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2010年07月17日

「 Die schweigsame Frau 」のゲネラルプローベがあった

土曜日・曇りときどき晴れ、一時雨 / 外気温26度
7時半起床。昨夜は12時近くに激しい雷雨があったり、夜中の4時半頃に室内だけで使っている呼び鈴が鳴り出すなど、普段には無いことがあって朝起きた時には寝不足気味。午前中に「ドン・カルロ」の舞台稽古、夕方から「 Die schweigsame Frau 」のゲネラルプローベがあってちょっとキツイ1日だった。

昨夜就寝する時に、今夜は寝ている間に雨が降るだろうという予測はあったが、これほどの激しい勢いのものだとは想像外だった。雷も混じっていたので寝入りばなを起こされた感じ。そのあとまた眠りにつくまでに少し時間を必要とした。

そして次は真夜中の4時半に突如としてなじみのあるメロディーが鳴り出した。これはボタンを押す発信器と、それを受けてブザーなりメロディーが鳴る受信機から鳴る簡易呼び鈴である。カローラたちが一緒に住んでいた時に別々の入口を使っていた関係で使っていたものだが、彼女たちが自分たちのアパートを借りてからはわが家の中で使っていた。

それが鳴りだしたものだから寝ぼけた頭で 「スワッ、盗人が入って、たまたま発信器に触れたか」と思ってしまった。ブリギッテもその音で起きてしまい、怖がる彼女を寝室に残したままわたしが注意深く各部屋の電球をつけて、窓は閉じられているか、入り口の鍵は壊されていないか、侵入した者が隠れていないか、を恐る恐る見て回った。侵入者がなかったことを確かめてもう一度ベッドに入ったが、そのあとは興奮していて6時頃まで眠りにつくことが出来ずに、最後にウトウトしたと思ったらもう起きなくてはいけない時間になっていた。

そんなことがあったから、午前中の舞台稽古は全く神経が集中できない自分に気がついていた。しかしこの舞台稽古は合唱のためではなく明日歌うソリストたちのためのプローベだったから別に問題は無し。帰宅して昼食を食べ終えるなりベッドに入って昼寝をし心身をリセットする。

ちなみに、この簡易呼び鈴セットだが、現在、呼び出しボタンは洗面所、受信機の方は居間に設置してある。その使い道は.......ブリギッテがシャワーを浴びたあと、ボディローションを使うのだが、自分で背中に塗ることは難しい。そこで、この呼び鈴を押すとわたしが跳んでいって彼女の背中にボディローションを塗ってやるというふうに使っている。(^_^;)

彼女の言い分では 「高齢者(わたしのこと)はよくトイレで倒れたりするから、その時の用心のためです」だそうだが、わたしはまだその恩恵にあずかってはいない。

結局、夜中に鳴った雷が、呼び鈴の周波数にいたずらをしたのではないだろうかというのが、わたしの憶測ではあるが、本当のところは分からない。とにかく泥棒や強盗の侵入でなくて良かった。

19時から「 Die schweigsame Frau 」のゲネラルプローベがあり、わたしは18時に楽屋入りするため、5時過ぎに家を出た。今日のゲネラルプローベと Premiere の公演は合唱も最後まで残ってカーテンコールを受けるということになり、長い夕べとなった。休憩が2回入ったので終了したのは22時40分を過ぎていた。そのあと、聴きに来ていたブリギッテとアンナの三人で Prinzregententheater 近くのギリシャ料理店で軽い夕食をとって帰宅する。夕方から本格的な雨になり夜遅くまで止むことはなかった。