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2011年04月14日

"Parsifal" in Paris

木曜日・曇りときどき晴れ / 最高気温14度
7時起床。今日は10時過ぎからシャンゼリゼ劇場にてプローベ。お昼近くにそれが終わり、それから18時開演までは自由な時間だったが、自分の体力を考えておとなしくホテルに戻り身体を休めた。

起床後、シャワーを浴びて朝食。朝食はビュフェー形式。文句なしの品揃えと品質。8時40分、朝食を終わって部屋に引き上げる。身の回りを整えて9時半のバスで劇場へ出発。

昨年のクリスマス前にもこの劇場で演奏しているので勝手知ったる劇場内。なかなか居心地の良さそうなこじんまりとした劇場である。練習の後外へ出てみると太陽が出てきて暖かそうな天気。この天候の中を歩いて帰っては疲れるかもしれないと思い、街へ飛び出していく若い同僚達を横目で見ながらバスに乗りホテルに戻る。一旦落ち着いてからコートを部屋に置いて昼食のために外出。

ホテルの近くに中華料理店があったので、そこで焼きそばとビールを一杯飲んで昼食とした。味の方は素人っぽくてあまり感心しなかった。13ユーロ払って出てくる。焼きそばの量が少なかったから演奏中にお腹が空くのが心配で途中でサンドイッチと水を購入してまたホテルに戻った。パジャマに着替えてゆっくりする。

18時から始まった "Parsifal" の本番は熱の籠もった良い演奏だった。パリの聴衆も第一幕の終了時から熱い拍手でこたえてくれた。しかしやはりこの作品はオペラとして上演された方が何倍も面白い。終演後、思いがけなく劇場脇で Verdiano さんが待っていてくれた。お仕事のお忙しい中、聴いてくれてお土産まで頂いてしまった。

終了してバスでホテルに戻ったところで日付が変わってしまった。18時から始めたからこんなものか。男声合唱の出番のない第二幕を舞台の袖に座って聴いていたのだが、そのとき少し寒いと感じた。風邪を引いてしまったかもしれない。明日は午前中にパリを出発し、12時すぎにミュンヘンに到着してその夜は「ノルマ」がある強行軍だが、今夜はそれを考えないことにしよう。