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2008年10月09日

秋日和は続く

木曜日・曇り / 外気温21度
7時10分起床。お昼近くまでかなり深い霧が立ちこめた。歩いていると顔に細かな水滴が当たるのを感じるほど。しかし気温はけっこう高くて重ね着していたセーターを途中で脱いでしまった。

10時からは合唱団の選挙があった。主代表一人,第二、第三の代表をそれぞれ一人ずつ選ぶのだが,もちろん立候補制である。人前に立ったり他の人を引っ張っていったりということが苦手な私には、こういう時に立候補する人の気持ちがもう一つよくわからない。

このポストは特に報酬があるわけでもなく、わたしの考えるところでは名誉職というのでもない。純粋に合唱団全体の利益と劇場内におけるその位置を固めるための奉仕でしかない。普通の練習時間以外に、合唱団の待遇面などをインテンダントと交渉したり,困難な要求を出してくる演出家と話し合って妥協点を見つけたりしなければならないから,自分のプライベートな時間を取られることになる。わたしはこのポストをやってくれる同僚たちにいつも感謝している。

そのあと Die Bassariden の終幕部分を,そして "Wozzeck" をさらってわたしは帰宅。30分の休憩を入れて今日から合唱は "Wozzeck" の舞台稽古に参加することになっている。わたしは控えなのでそれには出なくても良くなった。(^_^)

途中ちょっとした買い物と昼食をとって帰宅。そのあと一時間の午睡。目が覚めたあと,あまりの陽気に午後3時過ぎから森の中へ散歩に出掛けた。半袖のポロシャツを着て歩いてちょうど良いくらいの暖かさ。6時14分の Tram で劇場へ。

現在ミュンヘンは風邪を引いている人が多いということを聞いていたが,劇場に着いてみたら第一テノールが4人、第二テノールが5人と合計9人の病欠。こういうことも滅多にないことである。今夜はブリギッテも観に来ていたので感想を聞きながら23時20分の帰宅。