今夜はいただいた切符でプッチーニの三部作を観てきた。今夜も満員御礼。指揮者が Kirill Petrenko だから?
このオペラはゲルゼンキルヒェンでやった記憶がかすかにあったが、舞台を見ていて思いだした。わたしはこのオペラで Liedverkäufer という端役を歌ったのだった。
恋人役の Luigi を歌った Yonghoon Lee の歌唱はお見事。ヨーロッパの過去の名歌手に較べるともうちょっとのプラスアルファが欲しいけれど。
このオペラは初めて。ニューヨークでの初演がプッチーニが期待したような成功でなかったというのが頷ける。玄人受けするオペラなのかもしれない。
これも映像では観た記憶があるが舞台は初めて。今日はテノールの Pavol Breslik が喉の故障で歌えないということで口パクで演技をし Opernstudio のテノールが舞台の袖で歌った。悪くなかった。若いテノールにとっては大きなチャンスだったことは確か。
タイトルロールを歌った Ambrogio Maestri の安定感ある演技と歌唱が光った。Lauretta の歌う有名なアリアは単独で歌われるよりもアップテンポだったけれど客席からは Brava! の声が掛かった。