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2010年07月10日

今年の最高気温だった

土曜日・快晴 / 外気温32度
7時起床。文字通り、今日がこの夏最高の暑さだった。そんな日にわたしは9時半から14時まで、「 Die schweigsame Frau 」の Klavierhauptprobe があり、夜は「トスカ」の公演の仕事があった。

今日の舞台稽古は衣装、メークをつけて本番に近い形でのもの。ピアノ伴奏であることだけが本番とは違う。わたしはメークの関係で9時半に楽屋入りということでいつもよりも20分ほど早い時間に家を出た。この時間はまだ空気もスッキリとしていて歩いていても気分が良い。

image 合唱はこのオペラの中で2回出番があるのだが、最初の衣装は道化師のような衣装に赤毛のカツラを被る。正面から見るとなんだか出来の悪いおかま、という感じでわれながら苦笑。腹部には腹をふくませるクッションが入っていて、30度を超える今日は暑くて閉口した。もちろん冷房装置はない。

2番目は戦傷兵という設定でこれはボクサー・ショーツとポロシャツ、右足にギプスをつけて車イスに乗っている。車イスを押してくれるのは看護婦の格好をした同僚女性。これは楽ちんでなかなか楽しめた。(笑)

若い同僚の中には暑さにやられてフラフラになった者もいたりするほどだったが、14時に解放された。わが家に付いてから遅い昼食を取ったあと昼寝。そのあとゆっくりとしてから7時少し前に家を出て劇場へ。

今夜の公演は "Oper für alle" ということで Nationaltheater 前の広場に大きなスクリーンを設置し、劇場内の公演を実況で映し出す。いつもは7時開演なのだが、この時間では外が明るすぎてスクリーンの画面が見えにくい。ということで1時間遅れの8時開演となった。

"Oper für alle" と同時に今夜はテレビの ARTE でも実況放送をしていた。その放送時間が1時間遅い9時からとなっていたので、はてな、と思ったのだが、テレビカメラは先日の公演の模様も撮っていて、今日の公演で何か事故があった場合には差し替えられるようにという配慮だと知った。なるほどと納得。

合唱の出番が終わって帰宅の途についたが、 Tram の中で歓声が上がってどうやら今日の3位決定戦 「ウルグアイードイツ」戦でドイツが3-2で勝って3位になったということだった。

昨日から今日に掛けては天候のせいもあって疲れたが明日の日曜日、そして月曜日は完全休日なのでじっくりと休養できそうである。