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2006年12月14日

美空ひばりのDVDを観た

晴れ / 外気温14度
7時起床。昨夜はまるで子供のように10時前にベッドに入ってよく眠ったので今日は快調。朝の気温はマイナス3度と寒かったが太陽が出てきて日中は暖かい日となった。夜は「魔笛」に駆り出される。

午前中は Personalversammlung という劇場全体の集会があった。内容は毎回裏方さんとか組織に関することがテーマで、合唱団の一員であるわたしが出席しても仕方のない部分が多い。この集会のために午前中の練習はなくなった。で、この時間に何をしたかというと家でDVDを観ていた。(汗) 

先日「功名が辻」を借りにいったとき、目的の巻が無くてその替わりに借りてきたものがあった。それは美空ひばりの公演を記録したテレビ番組で、たまたま同じ棚に並んでいた。これはきっと余丁町散人さんのブログで読んで記憶に残っていたエントリ、テレビ朝日:美空ひばり……映像技術の進歩が「今風タレント」を駆逐するか?で紹介されていたものではないかと思ったのである。これもまたブログの効用である。(笑)

美空ひばりという人はわたしの子供時代からオーバーラップしている人であって姉に連れられて「じゃんけん娘」とかの映画も見に行ったことをおぼえている。とにかくうまい!というのがまず頭に浮かんでくる。わたしはあの人の歌う演歌にはかなり抵抗を感じるものがあったけれど、民謡とか江戸風のものとかには共感を感じていた。中学生の頃には公衆風呂の中でよく「あにきゃいるかと姐御に訊けば、あにきゃ二階で木遣りの稽古、エンヤラ、エンヤラヤ」という文句の「木遣り」を唸っていたものである。(汗)

あれから30年もの月日が流れて、こうしてDVDでまとめて観てみると、あの人は巧いだけの人ではなかったということがよくわかる。一流の芸術家・スポーツ選手が発散する輝きを持った人だった。今回も舞台人としての彼女には観ていて勉強になる事が沢山ある。感服。

カローラの帰宅を待って、午後から街へ出掛けた。今日のように天気の良い日に一日中家にいるのは残念だし、クリスマスのプレゼントも買わなくてはならない。まずは化粧品のお店にいって例年通り資生堂のボデイローションを購入。そこから日本食品店 Y.Suzuki まで歩いて「功名が辻」のDVDをお借りしてくる。今日は幸運にもわたしの見たい巻が揃っていた。(笑)

帰途、携帯にカローラからの連絡が入り、今夜の「魔笛」に駆り出されることを知る。内心、予定していたことではあるのでそれほど驚かなかった。一旦帰宅して6時半頃に家を出る。帰宅は23時少し前。