« La bohèmeの二回目(今シリーズ最後) | Main | クリスマスの前後は体力勝負 »

2008年12月20日

愚痴 (^_^;)

土曜日・小雨 / 外気温5度
7時10分起床。今日の最高気温は5度といつもよりは高いはずだったが、折からの小雨とミュンヘンにしては強い風が吹いていて、体感温度はかなり低かった。

土曜日で夜は公演があるのに男声合唱団は午前中のプローベがあった。その内容は "Lucrezia Borgia" の音楽稽古。われわれ男声合唱団の今週は毎日のように Palestrina の舞台稽古があり、その合間を縫って "Lucrezia Borgia" 、 "Jenufa" の音楽稽古が続いた。

翻って女性合唱団の今週のプランを見ると、ほとんど何も無し。彼女たちは Palestrina は舞台裏でほんの少し歌うだけ、 "Lucrezia Borgia" も歌う部分は楽譜にするとほんの3ページぐらいか。要するにする事がないのである。それでいて月給は男声合唱団員と全く同じ。

しばらくなりを潜めていたわたしの中のこんな不公平があって良いものか!という愚痴が頭をもたげ始めている。(^_^;) そんな下地があるものだから「何もこんな寒い土曜日の午前中にプローベを入れなくても良いだろうに」という愚痴が頭の中に湧いてきた。予定表が出た時点では今日の天気などわからないのは当然なのだが。(^_^;)

現在、世界中で演じられているオペラ全体を見ても、オペラ合唱団の場合は、完全に男が主体になっている。男声合唱のみが出るオペラというのはすぐに数本数えられるが、その反対は皆無といっても良い。男声合唱も女声合唱も出るオペラであっても、その内容を見ると女声合唱の歌う分量は男声合唱の30〜50%ほどでしかないだろう。これからオペラを書く作曲家には女性合唱団だけが出演する作品を書いて貰いたいものだ。(×_×)

そんなプローベを終わってから、気晴らしとに久しぶりにマックのお店 GRAVIS に立ち寄ってきた。アップルストアが近くに出来てからさぞかし閑古鳥が鳴いているかと思っていたが、土曜日とあって、思っていたよりお客が入っていてちょっと心が温かくなった。アップルストアが出来るまでは、ここがマックユーザにとってはありがたい店だったから、これからも何とか共存して営業していって貰いたいものである。

バージョン4が出たので、この際、日本語版の Paralelles for Mac からドイツ語版に買えようかと思っている。日本語版 Paralelles for Mac 3.0 だと ドイツ語版 Windows XP 上でドイツ文字(ウムラウト)が文字化けしてしまうのだ。これは困る。で、その値段だがアップルストアの方が10€ 高いのを発見。当然、購入するときには GRAVIS でということになる。(^_^)

今夜はブリギッテの勤め先のクリスマスパーティがある。日本の忘年会のようなもの。これまでの数年はたまたま夜の公演が入っていない日だったので出席できたのだが、今日は La bohème が入っている。しかし、幸運な事にこのオペラのわたしの出番は8時半頃に終わるし、パーティ会場のレストランが劇場の近くなので途中から参加する事にした。例によって帰宅は遅くなるだろう。