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2007年10月06日

少し肌寒く感じる秋の日

土曜日・晴れときどき曇り / 外気温21度
7時半起床。週末だけれどわたしはまったく普通の日と同じ。午前中に音楽練習と舞台稽古があり、夜は「イタリアのトルコ人」の公演。秋の光がときおりまぶしいと思うときもあったが、気温はあまり上がらず、こういう時に薄着をすると風邪を引くことになる。用心、用心。

久し振りの土曜日休日ということでブリギッテはベッドの中。1人で朝食をとったあと9時過ぎの路面電車で劇場へ。例によって30分の音楽稽古のあと、11時半から13時まで「エフゲニー・オネーギン」の舞台稽古。タチアーナの誕生祝いの場面である。

音楽稽古の時に女声合唱の1人が合唱指揮者に「なんでこの場でそんなに速いテンポで練習しなくちゃならないんですか、舞台上で不確かなフレーズをゆっくりと練習することが大事じゃないですか!」と食ってかかる1幕があった。今回の曲に限らず、合唱指揮者の練習はそういう傾向があるから、どのオペラでもけっこう怪しい部分があったりする。「エフゲニー・オネーギン」はロシア語で歌うので一層難しい。今回はそれが爆発したということだろう。

舞台稽古の時には個人的に「舞台上でズボンを脱いで下着姿になってくれる気はないか?」と問われたので即座に「ヤダ!」と答える。それでなくとも今回の演出には納得いかない部分が多いので、わたしにしては珍しく電光石火の "Nein!" であった。(笑)

帰宅してすぐにベッドに潜り込み一時間の午睡。3時過ぎに目を醒ましてブリギッテが作ってくれた茸料理とクネーデルを食べる。今夜の公演は切符が手に入ったのでブリギッテが観に来ていて終演後一緒に帰宅する。明日は日曜日で夜の公演までは暇なので少し嬉しい。