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2010年10月18日

昨夜はわが家に2匹の犬

昨日は夕方からわが家に犬が二匹いるという状態になった。今日までいろいろと努力はしてみたが やはり犬は欲しくない と思っているわたしには苦難の数時間だった。

まず、先週の土曜日からわが家には "PABLO" が逗留している。彼も大人になって最近はゆったりとした風格が出来、それほどわたしの邪魔にはならないようになっている。そこへ、昨日の夕方から新たに一匹加わった。

この犬がまだ生まれて数週間という赤ん坊。成長すれば大型犬になるらしいのだが、現在は大きな足と小さな身体のアンバランスさがおかしくチャーリー・チャップリンを思い出させて可愛い。しかし、30分もしないうちに彼の世話が大変だということにブリギッテもわたしも気がついた。

大変だったその1:
"PABLO" もこの子犬も牡である。牡同士がいがみ合うのは人間、動物にかかわらず自然の摂理だ。(汗) "PABLO" は自分の縄張りに侵入してきた子犬をうなり声で威嚇する。幸いなことにまだ生後数週間の子犬は "PABLO" に絶対服従の意を伝えたようで "PABLO" のうなり声も数回で止んだ。しかし、赤ん坊の犬は室内を歩き回ったあと疲れて "PABLO" の寝場所であるカゴの中にちょこんと入って眠ってしまう。 "PABLO" が 「そこは俺の寝場所だよ〜」と言わんばかりに当惑した表情で眺めているのがおかしかったけれど、まあ、受け入れたようだった。

大変だったその2:
この子犬がじつに頻繁にオシッコをするのだ。初めのうちはブリギッテが注意深く彼を観察していてそれらしい兆候を見たらすぐに外に連れ出しオシッコをさせていた。外へ出るや否や待っていたように彼はすぐにオシッコをするのだそうだ。しかし、ちょっと油断していて夜の九時頃にとうとう室内でやられてしまった。幸い、そこはIKEAで買ってきた安物の足拭きの上だったからすぐに洗濯機に放り込んで事無きを得たが、居間のカーペットの上だったらちょっと大変だった。(^_^;) ブリギッテと顔を見合わせ「そうだよなぁ、人間の赤ん坊だったらオムツをしている時だもんね」と笑ってしまった。

飼い主であるいとこが犬を引き取りに来たのは夜の11時頃。彼は居間に座りこんでわれわれとおしゃべりをしたい様子だったが、ブリギッテもわたしも疲れ果て、眠気も手伝ってそれどころではない。とうとう入り口の立ち話だけで彼を引き取らせることに成功して今夜の騒動の幕を下ろすことが出来た。さすがのブリギッテも「もう、犬は飼わない」と言うかと期待したら 「赤ちゃんの犬は大変。犬を飼う時にはある程度成長したものにするわ」。おぬし、しぶとい!(笑)

実は今朝起きてくるまでわたしもブリギッテも心配なことがあった。充分観察して気をつけていたつもりでも、赤ん坊の犬がどこかでオシッコを漏らしていたかもしれないではないか。夜中、その場所に "PABLO" が「ここは俺の縄張りだ!」とばかりにマーキングしているのではないかということ。朝食前に点検してみたがどうやらそれはなかったようだ。ホッ!