« フェーン現象 | Main | 自動車ガソリンの値段 (2009年10月7日) »

2009年10月08日

初めての浄瑠璃

木曜日・曇りのち雨 / 外気温22度
7時半起床。今日は合唱の休日、そして義母の79歳の誕生日だった。しばらく続いた好天気も夕方から雨になる。これでまた一段と秋が深まるのだろう。

合唱の休日だけれど、ブリギッテも今週は休暇を取っているのでいつもの休日のようなわけにはいかない。ゆっくりとマックの前に座って Blog 巡回などと悠長なことをしている暇がない。

今日は義母の誕生日なので、一緒に顔出しに連れ出された。その後、野菜、食料品の買い物に付き合う。それから戻ってきたら休む暇もなく、こんどは古い PC2台を捨てる作業が待っていた。まあ、これまで延ばし延ばしにしていた自分が悪いのだけれど。(汗) PC の中のハードディスクは取りだして、ハンマーで叩きおシャカにしてから捨てた。どうやらこれがもっとも安全なデーター消去法らしい。

4時過ぎにブリギッテは両親とミュンヘン郊外のレストランへ食事に出かけたのでそれから2時間ほどは一人でのんびりとすることが出来た。わたしは夜8時から行われる「文楽」の公演を見に行く約束をしていたので、7時過ぎに家を出る。この頃には雨はけっこう本格的な降りになっていた。

今夜の文楽公演はミュンヘンの独日協会の肝いりで開かれたもので、今日までウィーンなどで公演を重ねてきたらしい。文化庁の文化交流プロジェクトの一環なのだろう。 残念な事に今回は人形無しの素浄瑠璃だったので、はたして楽しめるものかどうか自分にも分からなかった。しかし、背景にドイツ語の訳が同時に出たのでそれを読みながら楽しむことが出来た。目をつぶって浄瑠璃語りだけを聴いても、わたしにはちょっと聴き取りにくい部分が多々あったのである。(^_^;)

まず、若い二人の演者による前座のような語りがあって、本語りは「竹本千歳太夫」、三味線は「豊澤富助」。演じられたのは「菅原伝授手習鑑」の四段目「寺子屋の段」。その前の若い二人は「寺入りの段」を語った。わたし個人としては語りよりは三味線のほうに興味が引かれた。素晴らしい。

会場となったのはOrff Zentrum Münchenで、作曲家のカール・オルフが1913年、人形浄瑠璃「寺子屋」に啓発されて作曲した彼の最初のオペラが GISEI だったからという説明だった。

終了したのが22時で、帰宅は23時。