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2010年01月21日

曇り空の一日

木曜日・曇り / 外気温0度
7時10分起床。どうやら眼の周りの腫れは完全に引いたようだ。眼の中の違和感もなくなった。今日はどんよりとした曇り空の一日。

10時から音楽稽古があり Dialogues des Carmélites 、と Madama Butterfly がそのプログラム。1時間で終了して、11時半から Madama Butterfly のオーケストラ合わせがあった。 Madama Butterfly は確実に20年以上続いている演出で、これまでオーケストラ合わせに合唱団が参加した記憶がない。こういうことは指揮者の要請によるものなのだろうが、先日パリでのLa Bohèmeを振った Asher Fisch がその人。GMD ならば多少の無理は通るのだが、 彼は特別な配慮をしなければならないほどの力を持っているのだろうか、不思議に思った。

12時半に解放されてまっすぐ帰宅。今夜の公演 Così fan tutte には入っていないから明日の朝までは自由な時間である。(^_^) 昼食は昨日の残り物で済ませて、その後 Blog の巡回とメールの返事を書く。3時を過ぎた頃に散歩に出掛けたが、森の入り口でカチンカチンに固まった雪道を見て断念。無理して歩いたら確実に転ぶと思った。そこで方向転換してイザール河方面へと向かう。

帰宅して「1Q84」の下巻を読み進める。これまでに読んだ村上春樹氏の本はどこか理解出来ないというか共感出来ない部分にぶつかるところがまま有ってスンナリと読んだ記憶がないのだが、今回は意外にスッと心の中に入ってくる。先日も書いたように「ミレニアム」と雰囲気が似ているのだ。

気がついたことがもう一つ。男女数人の会話が綴られているのだが、そこに日本語特有の男言葉、女言葉の差が感じられない。まるでドイツ語の小説を読んでいるかのようなトーン。こんなところも村上春樹作品の翻訳が多いということなのかなとも考えたり。

今夜はブリギッテの帰宅が遅くなったので、それまでの時間を読書三昧で過ごすことが出来た。