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2011年02月12日

ロシア・カレー

ミュンヘンに来たばかりの頃、お互いに金のない学生同士が集まった時などに作っていたもので、どうしてなのか『ロシア・カレー』と呼んでいた。

image 名前はもっともらしいのだが、その内容は要するにその当時も値段の安かった白菜と挽肉を主にして、その他あり合わせの野菜を適当に加えて炒め、最後にカレー粉を掛けて味をしみ込ませてからご飯と一緒に食べるという「何でもあり」の料理だった。カレー粉もその頃はまだ日本で買う値段の倍以上であった高価な日本食品のルーを使うわけではなくその辺のスーパーで買ってきたカレー粉であった。しかし、これが思い出すと現在でも食欲が湧いてくるほどにうまかったのである。

今日はたまたま冷蔵庫の中に白菜が半分ほど残っていたからそれを作ってみることにした。既に書いたように何でもありの料理だからいたって気が楽。

今日使った材料はニンニク、生姜、長ネギ、じゃがいも、少量の挽肉と白菜である。最初にニンニク、生姜、長ネギをサッとサラダオイルで炒めてから挽肉を加え、塩、コショウ、醤油でざっと味付け。そこへ薄切りにしたじゃがいもと白菜を加え、出し汁を回し入れる。そのまま中火で白菜がシンナリするまで煮てからもう一度味を見てご飯に合うように整える。最後に大胆にカレー粉を入れて良くかき回し一煮立ちしてから火を止めた。

昔は出来上がるのを待ってすぐに食べ始めたのだが、本当は作ってからしばらく時間を置いて食べた方がおいしい。白いご飯にも良く合うし、多く作っておいて余ったら,次の日にはそれを暖めなおして、溶き卵を回して食べるとこれまた美味しい。(^_^)