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2007年01月19日

「カルメン」の一回目

久し振りの「カルメン」。今回はこれまでと主役陣もガラリと替わって、指揮者もミュンヘンの「カルメン」を振るのはは初めてだと思う。最初のほうはちょっと手探り状態という感じがした。

このオペラのように、レパートリーにしっかりと組み込まれているオペラは、久し振りに演奏するときでも舞台稽古というのはやらないのが普通。今回も合唱はぶっつけ本番で臨んだが、指揮者を良く見ていればそんなに危ういことはない。昨日は子供の合唱がオケとズレてしまって「あれ、あれ?」と思った場面があった。指揮者も初めて、そして子供の合唱団もけっこう入れ替えがあったりするから「カルメン」の児童合唱のように目立つものはやはり事前にオーケストラを合わせた方が良い。

昨夜は演出助手が開演前に何事かアナウンスするつもりで、カーテンの後ろに立って準備していたのだが、指揮者がいきなり序曲を振り出してしまった。演出助手は舞台監督に「どうなってんの!」と怒っていたが後の祭りである。まさか始まった序曲を中断させるわけにはいかない。(汗) というわけでもしかすると配役に変更があったのかも知れないが、下記の配役表を見た限りでは主役陣に変更はなかった。きっと「誰それは風邪のため調子が悪いけれども、それを押して唱います」というようなことではなかったか。

Musikalische Leitung: John Fiore
Nach einer Produktion von: Lina Wertmüller
Bühne und Kostüme: Enrico Job
Licht: Franco Marri
Chöre: Andrés Máspero

Zuniga: Steven Humes
Moralès: Nikolay Borchev
Don José: Marcus Haddock
Escamillo: Teddy Tahu Rhodes
Dancairo: Christian Rieger
Remendado: Ulrich Reß
Frasquita: Julia Rempe
Mercédès: Heike Grötzinger
Carmen: Hadar Halevy
Micaela: Aga Mikolaj

Das Bayerische Staatsorchester
Der Chor der Bayerischen Staatsoper

Carmen から2007年1月20日に引用