日曜日・小雨 / 最高気温5度
8時起床。今日も朝から小雨が降り続いてときおり止んだかと思うとまた降り始める。日曜日ということでゆっくりと10時頃から朝食を始めた。朝食のあとはクリスマスツリーや飾ってあった「天使のオーケストラ」などを片付ける作業を始める。ひな祭りのあとお雛さまを一つづつ柔らかい紙に包んでそっと箱の中に入れていくという作業と同じ。
日本でも松の内というのは1月7日で終わりを告げるのだが、ドイツも今日1月6日にはどこの家でもクリスマス関係の装飾を取り払うのが常である。宗教も生活慣習も違う世界の反対側で同じようなリズムで時が過ぎていくというのは面白い。昨年まではブリギッテと娘たちがやっていた作業だったが、今年はわれわれ夫婦2人だけなので必然的にわたしも巻き込まれた。「こういう創造性のみじんもない単純作業はわたしには似合わない」と無駄な抵抗をしてみたが案の定ブリギッテには笑って一蹴された。(汗)
それが終わってホッと一息つく暇もなく、今度はわたしの部屋の片付けである。これもまたブリギッテの「わたしが捨てようと思っても日本語で書かれたものは読めないからやっぱりあなたがいなくては駄目。」という理由で手伝わされた。まあ、それは本当なのだから仕方がない。
今日は先日壊れたプリンターを車に積んだり、これまでに溜め込んでしまったコンピューターの CD-ROM とか DVD を思い切って捨てた。なにしろ「漢字トーク」の頃からの CD-ROM が溜まっていたのでかなりの量だった。加えて多かったのが Nationaltheater の過去の年間冊子やプログラム。これは取っておいてももう振り返ることはないだろうと思いスパッと捨てた。
次に本棚の一番上の段においてあった小さなダンボールを開いてみると,そこには古い写真がぎっしり詰まっていた。いちおう眼を通しておこうと思ったのが失敗だった。娘たちの小さい頃の写真が一杯出てきて,ブリギッテと一緒に懐かしがって見ていたらあっと言う間に2時間ほど過ぎてしまった。その中にはすっかり忘れていたような写真もあったりして楽しかったが気がついたら外は真っ暗。お腹も空いてきたので今日はここで打ち止めとした。断舎離(と言うそうだ)はどう頑張ってもあと1週間では終わらないような気がする。
夕食は今日も冷蔵庫の中にあったお正月の残り物を消化する。今日で食べきれなかったものは食あたりが心配なので全て捨てた。夕食のあとは昨日同様にテレビの前。ニュースのあとの番組 “Das Adlon. Eine Familiensaga”(ZDF)が興味深かった。