シャセリオー展と会食

5月17日(水)・曇り/最高気温20度

6時半起床。

ごく普通の目覚め。悪くはない。時差ボケからはほぼ完全に脱したようだ。

今日は上野の国立西洋美術館の企画展「シャセリオー展ー19世紀フランス・ロマン主義の異才」を観る予定にしていた。シャセリオー( Théodore Chassériau)とは11歳で当時の巨匠ジャン・ドミニク・アングルに弟子入りを許され37歳で急逝した天才画家ということだ。

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9時半開館ということで人気が高そうだからと1時間前の8時半頃に到着したのだが、なんと、わたしが一番乗りだった。^^; それから1時間余りは道行く人を眺めながら飽きることがなかった。わたしはこの道を6年間通ったのだった。

展覧会は見ごたえのあるもので、最初からじっくりと見て回ったが館内の効き過ぎる冷房には参った。途中で身体を包む毛布を借りてそれでなんとか最後まで観終わることが出来た。

このシャセリオーという画家がせめて60歳くらいまで生きていたらいったいどんな絵を展開していったのだろう。37歳までの間にも師のアングルと袂を分かち合うほどの変貌を遂げているのだから、本当に興味の湧くテーマである。

この企画展を見たあとしばらく常設展会場を回ってみる。12時15分に美術館をあとにした。

今日は13時から作家の尾高修也氏と昼食をとる約束があったので、約束していた駅まで出向いた。1年ぶりの再会。

駅から少し離れたところにある中華料理店で「麻婆豆腐定食」を食べながら再会を楽しむ。食後に駅へ戻る途中の Starbucks でコーヒーを飲み、15時半過ぎまでいろいろとお話をした。数ヶ月前に贈っていただいた彼の著書を読んだわたしの感想とか、横光利一に関する彼の考察とかを聴き、また、元気での再会を約して別れる。

いったんホテルに戻ってからわたしの眼鏡の調整に大井町駅の上にある眼鏡店(Zoff)に行く。検眼もして貰ったのだが、現在の眼鏡を取り替える必要もない結果が出た。しばらくこれを使い続けるつもり。

再びホテルの自室に戻り大相撲中継を中入り後から見る。今日は稀勢の里が遠藤に不覚をとった。

夕食は「まる八」のトンカツをと予定していたのだが、19時を過ぎてもお腹が空かない。それならば軽く済まそうと下の食品店街に降りて行った。そこでパックの鮨が半額セールをしているのを見つけそれを購入し、部屋で食べた。