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2012年02月12日

たっぷりと休養が取れた快晴の日曜日

海道龍一朗

日曜日・晴れ / 最高気温マイナス9度
9時起床。今夜の公演は "Rheingold" で合唱は入っていないから完全休日。お天気の方も、あいかわらず気温は上がらなかったけれど、素晴らしい天気だったので一日中気分が良かった。

昨日、ベッドの位置を180度回転したので目が覚めたときには一瞬 " Wo bin ich? " という感じだった。日曜日の常でゆっくりと朝寝を楽しみ、洗髪をしたあとの朝食もゆったりと。

ブリギッテは税金の申告書類を整えるのにコンピュータに向かっている。わたしは昨日から読み始めた文庫本 Amazon.co.jp: 真剣―新陰流を創った男、上泉伊勢守信綱 (新潮文庫): 海道 龍一朗: 本 を読み続ける。これはかなり読み応えのある時代小説だ。

午後になり一段落ついたブリギッテに誘われて森への散歩に出掛ける。しかし彼女の希望でいつもの4分の1ぐらいの距離で引き返してきた。今日の日曜日は来週に備えて休養しておこうと考えていたからちょうど良かった。昼寝を必要とするほどの疲れも感じなかったから、帰宅後そのまま文庫本を読み進める。

小腹が空いたなと思った頃にブリギッテがホットケーキを作ってくれた。それにシロップをかけておいしく食べたのだが、高専で学んでいた頃を思い出してしまった。親友のひとりに甘党の男がいて、彼と一緒に喫茶店に入るとわたしの目の前で「小倉ホットケーキ」という胸焼けするような代物をおいしく食べていた光景である。思えばわたしも随分ブリギッテに飼い慣らされたものだとおかしくなった。

夕食は鴨料理を作ってくれたのだが、ブリギッテがそれを作っている頃に文庫本を読了。久しぶりに堪能できた長編だった。来週への充分な休養を取ることが出来た良い休日。