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2007年06月21日

素敵な人達との出会い

木曜日・曇り一時雨 / 外気温27度
7時半起床。「イタリアのトルコ人」に入っているメンバーは今日が休日。日本からの訪問者を迎えて楽しい1日となった。

まずは住居の掃除に取り掛かる。やはり主婦が二日も不在だと家の中はどこか雑然として埃っぽく感じる。今日の計画はまだハッキリと決めていたわけではないのだけれど、わが家にお迎えすることになったときに不快な思いをさせるのは失礼だと思った。掃除機をかけて家具などの配置を直し、これならまあまあの線だなと思ったあと、庭の芝を刈る。それほど伸びていたわけではないがやはり刈ったあとはスッキリとする。それが終わった途端に空が暗くなり雨が降ってきた。間一髪でセーフである。

午後になり、到着したという電話が掛かってきたので、ホテルまで迎えに伺う。Tramの中では空模様を見ながら、はて、どうしたものかと迷う。最初の計画ではわが家の近くのビアガーデンに来て貰ってそこで昼食をとり、午後のお茶をわが家でというものだった。しかし、今日の天気はビアガーデンに適した陽気とは言い難い。それにブリギッテが一昨日から留守にしていて今日戻ってくるはずだが、その時間がハッキリとはわかっていない。しかし、ホテルに着く頃には天気も持ち直したようなので、当初の計画を実行することにした。

お迎えしたお二人は想像していたよりはずっとお若く、とても明るく、気さくな方たち。それに、無口な人達だったらどうしようという初対面の人に対するいつもの懸念があったのだが、お会いして3分もしないうちにそんな心配は吹き飛んでしまった。実を言うとわたしはおしゃべりなくせに「間を持たせるのが下手」なのである。

わが家の近くのビアガーデンはこの天気だからガラガラの状態で本来の雰囲気には欠けたが、かろうじてテラスでの食事となる。料理の味は大したことはなかったが今日はおしゃべりに花が咲いて楽しかったので、それは忘れることにする。あとでブリギッテに「数百メートル先にあるイタリア料理店へ行けば良かったのに」と言われる。まあ、わたしとしてはお疲れのところを余り歩かせるのも悪いかなと思ったのである。

テラスでの食事も終わりに近づいた頃、ブリギッテから電話があり、家に到着したとのこと。一緒にお茶にしましょうということでそれからわが家へ向かった。彼たちは夕方から Prinzregententheater での演奏会に切符を予約してあったので、ブリギッテの運転する車でお送りする。実に楽しい午後のひとときだった。またの出会いが楽しみである。

夕食は夫婦2人で残り物のカツと生野菜サラダで簡単に。夜22時を過ぎても外気温はまだ22度もある。