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2009年01月17日

暦の上では週末だけれど

土曜日・晴れ / 外気温7度
7時起床。殆ど建物と乗り物の中にいたので気がつかなかったけれど、今日はけっこう暖かかったようだ。午前中は "Lucrezia Borgia" の最初の舞台稽古、夜は "Norma" の二回目の公演があった。

一日に二回の舞台がある、こういう日が体力的には一番大変。しかし、反対に申し訳ないように働かない日もあるので(クリスマスから新年にかけてがそうだった)、帳尻は合っているのだろう。(笑) 

今日は7月から始まる Festspiel の前売り券発売開始日だった。注意して見ていると、発売開始前15分くらいには並んでいる人たちの列がかなり長い。今日は昨日までに較べれば暖かかったようだが、それでも朝10時前の気温はまだマイナスだったはず。これだけのオペラファンがいるということはありがたいことである。(^_^)

10時から始まった "Lucrezia Borgia" の舞台稽古は、まず演出家 Christof Loy によるコンセプト説明。そのあとすぐにプロローグの稽古に入る。13時に終了。

練習場である Rennert Saal は切符売り場のすぐ上なので、帰り道に立ち寄ってみると番号札を持った人がまだかなり列を作っていた。 Festspiel の切符はやはり購入が難しいようだ。

帰宅するとちょうどユリアがタマネギ入りのオムレツを作ったところで、一緒に昼食を食べる。食事の間に昨夜の感想などを聞くと、危惧していたのとは反対にけっこう楽しめたそうだ。休憩が二度入ったので必然的に長丁場になったけれど、出演者の衣装やメーキャップが面白かったとか。観客席のお年寄りが一人演奏中に気分が悪くなって倒れたとも話していた。わたしの衣装はつばの広い帽子から着衣まで全てピンク色で統一されていて、メーキャップも白塗りで眼の周りと唇がピンクに塗られているのだが わたしも今度ピンクのアイシャドゥをしてみようかな と言う。そういうオペラの観方もあるということ。

帰宅は23時過ぎ。 Tram に乗っていて途中の駅でしばらく停まったままだったが、二人の警官が乗り込んできた。誰かを捜している様子だったがわたしを見つけて「○○駅から乗りましたか」と訊く。たまたまわたしの向かいに座って iPhone をいじっていた女の子が、わたしが答えるより先に「いいえ、この方は Rosenheimerplatz から乗車しました」と言ってくれた。こういうことは初めての経験である。余り気持ちの良いものではない。

image 帰宅したらユリアが Flammkuchen を作ってくれた。生地が薄くてパリッとした食感はなかなか。ビールにも良く合う。かなり大きくてわたしは食べきれなかった。