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2010年07月24日

女性の騎馬警官

ミュンヘン市では今、自転車乗りの取り締まりを強化している。それだけ自転車による事故が多いということだろう。

市内のほとんどの道には自転車専用通路があるのだが、それを良いことにものすごいスピードで走る困った輩がけっこう多い。中には赤信号無視など当たり前という風潮も見える(これ、現行犯で見つかると120€くらいの罰金である)。歩行者にとってみたら、自転車の高速走行は自動車と同じくらいに危険である。だから警察の自転車走行者の取り締まりはわたしは賛成。

一昨日の夕方、劇場の楽屋の窓から通りを見下ろすと、馬にまたがった警官二人が自転車を止めて尋問していた。馬に乗っていた警官は両方ともポニーテールの女性。ユーモラスな組み合わせだが本当である。(^_^;) 一人が質問し、もう1人が馬に乗ったまま手帳に何か書き込んでいる、ちょっと珍しい光景だった。

ちなみに、路上に立って馬に乗っている人を見上げるとわかるが、かなりの高度差がある。もう文字通り「上からの目線」そのものである。わたしは時代劇で侍が馬を乗りまわしながら 「ひかえぃ!、ひかえぃ!」と叫んでいる場面を思い出した。(あれ、一度やってみたい) (^_^;)

自転車を傍若無人に跳ばす輩は理屈っぽい小生意気なアンちゃんが多いから、そういう輩にはあの高度差のある尋問形式はかなり効果があるだろう。警察もその辺の演出効果を考えているのかもしれない。