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2007年03月26日

危うくチョンボをするところだった

月曜日・快晴 / 外気温23度
6時半起床。また新しい週の始まり。今週は完全休日がないのでちょっとしんどい感じがする。天候の方は素晴らしいもので気温も23度まで上昇。劇場前の広場には日向ぼっこをする人の列が並んでいた。

昨夜から体調が悪くて腹部の居心地の悪さは相変わらずだが、まだ疲れが残っているのかも知れない。午前中の "Parsifal" オーケストラ合わせの間中も身体がだるく感じ、眠くて困った。

そのあとの舞台稽古(ピアノ伴奏による)の最中に突然警報が鳴り出して練習を投げ出し、こういう時の避難場所である劇場前の広場に集まる。「避難訓練」である。折りからの素晴らしい春の天気にセーターだけの姿でちょうど良いくらい。そのあとまた舞台稽古に戻り、12時半に終了。

先週末から入院中のアンナに頼まれて Staatsbibliothek(州立図書館)へ本を3冊返却しに行く。劇場からは地下鉄で2駅ほどの距離なので歩いていくことにする。久し振りに歩く Leopoldstrasse は広々として気持がよい。帰宅後、やはり眠気には勝てずそのままベッドに直行して一時間ほどグッスリと眠る。これで疲れも取れたようだ。夜の公演のために17時半過ぎの路面電車に乗る。

今朝は6時半に起きて "PABLO" を散歩に連れて行ったのだが、考えてみると一昨日までの冬時間だったら朝5時半である。これが疲れの原因だろう。身体のほうが慣れるまで少し時間が掛かるのだ。

夕方からは身体の調子もすっかり元に戻ったのだが、公演の終了近くに危うくチョンボをするところだった。今夜のリゴレットは2幕の頭の出番が終わってから化粧を落とすと、しばらくしてから舞台裏で強風を表現するハミングコーラスがあるのだが、今夜はそれをすっかり忘れていて家路についてしまった。

Marienplatz の地下鉄入り口近くまで来て、わたしの廻りに誰も同僚がいないことが気になって、ハッと気がついた。それから急ぎ足で劇場に戻ったら、まだ四重唱をやっていたときでセーフ。これに似た失敗をやりそうになったのは数年前の「トスカ」の時。この時も舞台裏のコーラスを忘れていたが、すぐに気がついて間に合った。(汗)