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2006年10月07日

映画「ベアーテの贈り物」を観る

雨、時々曇り / 外気温15度
7時10分起床。土曜日。昨日の気持ちの良い秋晴れから一転、朝から雨が降っていて途中止んでいた時間もあったが、そのあとも降ったり止んだり。わたしの仕事も今日は午前中だけだったので、どことなく週末という雰囲気。

わたしが起床したこの時間、いつもなら、もぬけの殻の隣のベッドにはブリギッテが気持ちよさそうな寝息を立てている。それを起こさないようにソッと起きて紅茶を入れ始めた。彼女は今日は休日である。わたしは10時45分からの練習だったのでゆったりとした朝。カローラも午前中は「日本語コース」へ。

わたしが出掛けるときにはちょうど雨降りの真っ最中で、久し振りにトレンチコートにボルサリーノの帽子という出で立ち。雨降りの時には、長年使ってきて古くなったボルサリーノをかぶることにしている。それほど強い雨ではなかったので傘はささなかった。

練習は12時15分に終了。帰り道、今月の自動車ガソリンの値段を調べるために途中下車。ちょうど雨も上がった時期だったのでそこから家まで歩くことにした。途中で急激にお腹が空いてきて参ったけれど、家に着いたら昼食の用意がしてあった。ブリギッテもカローラもわたしの帰りを待っていてくれたらしい。3人で一緒の昼食を家でとるのも久し振りのような気がする。

食後、彼女たちは1988年に写した8ミリフィルムを見て時々笑い転げている。わたしはその間にベッドカバーとかテーブルクロスのアイロン掛け。今夕は、ある日本人の方の尽力で見られることになった映画「ベアーテの贈り物」を Gasteig へ観に行く。

映画は戦争前まで押さえつけられていた日本婦人の、人間としての権利を獲得するに至った歴史をザッと流したもの。そのきっかけとなったのが、高名なピアニスト、レオ・シロタの娘であるベアーテで、彼女が憲法草創に携わったということ。わたしにはとても興味深いドキュメント映画だった。オリジナルは日本語でドイツ語の字幕付きだったのでブリギッテも楽しめたようだ。

彼女が言うには、ドイツ女性は法律でその権利を守られているけれど、個人レベルで言えば彼女がこれまでに知り合った日本女性のほうがドイツ女性よりも「強い」人が多かったそうだ。映画を終了したあと、会場で行き会った知人たちと会食。0時過ぎの帰宅。