このところかなり集中的に内田康夫氏の「浅見光彦シリーズ」を読み続けている。とにかく面白い。なんでこんなにのめり込むのだろうと自分が不思議だった。そんなとき、先日読んだ「首の女」殺人事件のあと書き解説で松村嘉雄氏が書いていたことを読んではたと膝を打ってしまった。わたしの疑問をわかりやすく文章にしてくれていたのだ。その中から数カ所を引用しておく。
続きを読むしばらくこのカテゴリーをご無沙汰していた。しかしその間まったく本を読んでいなかったということではない。 Tram で通勤している限り読書の習慣は止むことがないのである。(^_^)
続きを読む久しぶりに五木寛之の本。とは言ってもこれは小説ではなくてエッセイを集めたもの。改めて五木寛之氏の生年を見て、1932年生まれ、わたしより15歳年上の方だという事を確認。意識の片隅ではもっと年上だと思っていた。わたしの姉の一人が同じ年に生まれていて、やはり満州からの引き上げでひどい体験をしている。ふっと著者を身近に感じた一瞬だった。
続きを読む「地下街の雨」に続く宮部みゆき作品。今回は分厚い文庫本なので絶対に長編だと確信。この作家の作品はまだ多くを読んでいないけれど、だんだん宮部みゆきという作家の様子がわかってきた。今回は面白く読んだ。
続きを読む先回に読んだ著者の「楽園」が面白かったので、可能ならまた宮部みゆきさんの本を読んでみようと思っていた。Japan Club からお借りした本である。本を手に取ってみて初めて短編集であることを知った。わたしは、どうも「短編集」というジャンルが余り好きになれない。小説はやはり長編をじっくりと読んでみたいと思うのである。どんなに優れていると評判の短編を読んでも最後には必ず「肩すかし」を食ったような感慨が残る。
続きを読むJapan Club からお借りした本。このカバーがいかにもという感じでちょっと気恥ずかしかったから読んでいる間は外しておいた。本体の方もピンクが主体の表紙だったがちょっと控えめだったのだ。(^_^;) 読み終わるまでにちょっと苦労した本。
続きを読む久しぶりに塩野七生さんの本を手にした。「愛の年代記」「わが友マキアヴェッリ」など数冊読んでいるはずである。だがこれまで本棚に彼女の本を見つけても、どうもすっと彼女の本に手が伸びないで過ごしてきた。今回も読み終わってみれば、やはりそれほど印象に残らない。
続きを読むJapan Club からお借りしてきた。初めて出会う著者であったが,『上・中・下』とまとまっていたので読んでみる気になった。日本にいるわけではないので上巻を読んでその後が無いときなどとても悲しくなる。そういう時にはいくら面白そうでも手にとらないことにしている。今回は3冊という長編であるという理由だけではなく,読み始めてから読了するまでの時間がとても長く感じて仕方が無かった。
続きを読む風邪を引いている時にはやはりスカッとして後味の良い本を読みたいと思う。この本を借りた時には風邪を引いていなかったのだが,これならちょうど良いかなと思って読み始めた。読後感は予想していたものとはちょっと違ってしまったが。
続きを読むこれもJapan Club からお借りしてきた本。1968年(昭和43年)12月10日に発生し,ついに犯人が分からないまま時効が成立した『三億円事件』をテーマにした小説。この文庫本のカバーを見て奇妙な懐かしさを感じた。
続きを読む先の『天狗風』に続いて宮部みゆき作品を読んだ。同じく,Japan Club からお借りしてきた単行本である。とても読み応えのある上・下巻だった。
続きを読むJapan Club からお借りした。宮部みゆきの本というのはそんなに多く読んでいないのだが,この表題を見て「あれ?時代物も書く人なのか」と不思議だった。
続きを読む続いて Japan Club からお借りしてきた本。この女流作家の名前も知らなかったし,もちろん彼女の作品を読んだのはこれが初めて。正直に言うと,表題にひかれて読んでみようと思ったのだった。(-_-;)
続きを読む先日 Japan Club からお借りしてきた。ここに行く時にはいつも『まだ読んでいない浅見光彦シリーズの本がありますように』と期待していくのだが,今回も一冊だけだが見つけることが出来て幸せ。(^_^)
続きを読む先日,Japan Club から借りてきた本。ごくごく軽い読み物で,どうやらこの本の前に同じようなスタイルの本を出していて,それがけっこう売れたので『柳の下のドジョウ』を狙って企画されたものらしい。
続きを読むトスカーナでの夏休み中に読もうと思って持っていったのだが,佐々木譲の本ばかり読むことになってしまい,ミュンヘンに帰る前の日に読み始め,帰ってきてからはそのまま放っておいた。今夕、読了する。
続きを読む久しぶりに司馬遼太郎の本。ここしばらくは彼の文体についていけない(ちょっと鼻につく)ところがあって意識して遠ざかっていたのだが、テーマが「北条早雲」という事で読んでみる気になった。
続きを読む読み出してしばらくしてから、この本は過去に読んだことがあるのに気がついた。普通だったらその時点で本を閉じてしまうのだが、今回は最後までかなり面白く読み通した。最後の数ページはタオルを手に持って個室で読んだ方がよさそう。(泣けるのです)(汗)
続きを読むこの作品を読んだのは15歳ぐらいの時だったかも知れない。姉が買ったのだと思うのだが淡いピンクの布表紙の全集ものがわが家にあった。その中に入っていたような気がする。
続きを読む年の始めに日本から思いがけず一冊の本が届いた。開封してみるとなつかし著者の名前が。旧知の友人である尾高修也氏の旅行記であった。
続きを読む先回に続いて松本清張の推理小説。これも数十年前に読んだことを憶えている。しかし粗筋などはスッパリと忘れていた。だからまったく新鮮な気持ちで読み進めることが出来た。左の写真は現在でている新潮社文庫のものだから、もちろん光文社のものとは違うはず。本というのはカバーも外さずにとっておくべきだという気がする。
続きを読む本当に久しぶりの「松本清張」ものである。2年ほど前にミュンヘンの日本食品店の片隅に「無料で差し上げます」と投げ出されていたのを拾ってきた。表紙が失われているのがちと残念。
続きを読む著者が1991年から約三年間暮らしたアメリカの東部海岸プリンストン時代のことを書き綴ったエッセイ集である。相変わらずの村上春樹調の文体で、それに慣れたせいかスイスイと読み進めた。今回は風邪をひいている最中で、そんなときに推理小説を読もうとは思わないけれどこの本は軽い気分転換になって楽しかった。これが今年の夏日本の Book Off で購入した最後の本。もっと買ってくれば良かった。(^_^;)
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