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2012年02月24日

訃報

金曜日・快晴 / 最高気温13度
6時半起床。暖かくて青空が拡がり風も無く素晴らしい一日だった。加えてわたしは今日は完全休日。しっかりと楽しんだ。

義母を9時に抜糸のため病院に連れて行くことになっていたので、6時半に起床。仕事に出掛けるブリギッテと一緒に家を出た。義母の治療の間、わたしは1時間ほど待合室に座っていたが、そこにやってくる患者の90%以上は70〜80歳代の人たち。わたしの眼からはとても年寄りに見えたけれども、考えてみるとわたしも間もなく65歳。そんなに差はないことに気がついて愕然とした。こういう空間に座っていると 「健康でいなくては」と切実に思う。

治療が終わった義母を彼女の住まいに送り届けて帰宅したときには11時を過ぎていた。まずはコーヒーを飲んで一息つく。それからメールチェック。外は明るい光に溢れていて温度計もどんどん昇っている。そこで、もしかしたらバッテリーが上がっていたSMART もこの暖かさで起動できるのではないかと試してみたが、ドアはリモコンにすら反応しなかった。

そこで意を決して SMARTを手押ししてもう一台のトヨタの近くに移動(小さな軽い車で良かった) 。お互いのバッテリーをケーブルで繋いで起動した。なぜ今日まで延ばし延ばしにしておいたかというと、SMARTのバッテリーは助手席の足もとにあってバッテリーを露出させるまでが一仕事なのだ。これまでの極寒の時には全くやる気が起きなかった。

バッテリーを充電するため、起動したSMARTを運転してちょっとした遠乗りに出掛けた。以前聞いた話では30Km ぐらい走らないと充電しないというので Kloster Schäftlarn までの道のりを往復した。途中の道からはアルプスの山並みがクッキリと見えたから今日はきっとフェーン現象が起こっているに違いない。風も本当に生暖かかった。

午前中はよく働いたので自分へのご褒美に中華料理屋 KAMUYI で昼の定食を食べることにした。トラムで Rosenheimerplatz まで乗り、店の前まで言ってみたのだが「水回りの故障で2〜3週間閉店します」という札が扉に貼ってあってガッカリ。仕方なくその近くの味も素っ気もない立ち食いに近い中華料理店で食べ、帰りは家まで歩いて戻った。

今日の暖かさで道ばたの雪が溶け始めていてとても歩き難かったけれど、歩き始めるとコートを脱いでシャツ一枚でちょうど良い感じ。8700歩・73分を歩いて帰宅。今度は紅茶を飲んでから、昼寝。グッスリと眠れた。

夕方6時近くになってから少しだけ溜まっていたアイロン掛けを始める。わたしのシャツ4枚とブリギッテのブラウス1枚、それにテーブルナプキン4枚。それが終わってゆったりと Weißbier の晩酌を始めたらブリギッテから電話。叔父さんが亡くなった という知らせだった。彼は先月わたしが書いたMein zweiter Blog : 人生の先達からの助言の叔父さんだった。近々会う予定にしていたのに残念な事だ。

これから以後もわたしの身の周りの年上の人たちの訃報が届くことになるのだな、と思うとやはり寂しいものだ。死というものが少し身近になったような気がするのは確かである。