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2008年07月22日

半年に一度の歯石取り

火曜日・曇り時々小雨 / 外気温16度
7時10分起床。一日が終わってみれば今日もわたしは休日だった。夕方からの「Arabella」の舞台稽古は事務所からの連絡待ちだったのだが、病欠者はいなかったらしい。(^_^) 午後は半年に一度の歯医者通いだった。いつもながら、行く前は憂鬱であるが、終ったあとは浮き浮きである。

昨日と同じようにブリギッテが勤めに出掛けたあとは静かな時間。滞在中の甥子も11時ぐらいまで寝ているし、カローラは9時頃に起きて一人で食事をし、そのあとは試験勉強に励んでいる。彼女は夏休みに入る前に何やら大事な科目の試験があるらしく、かなり真剣に勉強に励んでいる。わたしは相変わらずの日常でマックに向かっていたが、新しいアップル - MobileMeのメール機能が働かなくてイライラのし通し。メールを受け取れない、出せないというのはかなりのストレスであるという事を改めて痛感した。

軽い昼食をとったあと、午後1時過ぎに歯医者に出掛ける。歯石の除去が主な目的であって、これは不快な事に決まっているからやはり憂鬱である。普通は半年に一度という事であるが、わたしは5ヶ月に一度にしてもらっている。その方が苦痛の度合いが少ないのではないかと思うのだ。(実は臆病なだけ)

いつもの女性がその作業をやってくれて、下の歯の処置が終って一度口をゆすいでいた時に
「今日はそんなに痛くないでしょうから、オペラのアリアでも歌って欲しいわ」
と言う。
わたしは、
そんなことはないですよ、やはり苦痛です。しかしアリアではないけれどこんな時にピッタリの一節が「パルジファル」の最初に方に有るからそれをお聴かせしましょう。
という事で
"Weh! - Weh!- Hoho! Auf! - Wer ist der Frevler? Oh! Wehe, Wehe"
(ああ、ひどい、ひどい、ああ。つかまえろ。犯人はなにものだ?ああ、ひどい、ひどい)
と口ずさんであげたら、笑い転げていた。ちなみに "Weh" には「痛い」という意味もある。
まあ、こんな軽口をたたけるだけ今日の治療は軽かったという事なんだけれども。(^_^)

どうやら今夕の「Arabella」舞台稽古には出なくても良さそうなので、今夜は久しぶりにカレーを作ることにした。Twitter 仲間のつぶやきを読んでいてわたしも食べたくなったのである。(^_^;)
とは言っても最近は料理をする意欲が激減しているので、簡単に買い置きのインスタントカレースパイシーブレンドというのを使うことにした。普通のルーの他に「ガラムマサラ」という調味料を加えるのがミソ。

出来上がってみたら、カレー独特のおいしい香りがするがその辛さも結構なものであった。わたしは最近辛いものに対する抵抗力が弱ってきていて、非常に辛く感じた。しかし13歳の甥子はおいしい、おいしい、と言って3皿のお代わり! 誰かが喜んでくれるのはやはり嬉しいものである。

ブリギッテは明日から3日の休暇を取って甥子に付き合うという事なので、夕食のあとはゆったりとした空気が流れていった。