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2010年04月01日

雪の中のお葬式

木曜日・曇り時々雪 / 外気温3度
7時起床。今日は先日急死した同僚のお葬式。あいにくの寒い日で式の最後の方にはみぞれとなり大勢の参列者も寒さに震え上がっていた。夜は二回目の Dialogues des Carmélites の公演。

お葬式はわが家から30Kmほど離れた Glonn で10時から始まるということで、8時45分に車で家を出た。初めて行くところなのでカーナビが威力を発揮してくれた。ここ数日なかったほどの寒い日で、教会の中も冷え冷えとしていた。52歳という若さで急死したので、近親、縁者の人たちの悲しみもかなりダイレクトにこちらに伝わってくる、辛い時間となった。

教会内での式が終わって外へ出るとそこはみぞれになっていた。死者を送る最後の歌を歌っている間にも楽譜は濡れてくるし、寒さで身体も震えてくるほど。予定では彼の棺を合唱団の若い同僚達が担いで墓地まで運ぶ手はずになっていたのだが、濡れた棺を担ぐのは滑ったりして危ないということで、それは中止となった。ドイツの習慣としてお葬式のあとは近くの料理店に席を設けて参列者に食事を今日するのだが(日本で言う精進落としにあたる)、わたしは風邪を引きそうに寒いのでそれには参加せずに帰宅した。

帰宅して熱い塩ラーメンを作って食べ、ようやくからだが暖まってくる。昨夜のニュルンベルガー・ソーセージと酢キャベツも合わせて食べるというゴチャゴチャの食事だったが、おいしく食べた。その後一時間の昼寝。

夜は Dialogues des Carmélites の二回目。指揮者のケント・ナガノ氏も今朝のお葬式で寒そうに傘もささずに参加していたので、風邪など引かなければいいがと心配したが、そこはプロ、元気な指揮ぶりを見せていた。

ブリギッテと隣人が観に来ていたので、終演後、彼女たちと待ち合わせて一緒に帰ってくる。帰宅は23時半。