楽しみにして行った映画に失望

金曜日・晴れ / 最高気温7度

7時起床。今日は春らしい良い天気だった。朝から青空が拡がり気持ちがよい。朝食が終わりブリギッテを送り出してからしばらくメールチェックをする。

そのあと壁塗り作業員が壊したと思われる切り替えスイッチを昨日買ってきた新しいものと取り替えた。シリーズになったスイッチなのだが、取り替えては見たが片方に通電していない。わたしでは分からないので電気屋が来たときに見て貰うことにした。

そのあと暖房器具の塗装。作業員にやって貰ったのだが塗ってしばらく経つと錆びが浮き上がってくるのだ。今日は3回塗り直したがやはり出てくる。どうしたものか、これもわたしの知識では無理。

お昼を過ぎて外は明るい陽の光が溢れている。また寒くなるかもしれないので,テラスのコンクリート枠にこびりついた苔や汚れを高水圧洗浄機で洗い流すことにした。面白いように汚れが落ちる部分とそうでないところがある。けっこう時間が掛かってしまった。

そして気をつけてはいても水しぶきが我が身にかかるのは避けられない。作業のあとはジーンズのズボンとシャツを洗濯機の中に放り込んでわたしはもう一度シャワーを浴び洗髪した。

夕方から独日協会主催の映画「風花」を見る予定にしていた。独日協会主催の日本映画上映シリーズは人気が高くほぼ1時間前に行かないと切符が取れない。しばらく振りに劇場に行く用事を作って4時半頃に家を出た。

久しぶりに Max-Weber-Platz から劇場まで歩いてみる。晴れてはいても風はまだまだ冷たい。来年のプログラム冊子が昨日から発売になったようなのでそれも購入。

いったんガスタイクに立ち寄り入場券を取ってから Rosenheimerplatz 近くのケバブ屋さんでいつものを夕食に食べる。そして19時から始まった映画「風花」には大いに失望。

物語の設定がいい加減でリアリズム感が無い。北海道の冬に雪のある平原であんな服装をしていたら確実に死ぬ。また、俳優たちの台詞が不明瞭でサッパリ聞き取れない (特に浅野忠信)。わたしはすぐに諦めてドイツ語の字幕を追っていた。せっかくオリジナルの日本語を楽しみにしてきたのに。

最後に、どうでも良いようなわけのわからないシーンを長々と回すこの監督 (相米慎二)に最後は怒りさえ覚えた。まったく共感の得られない独りよがりだ。途中で席を立って出た人も数人。