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2011年07月31日

" Tristan und Isolde " の2回目 (今シーズン最後の公演)

今シーズン最後の公演は " Tristan und Isolde " だった。" Die Meistersinger von Nürnberg "と同じようにその初演がミュンヘンのNationaltheater だったには違いはないのだが、やはり長かったシーズンの締めくくりには前者の方が適していると感じる。

Nationaltheater ではそのシーズンの最終公演が終わってから、舞台裏に設えられたパーティ会場で、1年間を振り返りどれだけの成果をそのシーズンにあげられたかとか、今シーズン限りで引退する演奏者への感謝とかをインテンダントが取り仕切り、そのあとお決まりのビール、ワインを飲みながら談笑し、お別れするのが常である。

それにはやはり" Die Meistersinger von Nürnberg "のようなオーケストラ・合唱の出演者の多い演目がふさわしい。今年は " Tristan und Isolde " ということでソリストの数も限られたものだし、合唱団にいたってははなから女性合唱団のためには書かれていない。男声合唱も休憩の前に終わってしまうから、パーティのためにそれから延々と続く終演まで残っている団員は殆ど皆無である。

そういうわたしも今日は自分の出番が終わるとすぐに帰宅してしまった。早く帰宅できたのは嬉しいが、なんだか大事なことをし忘れたという消化不良の感があるのも事実である。

Besetzung

Musikalische Leitung: Kent Nagano
Inszenierung: Peter Konwitschny
Bühne und Kostüme: Johannes Leiacker
Licht: Michael Bauer
Produktionsdramaturgie: Werner Hintze
Chöre: Sören Eckhoff

Tristan: Ben Heppner
König Marke: René Pape
Isolde: Nina Stemme
Kurwenal: Alan Held
Melot: Francesco Petrozzi
Brangäne: Ekaterina Gubanova
Ein Hirte: Kevin Conners
Ein Steuermann: Christian Rieger
Ein junger Seemann: Ulrich Reß

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

Tristan und Isolde から2011年7月31日に引用