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2007年07月28日

風邪は快方に向かっていると思う

土曜日・晴れ時々曇り / 外気温32度
7時起床。昨夜眠るときにアスピリンを服用したせいか、朝目が覚めると喉の痛みは消えていた。しかし気管支の奥の方に症状が移動したようで、こうなると無理は出来なくなる。

午前中に" Die Meistersinger von Nürnberg "の音楽稽古があったのでそれに出て喉の様子を見る。もちろんきちんと歌ったわけではないが、今夜のリゴレットはかなりセーブしないと明日が恐そう。12時前あたりから曇り空になってきた。

なにはさておいても、風邪の時に必要なのは休養。というわけで帰宅してからすぐにベッドに潜り込んで睡眠をとろうとしたが、喉のチリチリ感が邪魔して眠りにつけない。一時間ほどで起きてしまった。それでも横になっていただけ身体が休まったような気はする。

昨日から犬の "PABLO" がまたわが家に来ているのだが、午前中は Hundeschule(犬をしつける学校)にブリギッテが連れて行った。めったやたらに吠えたりしないようにとか、「お座り!」(Sitz!) と言われたときにすぐに座るようにとか、そういう訓練をするところである。これが凄いことだなと思うのは、わたしの目にもその効果が歴然とわかること。こういう躾を受けているからドイツの犬は道で他の犬と出会っても吠えたりしないし、レストランに連れて行くことも出来るのである。

夕方6時過ぎに家を出て劇場へ。今日のもう一つのエントリにも書いたのだが、わたしの同僚が5人も病欠を出していた。わたしの見るところ本当の病欠ではなく、今週の無理なスケジュールに対する抗議ではないかと思うのだ。かといって彼たちの抗議の行動が劇場の上層部に届くわけではなく、彼たちが休んだことによって起きる負担は同僚の肩に掛かってくるだけである。こういうのを利己主義というのだろう。

22時に合唱の出番は終わって帰宅の途についた。帰り道、思い立って日本料理店の「庄屋」の窓店で折り詰めの寿司を買って帰る。風邪にもめげずに頑張った自分へのご褒美のつもり。家に戻って食べようとしたら、ブリギッテに半分は食べられてしまった。(笑)