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2007年11月19日

二日目に疲れが出た?

月曜日・曇り / 外気温7度
7時半起床。昨日よりは寒さを感じなかった。風もなかったのでいかにもミュンヘンの冬らしい一日。午前中の音楽稽古と夜の本番あり。

一週間の休暇が終わって今日からブリギッテはまた出勤。午前中は家に誰もいなくなるので、困るのは犬の "PABLO" をどうするかということ。ブリギッテが仕事に出掛ける前にわが家から少し離れて住んでいる義母のところまで連れて行って預かって貰うことにする。午前中のプローベが終わった私が義母のところに立ち寄り "PABLO" を連れてきて午後はわが家で過ごし、わたしが仕事に行く夕方にまた義母のところに連れて行き、仕事帰りのブリギッテが立ち寄って連れ帰るというちょっと面倒なことになった。こうしてみるとやはり私が働いている間に犬を飼うのは無理があるということがわかる。

午前中のプローベは "Nabucco" 。まだ数回の練習しかしていないのに、合唱指揮者は相変わらず公演と同じようなテンポで進めていく。初めてこのオペラを学ぶ若い連中は大丈夫なのだろうか。最近の若い人達はソルフェージュの力が付いているから譜面を読んでいくのには少々速くても問題はない。しかし、われわれはオペラの舞台でそれを暗譜で演技しながら歌わなくてはならない。私の持論ではサッと習い憶えたものは本当には身に付かない。忘れるのも早いのである。楽譜を見ながら歌えるコンサート歌手や放送局合唱団との違いがその辺にある。ここ数年の新演出のオペラにおいて、われわれ合唱団全体の暗譜力が落ちているような気がするのは合唱指揮者の練習方法によるのではないかというのがわたしが持つ危惧である。勿論これまでにも数回合唱団の責任者を通して、もっとゆっくりと譜読みをするようにしてくれと申し入れしたことがある。そのすぐ後にはゆっくりとやるのだがすぐにまた元に戻ってしまう。(-_-;)

義母のところに立ち寄り "PABLO" を引き取って帰宅。 "PABLO" に昼食を与えて、私自身もお昼ご飯を食べる。そのあと一時間の昼寝。その間 "PABLO" もおとなしく床に横たわっていた。5時少し過ぎにまた義母のところへ預けて私は劇場へ。

朝から声の調子がもう一つだったのだが、公演中もそのままで不完全燃焼気味。やはり一昨日の夜更かしがこたえたか。(汗) 23時の帰宅。