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2008年01月26日

早朝の野菜市場で

このところ土曜日の朝の定番となっている野菜市場での買い物。こういう場に来るとわが妻はじつに活き活きとしてくる。会話のテンポも魚河岸の兄ちゃんと一脈通じるテンポになってきて、わたしはあおられっぱなし。

その1:
妻:明日オレンジのマーマレードを作りたいんだけど、瓶5本分のオレンジを買うべきかな、それとも10本分のオレンジを買った方がいい?(オレンジ・マーマレードはわたしも好きなのだがその口調にどこか「作ってあげるわよ」という奢りが感じられる。)

わたしはせめて日曜日ぐらいゆっくりしたらいいのにと思うから

わたし:5本分でいいんじゃないの。
妻:(わかってないわねぇ、という口調で)知り合いや友人達にもプレゼントしたいから10本必要なのよ!
わたし:最初からそう決めているのなら、なんで聞くの?
妻:一緒に楽しく買い物に参加しているという雰囲気を味合わせてあげたいから、わざわざ聞いてあげたんじゃないの。
(買い物は大嫌いなんだから、そんな無駄口を叩いてる時間があったらさっさと済ませてくれ!)

その2:
わたし:タマネギの在庫が少なくなっているから買っていこう。(わたしはタマネギ大好き人間)

すると、彼女はサッと赤い小さなタマネギの袋をわたしの持っている籠に放り込む。

わたし:ちょっと待って。小さいタマネギは皮をむくのがちまちまして面倒臭いから大きいのを買おうよ
妻:(本当になんにも知らないんだからねぇ、という口調で)あのねぇ、これはエシャロットといってタマネギとは違うの。わたしの料理に使うので買うのよ。タマネギは向こうに並んでるから一箱でも二箱でもあなたの好きなだけ買いなさい!
わたし:箱買いは基本的に好かん。
妻:「プフッ」(笑)