ゲネプロ ” Lohengrin ” を観る

2022年11月29日(火)・小雨/最高気温7度

7時起床。

小雨の中をブリギッテの運転で Mia の幼稚園まで同行する。ブリギッテが運転している途中でまた不整脈の症状が出たら危険なのでその見守りである。途中、何度も渋滞に遭って到着はかなり遅れた。

帰宅してわたしはすぐにベッドに潜り込む。今朝はわたしの体調がいまひとつ。

旧同僚で友人の U さんから今日のゲネプロの切符を1枚いただいていた。” Lohengrin “である。17時開演というので16時過ぎに小雨の中を出掛けた。Parket 16列目のど真ん中という素晴らしい席で演出チームの机の3列ほど後ろだった。

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配役は次。

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どうしても最初は演出に眼が行ってしまう。これまでわたしは二つの異なる演出の Lohengrin を経験しているが、どちらも100%気に入ったものではない。そして今回の演出もツッコミどころ満載であった。

歌手に関してだが、タイトルロールの Klaus Florian Vogt は破綻なく歌ってはいたがわたしの思う Lohengrin ではない。なんだかライトノベルを読んでいるような裏切られ方だった。

Friedrich von Telramund を歌った Johan Reuter は音程の悪さが気になった。

Ortrud の Anja Kampe は相変わらずの強靱な声だが彼女の最盛期はもう少し柔軟性があった記憶がある。それでも今でも舞台上で存在感を示しているのは立派だ。

Elsa von Brabant 役の Johanni van Oostrum は素直な声だけれどもう少し聴き込まないとなんとも言えない。今回の演出と振り付けではかなり損をしている気がしている。

Heinrich der Vogler の Mika Kares が今日は一番まとまった歌唱だった。まあおいしい役であることは確かだが。

合唱に関しては客席に座って聴いてみてあらためて大変な仕事だと思う。音楽的には勿論だが肉体的にも大変な仕事である。特に今回は演出家の要望だろうか、ほとんど出ずっぱりという印象。現役で働いていたときにはそれほどとも思わなかったのだからそれが若さなのだろう。

帰宅は23時近く。