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2006年09月05日

トスカーナ休暇最後の日

快晴 / 外気温20度(9時半)31度(4時半)
8時半起床。トスカーナでの休暇最後の日である。今日も素晴らしい天気。日中の気温は30度を超えた。

今日は朝から庭に小型のブルドーザーが入ってきた。どうやらプールの下にもう一つ棚を設けるようだ。貧乏性のわたしは、これだけのことをするのにいったい幾らお金がかかるのだろう、なんていうことに考えがいってしまう。

image先に書いたように、今日はまた素晴らしい天気で気温も鰻登り。トスカーナでの最後の日を一日中水と太陽に包まれて楽しもうとしたのだが、そうはいかなかった。すぐ近くで汗水垂らして働いている人がいるのに、のうのうと水遊びをしているのはどうにも気が引ける。

最後の Ipercoop での買い物は、明日、帰途に立ち寄ることにして今日は一日ここで楽しもうとブリギッテと相談。日中に何度かプールに飛び込んだのだが、ブルドーザーが唸りを上げて近くを荒らし回っているせいか虻たちもかなり攻撃的になっている。水に浸かって頭だけ出していても顔をめがけて飛んでくるし、プールから出たら一目散に家の中に飛び込まないと彼たちの集中攻撃を受けることになる。結果的に余り楽しめなかった。

そんなわけでわたしは居間で「蒼穹の昴」を読み進め、上巻を読了してしまった。下巻は München に戻ってからのお楽しみである。ブリギッテもこの別荘にあった "Dr.Oetkers" という本を数日前から読み始めていて、わたしと同じ時間に読み終えたようだ。とっても興味深い本のようだった。昼食は残り物のご飯にスパゲッティ用に作ったこれも残り物のトマトソースを絡めたもの。そろそろ、冷蔵庫の中の残り物を整理しなくては。

image午後、ここへ来る途中の、いつも興味を持って見ていた脇道を探検に出掛ける。帰るまでに一度試してみたいという野次馬根性旺盛なブリギッテの希望だった。(笑) ところがこの道が大変な難路で運転しているわたし自身がちょっと心配になるほどの急坂が続く。それも砂利道だからこれは四輪駆動でないとなかなか大変だなと思っていたら、いい加減なところでブリギッテも不安になったのか引き返して欲しいという。ホッとしてギアをローに入れたまま注意深く運転した。砂利にタイヤを取られたりすると斜面に落ちてしまうから、さすがに神経を使った。

夕方になって虻の攻撃が手薄になってきた頃を見計らってもう一度プールの水に浸かる。31度という気温で火照った身体を冷やすにはやはり水に浸かるのが最良の手段である。そのあと、昨日買ってきてあったイタリアのソーセージをメインにした夕食。イタリアのソーセージもなかなかの美味であることを確認する。そのあとは8時のニュースを見て、シリーズで放送していた世界の王室に関する特集を見た。今日は偶然にも日本の皇室の番で、皇太子妃殿下の鬱病がテーマ。知らないことも多かったのでとても興味深かった。

台所の後片づけを済ませてから、明日の出発は別に急ぐわけではないが、荷造りだけはしておこうと取り掛かる。それほど大した荷物でもないのですぐに片付いた。さあ、明日はいよいよわが家へと戻る。この10日間は天気にも恵まれて、2人ともすっかり陽に焼けてゆったりとした休暇を過ごすことが出来た。全てに感謝、感謝である。