Kurt Moll のこと

ネットのニュースで Kurt Moll の訃報を知った。

Kurt Moll: Opernsänger von der Bayerischen Staatsoper ist tot – SPIEGEL ONLINE

78歳とまだ若かった。彼はわたしが1977年にドイツに来たころには既にバリバリの押しも押されぬバス歌手だった。絵に描いたようなオペラ歌手の体型と深く低く響く声の響きはこれぞバス歌手と言えるものだった。

わたしが Opernstudio に在籍していたころ(1979〜1981年)にはときどき声を掛けて貰ったことがある。今思い出すのは ” Die Meistersinger von Nürnberg “の舞台稽古の時。彼はちょうど日本での演奏旅行から戻ってきたばかりで,東京で買ってきたソニーのウォークマンを仲間の歌手に嬉しそうに見せびらかしていた。

もう一つの思い出は出演前の舞台の袖での会話。その数日前にアメリカでゲオルク・ショルティと共演して戻ってきた彼に「写真で見るショルティは厳しくて意地悪そうに見えるけれど、どうなんですか?」と聞いたら 「そんなことないよ、とってもやさしくて心の温かい指揮者だった」と答えてくれたこと。

その頃ちょい役で出させて貰ったオペラのプログラムを探して見つかったので記念に貼り付けておくことにする。(わたしの名前の下の線は当時出させて貰ってよほど嬉しかったんだろう。ちょっと恥ずかしい)

一つは「バラの騎士」

2017年03月07日22時00分12秒 0012017年03月07日22時00分12秒 002

そして「パレストリーナ」

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ブリギッテ、 Regensburg の往復

3月7日(火)・曇りときどき小雨/最高気温7度

6時半起床。
一日中曇り空でときどき小雨が吹きつける寒い日だった。そんな中ブリギッテは9時過ぎに家を出て Regensburg へ。妊婦のユリアを手伝うためだけれど、どこか嬉しそう。

わたしはお昼頃に家を出て大型量販店の MediaMarkt へ。ちょっと欲しいものがあってアマゾンでは見つけたのだが MediaMarkt に売っているのならそこで買おうと思って行ってみた。残念ながら売っていなかったのでしかたなく帰宅後 Amazon.de で注文する。

午後になって少し晴れ間が見えたが、今日はウォーキングを休むことにして昼寝。タイマーをセットせずにベッドに入ったら1時間半ほどグッスリと眠ってしまった。昨夜はあまり良い睡眠でなかったから,これで挽回した。

ブリギッテはミュンヘン18時15分着の列車で到着。帰宅は7時頃。夕食にはトリ肉のソテーにキャベツの千切り添え、豆腐とモヤシの味噌汁を作った。味噌汁は作ったのは久しぶり。

8時には台所の片付けも終わってゆったりした夕べ。9時を過ぎるころにはまた眠くなってきた。^^;

ネットでバス歌手の Kurt Moll の訃報を知る。