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2009年11月07日

秋晴れの週末

土曜日・晴れ / 外気温8度
7時20分起床。今日も素晴らしい秋の日だった。朝からお日様が出ていて本当に気持ちが良い。おまけに今日は10時半から13時半までの舞台稽古が終わると明日の夕方まで何も予定が入っていない。週末ということも手伝って開放的な気分になった。

今日は寝過ごすこともなくいつも通りの時間に眼が覚めた。それに舞台稽古が30分遅い10時半からということでかなりゆったりとした気分。それでも今日は自動車ガソリンの値段を撮影する日なので、いつもと同じような時間に家を出た。

先月まではこの日にはデジタル一眼を持って家を出たのだったが、今回からは iPhone 3GS のカメラを使うことにする。 Blog に使う写真なら iPhone 3GS の品質で充分だろう。

今日の舞台稽古は Nationaltheater の本舞台にセットを組んでのプローベ。Rennert Saal の練習舞台と比較すれば幅も奥行きもタップリしているので演じていてもストレスがない。舞台装置もなかなか面白い。こういうオペラを日本で上演してくれれば日本人観客も喜ぶのにと思ってしまった。今日は指揮者の Juraj Valcuha が指揮をしてかなりゆったりと練習した。第一幕はなんとか格好が付いた感じである。

今日の練習で思ったのだが、10年ほど前までは有名な指揮者が新演出のオペラを振る場合、その指揮者が練習に登場するのはゲネプロ前の一週間ぐらいからというのが多かった。それまではアシスタント指揮者か劇場の Studienleiter が指揮して舞台稽古が進むのが普通だった。指揮者も世代交代の時期に来ていて若い指揮者が多いということもあるが、最近は舞台稽古のかなり早い段階から指揮者自身が付き合ってくることが多い。

もちろんこれには利点もあるのだが、わたし自身は以前の方式の方が良いのではないかと思える。まだ演出が固まっていない舞台稽古の最初の段階から舞台上のわれわれに指揮者が音楽面でいろいろ注文を付けてくるのだ。この時期はわれわれも舞台上の動きの方に神経を集中させたい。今日も演技の最中に指揮者が止めて音楽上の注文を出すことが多かった。今回の演出家はまだ若い人なので指揮者に対する遠慮もあるのだろう、それに対して反対するようなことはしなかった。繰り返すがこの時期はあくまで演技を付けるための練習期間であるから、指揮者には余り口を出して貰いたくないというのがわたしの本音である。

そんなちょっとしたストレスも3時間の練習時間が済めばさっと忘れられる。今日は週末で、劇場の外へ出ると人の行き来も多くどこか軽やかな感じ。わたしもアップル・ストアに立ち寄っていこうかなと思った。しかし、その前までいってみると大変な混雑。こりゃイカンと思ってそこからしばらく歩いたところにあるマックの専門店 GRAVIS に行くことにした。ここはアップル・ストアのような混雑振りではなかったけれど、お目当ての Magic Mouse が無くて触れなかった。残念。

ちょうどお腹も空いてきたので GRAVIS の向かいにある KFC で昼食を取ることにする。この店は去年からオープンしているのだが入るのは始めて。ここも店内はかなり混んでいた。味の方は、まあまあ、と言ったところ。店を出てから歩数計を見るとまだ7000歩ぐらい。腹ごなしにも良いかと思い Rosenheimerplatz から Tegernseer Landstrasse まで歩く。これで今日も一万歩の大台を確保した。(^_^)

帰宅するとさすがに疲れて、居間のソファの上でしばらく昼寝。夕食には三人の娘達とユリア、カローラのボーイフレンドも加わって7人での食事。こういう時のブリギッテは料理など大変だと思うのだが、実に楽しそう。