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2009年03月01日

郷に入っては・・・

昨日のこと。食器洗浄機のスイッチを入れようとして扉の右端にある小さな赤いランプが点灯しているのに気がついた。これは「グラスなどの表面をピカピカにするための添加液を加えてください」という警告で、これ無しだとワイングラスなどの洗い上がりがイマイチ。

いつものところに収納してある容器を捜したがなかなか見つからない。しかし数秒後に見つけて食器洗浄機の裏側にある所定の位置にその添加液を流し込んだ。ちょっと粘度がいつもより高いような気がしたが「まあ、いいや」と思ってそのままスイッチを入れてから仕事に出掛けた。

帰宅するとブリギッテが
「あなた、食器洗浄機になにを入れたの?」と訊く。
「Klarspüler を入れたけど」と答えたら
「あなたが入れたのは Glanz-spülmittel よ。食器洗浄機の中は泡だらけです!」
(内心、ウヒャ!)

image よく見ると確かにわたしは間違った物を入れていた。でも、長年のドイツ暮らしでわたしも素直に「ゴメン」とは言わない体質になっている。二つの容器を並べて
「見てご覧、ラベルの表記も似ているし液体も水色で、これで間違うなという方が悪い」
と反論してみる。

言われた彼女もわたしの言い訳を何とか受け入れたようで「まあ、仕方ないわね」ということで、一件落着。こういう点でも「郷に入っては郷に従え」ということなのである。ドイツでは簡単に謝ってはいけないというホンの小さな例である。(ちょっと苦しいか)(^_^;)