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2008年01月19日

ナブッコの舞台稽古も佳境に入る

土曜日・晴れ / 外気温16度
7時半起床。暖かかったが朝から風の強い一日だった。土曜日だけれど午前中の舞台稽古、そして夜は「蝶々夫人」の公演があったからまったく週末気分とは関係なし。

10時半から始まったオーケストラ付き舞台稽古(BO)は指揮者と歌手達の間で様々な軋轢があり緊張感あるものとなった。まあ、 Premiere が近くなると皆カリカリしてくるから珍しいことではない。今日は指揮者の Paolo Carignani が練習開始からオーケストラ、バンダ、合唱にと神経質に注文を付けていたのだが、それがソリスト陣にも及んでいく。

そのうちにタイトルロールを歌う Paolo Gavanelli と指揮者との間でぶつかり合いが始まり、キレてしまった Paolo Gavanelli が舞台から消えてしまって暫く戻ってこないという事態になった。主役が居なくなってはどうしようもないからその間オーケストラも合唱も少し早めの休憩ということになる。(^_^;) その休憩の間に事態が収拾されたのだろう、それからあとはいつものように練習が進んで定時に終わる。

始めに書いたように今日もミュンヘンはポカポカと暖かかったから、帰途のTramの中でウトウトしてしまって、一駅乗り過ごしてしまった。こういう失敗は一年に一度ぐらいある。(汗) 家についてすぐに昼食をとってからあらためてベッドに入り一時間ほど午睡。目が覚めたあと Krapfen を食べながらコーヒーを飲んでようやく土曜日の午後の雰囲気になる。

19時からは三回目の "Madama Butterfly" 。このオペラの合唱は開始後20分ぐらいに短い出番があって、その次の舞台裏での合唱まで約一時間半ぐらいの時間がある。いつもだとその間は楽屋で本を読んだりしているのだが、明晩は久しぶりに「イタリアのトルコ人」が来るので、その歌詞をもう一度反復・見直したりしていた。22時の帰宅。