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2008年05月17日

Die Bassariden のゲネラルプローベ

土曜日・曇り時々晴れ / 外気温21度
7時半起床。今日は12時から Die Bassariden のゲネラルプローベがあっただけでその前後は何も予定は無し。 Die Bassariden 自体がけっこうハードな仕事なのでこれは嬉しい事だった。天候は崩れ始めているがまだ時折晴れ間が覗いたりしてかろうじて保っている。

明け方5時過ぎに突然足が吊り、その痛さに飛び起きた。これまで寝床で足が吊る事はあっても片方だけだったが、今回は両足に同時に来た。その痛いのなんの。かなりのパニックに陥ったがブリギッテが足の甲を逆方向に押し上げてくれてなんとか窮地を脱する。こういう時に誰かが側にいてくれるというのはありがたいことだ。

一応痛みが治まってから1時間ほど眠ることが出来たけれど、中途半端で妙な睡眠だったから午前中はなんだか頭の中がモヤモヤとした状態。それも Max-Weber-Platz から劇場まで歩くうちに薄れていった。

ゲネラルプローベは例によって公開だったが、客席の入りは50~60%ぐらいと見た。いくら無料だとはいっても、現代的なオペラは敬遠されるのだろう。(-_-;) 途中休憩無しで2時間半ほどの上演時間。これは、例えば「さまよえるオランダ人」と同じぐらいの長さなのだが、 Die Bassariden は合唱がほとんど舞台に出ずっぱりなので、その疲れは比較にはならない。午後3時近くに劇場をあとにして帰宅。

家に戻るとパブロが首を長くして私の帰りを待っていた。散歩に連れて行って欲しいのだろう。写真を撮りたい気持ちもあったので、カメラを持ってパブロを散歩に連れ出す。

image image 左端の写真の広場は日曜日などは犬が走り回っている広大な空間。相変わらず黄色で埋まっていたが、すでにタンポポが終わりキンポウゲ科の野草の花で覆われていた。その隣の写真はその小さな花を出来るだけ近くで写してみた。ここはいつ来ても気持ちのよい場所である。

image image そこからしばらく行った線路沿いの場所は、つい2週間前はタンポポが密生して黄色の絨毯が敷き詰められていたのだが、今日はもう白いふわふわのそれに変化していた。その移り変わりは2枚の写真を見ていただけるとわかるだろう。ほぼ同じ角度から写したものである。

夕方9時頃になってようやく外は暗くなり始めるが、それまでは小鳥のさえずりが耳に心地よい。やはりドイツで一番美しい季節は5月だという事を実感する。