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2006年10月01日

ユリアと一緒にバイロイトへ

小雨、時々曇り / 外気温20度
6時半起床。今日はバイロイトまで車で走らなくてはならないと気になっていたら、いつもより早く目が醒めてしまった。そのまま起きて朝食の支度をする。朝食を済ませて9時40分頃に家を出発。折りから小雨が降り出したのでアウトバーンは要注意。

ユリアの引っ越し自体は先日、彼女の友人たちが手伝って完了している。今日わたしがついて行くのは、一昨日 IKEA で彼女が購入したテーブルやその他の小物を運ぶため。始めの計画ではブリギッテが行くはずだったが、最近、彼女は忙しくて疲れ気味。対するわたしは現在休暇中であるから、自然とそういう役割になった。

バイロイトまでの往路はユリアに運転を任せてわたしは助手席でニュルンベルクの辺までグッスリと眠った。これでかなり元気が出てくる。日曜日はトラックなど大型車は走行禁止なのでアウトバーンも走りやすくいつもより20分ほど早く到着。それから荷物を彼女の部屋に運び上げて一息つく暇もなく家具の組み立てに取り掛かる。

彼女の借りた部屋は古い建築で天井が高く (3.25m) 気持ちが良いのだが、日本式で4階でありながらエレベータ無しなのが欠点。今日も重い荷物を持って4回ほど往復しただけで息が上がってしまった。(汗) 彼女の他には2人の男子学生が住んでいる。

ベッド、机、ソファー、などを組み立て、壁にドリルで穴を開けて鏡を吊すフックなどを取り付け終わったらもう午後3時近く。目が廻るほどの空腹を憶えて近くにある McDonald で昼食を一緒に摂ってから帰途に就く。

お腹が一杯になったせいかニュルンベルクのあたりで急に眠気を催す。こういうときには大きな声で歌を歌うに限る。インゴルシュタットの近くまできたら眠気も吹き飛んでそれからは快調。6時少し過ぎに帰宅することが出来た。

ブリギッテは「栗ご飯」、カボチャの煮物、ほうれん草に胡麻和え、ひき肉にそぼろ炒め、などを作って待っていてくれた。それを食べて7時過ぎに家を出る。今日はアンナが演出助手をした小さなオペラ "Dido und Aeneas in Africa" のミュンヘン公演最終日で、是非来て欲しいと頼まれていた。隣家の奥さんやブリギッテの両親、われわれの友達まで引っ張り出して少しでも座席が埋まるように手助けをする。

ゲネラルプローベに較べると楽器の連中も歌い手もだいぶこなれてきたが、いかんせん Aeneas を歌ったテノールの音程が悪いのとその演技の幼稚さが全体の足を引っ張ってしまった。終演後、Gesteig の下にあるレストランでビールを飲んで23時過ぎの帰宅。盛りだくさんの一日で今日はさすがに疲れた。