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2007年09月24日

休日

月曜日・快晴 / 外気温32度
7時起床。今日は今シーズン初めての合唱の休日である。嬉しい。先週は長い夏休みの直後ということはあったにしてもけっこうキツイ日程だった。一つだけし残したこと(アイロン掛け)はあったけれどまあまあ満足できる休日だった。

ブリギッテは普通通りの出勤。ユリア、カローラはまだ夏休み中である。2人の娘達が起きてくるまでゆったりとMacに向かう。11時を過ぎた頃に、芝刈りを始める。この時間でもまだ日陰の部分は夜露に濡れているが、12時から午後2時ぐらいまでは Ruhezeit(昼の静粛時間帯)ということで騒音を発することが出来ない。久し振りの芝刈りでいつもながら終わったあとは満足感がある。垣根のところどころが不揃いになっているのも気になって、ついでにそれも剪定しておいた。けっこういい汗をかいた。

そのあとはこれも懸案だった「ラ・ファボリータ」(ドニゼッティ作曲)のビデオフィルムをDVDに焼いてバックアップをとる。このオペラはわたしが学生時代に上野の文化会館で観たもので、このときのアルフレード・クラウスの歌唱には驚いたものである(1971年9月)。あの時は楽譜に書いてある高音の「C」を彼のように圧倒的な響きで出す歌手が本当に存在するという現実に昂奮してしまった。このときが舞台で本物の「C」を聴いた最初だった。このビデオは名古屋に住んでいらっしゃる「ばけぺんさん」(NIFTYフォーラムでのハンドル名)に送っていただいたものである。今更ながら感謝。

改めて聴いてみると "Spirto gentil" というアリアの「C」も見事だったが、終幕直前の長く伸ばした高音「H」も素晴らしかった。身体が自然に震えるほどの昂奮を味わったのである。確かこのときにはゲネプロにも潜り込むことが出来て本番と併せて二度観ることが出来たのである。アルフレード・クラウスというテノールはフリッツ・ヴンダーリッヒと並んでわたしのもっとも規範とする歌手であるが、録音や映像での印象が舞台で聴くときの素晴らしさの半分ほどしか伝わらないのが残念である。その10数年後に、ミュンヘンの Nationaltheater で、彼がマントヴァ公爵(オペラ:リゴレット)を歌ったときに合唱団の一員として同じ舞台に立てたことは幸せな思い出。

image 夕方4時過ぎから散歩に出た。久し振りにイザール河畔を「Canon EOS KissデジタルX」を首から提げての散歩である。(^_^) まだ思い通りの写真が撮れなくてガッカリすることの連続なので、上達には練習あるのみ。折りからの好天気にイザール河畔では日光浴をする人達があちこちに見られて撮影材料には事欠かない。ただ、あまり近いところにいる人達を写すのは気が引ける(こういう時はデジ一眼のバシャッというシャッター音が障害となりますー(汗)ー)ので、対岸に横たわる人達を200ミリの望遠で試してみた。しかしこれだけ距離があるとやはり手ブレの問題が出てくる。

今夜はわたしとユリアを除く家族が Nationaltheater での Akademiekonzert に出掛けていてわたしは夕食作りに廻った。今夜は Kent Nagano 氏が指揮するベートーベンの「エロイカ」で食指が働いたのだが、明日からの日程を考えると引いてしまった。で、作ったのはターキーの肉を使ったカツ。そして茄子と大根の味噌汁。