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2006年10月28日

わたしにとっては今シーズン最初のオペラ

晴れ、時々曇り / 外気温20度
7時20分起床。久し振りにユリアと一緒の朝食。カローラは昨夜、友人の誕生パーティで帰宅が遅かったので、眠れるだけ眠らせておこうと思って起こさなかった。気温こそ昨日よりは低いがそれでも素晴らしい天候。夕方18時から今シーズン最初のオペラの舞台。

朝食のあと、ユリアとブリギッテは買い物へ出掛ける。わたしは先日テレビ番組から録画したDVDをマックでコピーしようとしたが、DVDを認識してくれないのが気になってもう一度最初から操作を繰り返してみる。今回はうまく行ったが原因もほぼ掴めたので満足。そのあと散歩に出掛ける。約一時間。

帰宅してみると書き置きがあって、家族は義母と一緒に食事に出かけたらしい。アンナの誕生祝いの一日遅れであろう。一旦はわたしも遅れて出向こうかと思ったが17時半には楽屋入りしていなくてはならないので、今日はパス。散歩のあとで疲れてもいたので一時間ほどベッドに横になる。

午後4時半に家を出て劇場へ。今日は "Don Carlo" でわたしにとっては今シーズン最初のオペラ。配役などはMein zweiter Blog : Don Carlo / G.Verdiを見てください。

やはりオペラの舞台はいいなぁ、というのが今夜の感想。今夜はわたしの好きなヴェルディだったから余計にそう思うのかもしれない。楽屋の貧弱なスピーカーから流れてくる舞台上のモニターを聴いていても、エボリ公女のアリアとかロドリーゴのアリアとかを聴いているとワクワクしてくる。

今夜の目玉はやはりフィリッポ二世を歌ったルネ・パペかな、と思う。バス歌手としては脂の乗りきった40代ということもあるが素晴らしかった。旋律線の動きなど歌唱技術もわたしの耳には完璧。加えて現在の彼は最盛期のプロに特有のギラギラした「殺気」という言葉を連想させる輝きを持っている。

対するドン・カルロは60歳を過ぎて今なお立派な声を聞かせるアルベルト・クピード。ただ、舞台姿の老いはどうにも隠しきれず(客席からはそう見えなかったかもしれない)40歳代のパペが父親で60歳代のクピードが息子という配役の錯綜がわたしの頭を混乱させた。(笑) 23時の帰宅。