼は木綿の商売で財をなした人で、この地方の経済発展に尽力した人らしい。彼はイギリスの産業革命に遅れまいと努力したけれど、時のプロイセン政府に聞き入れて貰えず衰退していったという。

彼はこの街に市民のための墓地を提供し、その真ん中に自分の家族の墓を建てたという。下の写真はそれで,ベルリンのブランデンブルグ門を設計した建築家が作ったものだという。

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われわれは2018年に一度ここを通り過ぎていたのだが、今回はここに二泊してじっくりと彼の足跡を辿りたいという彼女の希望である。

いつものようにiPhoneの GoogleMaps に目的地をインプットして出発したのだが、着いてみるとなんとそこはまるで違った町だった。通りの名前を入力しただけで出て来た住所を早とちりして入力してしまった私の間違いである。そこから本来の目的地まではまだ200Km(約2時間半)の距離がある。

あいにくの雨の中をブリギッテは良く頑張って運転してくれ、目的地には16時頃に到着。今日と明日の二日間はこの街のアパート形式の宿に泊まる。

一応チェックインを済ませたあと、彼女は早速街へ繰り出す。ご先祖様の住んでいた家の辺りとかを早く見たいらしい。わたしも疲れていたけれどそれに付き合う。

古い町の城壁などを見て回ったあと、適当なレストランでようやく夕食。そしてその値段の格安さに驚く。二人でそれぞれにボルシチとグラス一杯のワインを頼んだのだがお勘定はチップ込みで60ズゥオティ(約13€)だった。

今日は車の助手席に座っていただけだからほとんど身体は疲れていないはずなのだが夕食後はやけに疲れを感じた。