シリーズ2回目のカルメン。配役などに変更はなかった。どうも Vesselina Kasarova のカルメンには違和感を感じる。
前回よりは全ての面で滑らかになってきているのだが、肝心の Vesselina Kasarova がこのオペラ全体の流れをギクシャクさせているように思えてならない。彼女なりにフランス語のディクションを考慮した歌唱を狙っているのだろうけれど、独りよがりではないのだろうか。
言葉の意味を伝えるということはもちろん大切なのだが、それが音楽の流れをせき止めているのでは本末転倒だろう。加えて前回よりは良くなっていたが音程が悪い。微妙にブラ下がっていて居心地の悪さを感じてしまう。もっと素直に歌えばいいのに、と思うのだが。
Besetzung
Musikalische Leitung: Dan Ettinger
Nach einer Produktion von: Lina Wertmüller
Bühne und Kostüme: Enrico Job
Licht: Franco Marri
Chöre: Sören Eckhoff
Kinderchor: Kinderchor der Bayerischen Staatsoper
Zuniga: Goran Jurić
Moralès: Christoph Pohl
Don José: Brandon Jovanovich
Escamillo: Gerald Finley
Dancairo: Christian Rieger
Remendado: Cornel Frey
Frasquita: Evgeniya Sotnikova
Mercédès: Heike Grötzinger
Carmen: Vesselina Kasarova
Micaela: Aga Mikolaj
Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper
Carmen から2011年10月12日に引用
- Posted by 【篠の風】 at 23時38分
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