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2008年06月01日

「清教徒」の1回目

本当に久しぶりの「清教徒」である。最後に上演したのは少なくとも3年前、もしかするともっと前かもしれない。もう上演されることはないだろうと思っていたのである。(汗)

なぜ、この時期に「清教徒」なのかと思うのだが、やはり Edita Gruberova 故ということにつきるだろう。まだまだ確かで美しい声を響かせて入るが、人間である限りいつかは終わる時が来る。その意味で今彼女の歌う「清教徒」が聴けるのは貴重な体験なのだと思う。それを盛り上げるように、今回のソリスト陣は豪華版で、なかなかこれだけの歌手を集めるのは大変である。観客は大喜びだった。

総じてベッリーニのオペラの合唱というのは「刺身のつま」そのものという感じであって、やっていてあまり面白くはない。ただただ、ソリストたちを引き立てる道具のような感じがする。加えて今日はかなり暑い1日だったから、時代考証をしっかりと踏まえた分厚いコスチュームを付けているのが苦痛であった。終わったのは10時15分。テニスをフルセット戦った後のようにグッタリだった。

BESETZUNG

Musikalische Leitung: Frédéric Chaslin
Inszenierung: Jonathan Miller
Bühne: Isabella Bywater
Kostüme: Clare Mitchell
Licht: Davy Cunningham
Chöre: Andrés Máspero

Lord Gualtiero Walton: Steven Humes
Sir Giorgio: Roberto Scandiuzzi
Lord Arturo Talbo: Antonino Siragusa
Sir Riccardo Forth: Paolo Gavanelli
Sir Bruno Roberton: Kevin Conners
Enrichetta di Francia: Claudia Mahnke
Elvira: Edita Gruberova

Das Bayerische Staatsorchester
Der Chor der Bayerischen Staatsoper

I puritani から2008年6月1日に引用